■紆余曲折の日米野球

　今年はアメリカでベイスボール観戦ができたから、格別の思い入れはなかった。ところが、僕には「日米野球」をキッカケにした友人が少なからずいて、そうした友人たちとの2年に1度の交流という意味で、昨日東京ドームでの観戦を果たした。大先輩のH氏のツテを頼って1枚14,000円もしやがるバカ高ティケットを10枚用意。いざ、友人たちへの参加募集を告知してからが大変なコトとなりやがった。理由なんざどうでもイイけれど、当初参加表明していたある人物は急な会社退職で辞退。さらにはイヴェント最大の目的でもあった大遠隔地の人物とは意見の対立で離別。櫛の歯が欠け落ちていくようにポロリポロリと不参加者が現れて、どうにもならない2枚はこれもまたツテを頼って見知らぬ人物の手に渡った。結局、人数合わせのために最終的にはワイフも観戦というコトになって、とにもかくにもオーサワギのここ数週間であった。
　それでも、今回の座席はなかなか良好で、僕の隣の友人は飛んできたファウルボールに手を伸ばし、あわやキャッチの寸前までいった。惜しい！
　それにしても「ベイスボール観戦にはビール」の鉄則は、今回は1杯800円もしやがる東京ドーム価格にアタマに来て回避。その代わり、これもまたドーム内の売店で見つけたバーボンのオンザロックに転向したお陰で、ゲーム終了時にはダブル2杯、シングル1杯を痛飲するありさま。ヒック。こちらはシングル600円、ダブルなら1,000円の特典付きだった。イチローくんの品格にホレボレし、トリイ・ハンターの守備に唸り、ゴジラ松井クンの残念な結果に歯噛みした。ベイスボールはやっぱり美しいゲームだ。この夏ヌーヨークで見るまでまるで無関心だったワイフも、その点で大いに堪能したようだ。
　ゲーム終了後、その内の5人でヒンジュクのジャズバー「サムライ」へ。友人たちは最終電車までつきあってくれたんだけれど、それでもやっぱりまだ飲み足らず、ワイフを口説き落としてショットバーに深夜のおデート決行と相成った。ヒック。
　最後に残った5人で盛り上がった、ゴジラ松井クンの来季の成績当てっこゲームや彼へのエールに関しては、近日中に本HP内の原稿としてアップする所存。
●今日の１句　　バー徘徊はすべて筒抜けのワイフ同伴
●今日のもう１句　　朝まで飲みます原稿遅れます