■齋藤正光サンのこと

　すでに連載原稿を55回も書いている「月刊メジャー・リーグ(うんむむ。メイジャーリーグと言いたいゾ)」のコラム「Baseball English Jam」は、当初は別のイラストレイターによる挿し絵だったんだけれど、長い間グラフィック・デザインの世界でやってきたこちとらの美意識とイラストレイター氏の仕事ぶりがどうにもフィットせず、誌面刷新のタイミングを見計らって、僕イチオシの齋藤正光サンを編集部に熱烈推薦したのだった。で、以来僕の担当誌面は格段に見栄えが良くなって鼻高々なんだけれど、これも前から「齋藤サンのイラストが1色刷り誌面じゃもったいないですネェ〜」などと編集部をそそのかしてきた。
　念願叶って、11月10日発売号の連載第55回分からは、担当誌面がカラーに大出世することと相成った。快哉！　これもひとえに齋藤さんのステキなイラストのチカラに拠るところである。僕の原稿の質はあんまり変わり映えしない。ひゃは。
　齋藤正光サンの画力は、例えば雑誌「フィガロジャポン(11.5発売号)」の星占いページのイラストなどでご覧いただける。これまで僕とも多くの仕事をご一緒していただいた。彼も参加して60有余名のアート作家によるマッチ箱ラベルの展覧会が開催されるのだそうだ。日頃のお礼に、ここで紹介しておこう。もちろん僕も顔を出す予定。

「オリジナル燐寸ラベル＆マッチ箱アート展」
2002・11/29〜12/11
神宮前★オーパ・ギャラリー／ショップ(東京都渋谷区神宮前4-1-23-1F/電話03-5785-2646)

●今日の１句　　滅び行くモノで遊ぶんだね
●今日のもう１句　　出来過ぎちゃった世界に蟻の一穴か