■そうは問屋がイカんともし難い

　いきなり怒濤のコピーライター稼業フル回転となっちゃったのだった。雑誌広告企画が終わって、さぁ〜小説書くゾォ〜ッと気分転換してたら、今度はポスター仕事が舞い込んじゃったのである。ふんむむ。せっせせっせと経済活動じゃ。面白いのはイイんだけんど、スケジュールはヒッチャカメッチャカの超特急仕事。ふん。そーはイカのリング揚げなのだ。で、いつものようにこうやってお仕事前の日記に着手というアンバイ。だはは。
　ところで昨日ワイフに届いたセガレのメールが面白かった。音楽学校が予想を超えてエラく充実してるらしいし、18歳でL.A.にアパート借り、バカデカいゴールドのリンカーンクーペなんぞ乗り回してるってんだから、当初の予定通り1年きっかりで帰ってくるはずもないと思っていたが、案の定ワイフとセガレの間では「6月いっぱいは」という合意がすでに出来上がっているらしい。で、なんのコトはない。結局プライベートレッスン受けてる教師からススメられた何とかいう機械を購入したいんで「買っていい？」という、またもやおネダリメールではあったのだった。甘々の、いや愛情あふれるワイフは「そーね。3月が誕生日だから、誕生祝いにしてやるか」などと容認の構え。ドテっ腹いや太っ腹なのであった。
　そのメールの細部は忘れたが、やはり当事国アメリカに生活していると日本にいるよりも数段イラクの戦争に関する感度は敏感になっている様子で、「STOP BUSCH!」などと反戦運動やっているアメリカの青年たちにセガレは大いなる共感を抱いているようだ。そういうアメリカの「若い人たちがカッコイイ」との感想。いいゾ。さらに文末には風邪の治りきらないワイフに「ダメだぞ。早く治さなくちゃ」などと、まるで亭主みたいなコトをぬかしやがるのであった。「エラそーに。ふん」と言ってるワイフの横顔にヨロコビが隠しきれないのであ〜る。ひゃは。
　万が一この日記を読むかも知れないので、セガレに一言。今日のアメリカ政府はバカだから必ず対イラク戦争は起こり、その後に深刻なテロの恐怖が蔓延するだろう。今キミがいるアメリカの危険度はさらに増しちゃうはずだ。気をつけようにも術がないが、ともかくモロモロ気をつけよ。
●今日の１句　　一仕事終えて安堵のヒマもなし
●今日のもう１句　　キャッチ一本の向こうに酒瓶が見えるのだ