■中毒というコトバの意外

　僕は毎日酒を飲むし、ほぼチェインスモウカーと言ってもイイほどの喫煙者で、自分を形容するのに案外平気で「アル中」で「ニコチン中毒」だと思っていた。なぜそんなコトを書く気になったかというと、この日記がはるか9月17日以来1日も空かずに書き続けられているコトに突然気づき、さらには「こりゃ日記中毒患者になっちゃったんじゃないだろうか」と自問自答したからだった。3日坊主改め、すでに1カ月半坊主なのだ。
　で、聞き慣れない「日記中毒」と書く前に、そもそもそのコトバが用法として正しいのかを確かめようと、広辞苑で中毒の項を調べてみた。「ヘロイン中毒」「コカイン中毒」などに代表されるように、麻薬の恐ろしさを伝える時のキーワードは「習慣性になって恒常使用しないとおさまらなくなってしまう怖さ」であり、「日記中毒」としたかった僕の誤用にはならない予測があったからだ。
「飲食物または内用・外用の薬物などの毒性によって生体の組織や機能が障害されること。どくあたり」とだけある。
　つまり「習慣性を引き起こす原因」という期待していた点については、まるで触れられていない。さて困った。こちらは「日記中毒患者」と自らを認定したいワケなのだ。なにしろこんな恐ろしい経験は、これまで1度たりとも経験したことはなく、この症状の進行を僕は恐れているのだ。で、1分53秒ほど考えて、はたと気がついた。僕が使いたかった意味での「中毒」とは、ほぼ「慢性中毒」のことであり、それが引き起こすのは「禁断症状」であった。
　このところ、夕刻に日記を書いてアップしないと、何だか気分が悪いという顕著な自覚症状があって、それは「書かねば」という「禁断症状」を生んでいる。やっぱり立派な「日記中毒」なんじゃないか。従って僕は言いたい。「日記はあなたの健康を害する恐れがあります。書き過ぎ・継続し過ぎに注意しましょう」
●今日の１句　　習慣になっても全然進歩しない子作りいや句作り
●今日のもう１句　　あんたがた庇護ごっこどこさ
●今日のもうもう１句　　我が部屋は瓦礫だらけの方墳だ