■ジェイムズ・カーターが鳴り響く

　すんなりと言うこと聞きやがらねぇSansuiアンプAU-D707Xの前面パネルをこっぴどくステッキの先でひっぱたいて電源接触に目覚めさせ、これまた音飛びしやがるDENONのCDプレイヤーDCD-1630Gのご機嫌とりつつ、唯一まともなスピーカーJBL4311Bのヴォリュームをかなりデカくして、本日の午後はジェイムズ・カーターを聴きっぱなしと相成った。
　昨夜の新宿ジャズバー「サムライ」での「独演！俳句ライブ9」で、毎度お馴染みになっちゃった常連客の女性からいきなり、「ミキオさん、アタシのコト、好き？　嫌い？」と尋ねられて大いにドギマギし、アワ吹いて倒れそうになりながらもくんぬぬと踏ん張った挙げ句、ようやく「好きだ」と言ったら、前出ジェイムズ・カーターのCDをプレゼントされたのだった。きゃは。自分世界を自分言語でさすらってる女性で、サムライBBSでの発言もそのまんまなんで、僕ぐらいしかちゃんと相手にされないんじゃないかと心配で、毎度彼女のコメントには何か一言レスをつけている。気分の真っ直ぐなヒトなんで嫌いじゃないんだけど、「好き？」といきなり訊かれることは予想外で、僕は大いに自分を恥じた。だいたい僕は女のヒトは99%好きなのだった。どうして即座に「ホイホイ、大〜〜〜好き！」と言えないかナァ〜。ふんむむ。まだ修行不足じゃ。
　彼女「眠り猫」さんにはプレゼントもらった上に、ついでに昨日買ったキセルの携帯用ケースを作ってチョーダイとお願いしてしまった。ちょいとでも心に留めておいていただける相手には、もっと心に留めておいてチョーダイという理不尽な僕の思い込みがあって、つくづく僕は身勝手なヤツだと思う。
　しばらく出演者一同などと会話していたら、今度は「ワタシはミキオ・ウォッチャーなのよ」という初お目もじの女性が隣席に登場。お話させてもらったらサムライBBSどころかこっちまでご覧いただけているようで、またまた「喜ャ、素敵な女性！」の対象が現れてしまったのだった。
●今日の１句　　小さき人の小さき胸の柔らかさ
●今日のもう１句　　もののけに取り憑かれないと困っちゃうゾ