■つまらんコトを楽しむ

　前日だったか、深夜のＴＶで洋画を見た。三文映画。イタリア映画に違いないんだけれど、出演者全員が英語のセリフで通す。これがまたヒドいイタリア語訛りの英語。
　最近はマーケットの拡大を狙って世界各国で上映できるように映画製作されるケースが少なからず。その場合、ほとんどが最初から英語のセリフで作られるようで、イタリア、フランスなんかのかつての名画量産国さえも母国語を見限りだした。ちょっと残念。
　ところが、残念だけれど、コレが面白い。台本からして何か英語を母国語にしていない翻訳調なので、セリフを聞くだけで面白いのだ。「ぎゃ。こなれてないナァ〜」などと、逐一反応しちゃうので、夜中１人で見ている気さえしない。今後、英語によるフランス映画、イタリア映画に注目しちゃおっかナァ〜。