■風習なんてまっぴらだいッ

　いけね。明日が「月刊メジャー・リーグ」連載原稿の締め切り日だ。およそこの時期世の中の動きは年末進行らしく、ついこないだ12月10日発売号の原稿を書いたばかりだったのに〜。ネタなんざ、まるでない。夜中に古いビデオでもひっくり返して探さなきゃなんない。ひゃ〜〜っ。
　このところまるで仕事上で新しくつきあいが広がるなんてコトもなく、従って名刺も持ち歩かず、そうなると当然相手の名刺を頂くことも滅多になく、ワイフ作成の住所録に追加が生まれることもないワケだし、そもそも住所録使って何をするでもないし、年賀状を出したりする習慣もないワケで、僕にゃ関係のないハナシではあるが、最近若い女性から住所を尋ねられた。自作の詩集を送ってくれたのだった。さらに彼女に住所を教えるハメになった電子メールのやりとり中、「年賀状も送りたいし」などと言われてうろたえた。なにしろこちとら「いらねぇやい」どころか「頂いてもお返事さえしねぇヨ〜ン」などと広言してるクチなのだ。あまりにも普通に行われている年賀状の習慣は、僕にはない。盆暮れの贈答品の習慣によって、つい先日ペリカン野郎に寝込みを襲われ、その日は1日中ボンヤリと過ごしてしまう被害に合ったばかりだ。フン。
　考えてみりゃ初詣もしたコトないし、彼岸の墓参りってのもほぼ経験ナシ。父親や義父の命日に合掌したことさえないんだから、少し後ろめたい気持ちもあるけど、風習・習慣に属さないというぐ〜たら人生は変えられないのだ。
　あ。ところで「いっただきまぁ〜っす」などと言いながら、教室や大勢の食卓囲んで食べる際に、箸を親指と人差し指の間に挟んで合掌するのがまるで日本の自然な作法のようにTV画面で紹介されるたんび、「げ。気持ち悪ぃ〜」っと思っている。もちろん、正式に仏門に帰依しちゃったり、熱心な仏教徒ならナットクできる。そんなコトお構いなしに幼稚園児や小学生なんかもやって、いややらされている。そっちの方が気持ち悪いのだ。印象では西日本に多く見受けられるんだけれど、どうなんだろ？
●今日の１句　　無自覚は無反省の精力剤
●今日のもう１句　　ネタに困り夢は枯野を駆けめぐる(なんちゃって)