■売り込み

　夕方、あいだ２時間あけて同一新聞の勧誘員が玄関のチャイムを鳴らしやがった。年度替わりや引っ越し期にあたるこの時期には毎度お馴染みのメーワク。この１カ月を合計すれば２０回にも及ぶんじゃないだろうか。「旦那さぁ〜ん」と猫なで声ですり寄るヤツ、「Eさぁ〜ん、お届け物にあがりましたぁ〜」という完全詐欺商法のヤツなどが来訪しやがって、かまびすしくも面白い。長嶋さん引退が響いてるんだろか？？
　一方、世界のあちこちからのメール商法も近頃面白く、「あなたのペニスをデッカくします」って余計なお世話メールや、「スザンヌはもう濡れ濡れ」などというポルノ商売、「お前の資産運用は大丈夫か？」などというまるでこちとら関係ないわいのＤＭなど、平均的に毎日数通舞い込んでくるようになった。
　小学校入学前から圧倒的な物量が送られ続けたセガレ宛ての郵便によるＤＭ商法や電話商法が激減したのは、コレ幸い。先日ここで名前を明かしたセガレには、実は２通りのＤＭが送られ続け、その原因が「名簿売買」を生業にしている業者の質の差によるものだと分かっている。タイプミスなのか、読み違えなのか、セガレの名前「掌」の字を間違えた名簿が出回ったらしく、彼に届くＤＭの半数近くが「常」であり、中にはわざわざご丁寧にも「ツネ」とカタカナ表記した上、やがて「コイツは女の子に違いねぇ」とばかり女性用化粧品やら和服の案内まで届くようになっていた。ぎゃははははは。