■8月15日だから、書いておく

　僕は、実は改憲論者だ。第1章のご都合主義全文と第3章第14条のいかがわしさに関する改憲論者で、この国が真の個人の自由と民主主義国家になれないすべての元凶がそこにあると信じて疑わないからだ。ただし、今日の改憲論者が標的にしている第2章第9条のあの有名な条文には、子供の頃から惚れ込んでいる。姑息かつ民族主義的現実主義者どもが机上の空論あるいはアメリカからのお仕着せ条文と言い放つあの条文は、人間の知性と想像力と夢想と情熱がぎっしりつまっている世界に誇ることのできるものだ。
【日本国憲法/第2章第9条：戦争の放棄、軍備及び交戦権の否認】
�@日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
�A前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
　ホントに空想的で、理想主義で、かっこイイなぁ〜。この理想が掲げられるんなら、万が一どこかのアホ国家軍に侵略され、陵辱され、滅ぼされたってイイじゃないか！
　戦後が終わらないうちに、もうすっかり戦前が始まっているんだネ。
※そりゃそーと。昨日練馬区役所から「大切なお知らせです」とだけ書かれたほぼ透けて見えそうな封書が届き、例の11ケタ番号の住民コードだと分かった。すでに「国民健康保険証」と「パスポート」を所有している僕と僕の家族が、身分証明するのにこれ以上国の世話になる必要もないし、別に国に都合のイイ国民になるつもりもないんで、さっさと封入し直して区役所に送り返す所存。基本的人権をナメんなヨ〜。フン！
●今日の１句　　ただ天皇制反対だけだ