■ごくたまぁ〜の感心

　ずっと書こう書こうと思っていてなかなか着手できなかったのが「やぶにらみCM考」で、本日ようやく「家庭教師のトライ」について書き、この日記とともにアップする。これを書かなかったのは、書くのと同時期にCFのオンエアがなくなるはずという僕なりの読みがあったのだが、不思議なことに最初に見かけてから数ヶ月間も同じヴァージョンCFが流れている。ふんむむ。意外だ。
　どうして急に、本日CMについて書く気になったのか、どうやら答えは昨日の朝日新聞朝刊にあって、ホントにおヒサシ節に良質の新聞広告、あるいはコピーライターによる広告コピーらしいフレーズに感心したのが原因だった気がする。
　ヴィジュアルは、ジョン・レノン風サングラスかけ、大口開いて舌を出す若者のアップ写真。舌にはピアスが入っている(個人的には「おえ〜ッ！」だ)。で、その僕の「おえ〜ッ！」な気分を和らげつつ、ちょっぴり皮肉混じりのユーモアで端的に表現しているキャッチフレーズが次のモノ。広告主はシティバンクだ。

　　バカ息子も
　　資産だと思うほうがいい。

　コレ、上手だと思う。珍しくイイ広告だと思ったし、コピーライターの力量を感じた。で、僕もハマってる575世界の切り取り方ってのも、こうした良質の広告コピーには時々感じるんだよナァ〜。ただし、広告表現は、結構ヴィジュアルとの相乗表現だから、上のフレーズだけ単独で見ても、どことなく面白さは半減しちゃうけれどネ。
●今日の１句　　「世界の野球」のメッキが剥げてる
●今日のもう１句　　決め事が自分の首を絞めるのだ