■イラストレイター・デビューか？

　風変わりな原稿依頼をいただいた。ある書籍の「８章立て」の章終わりにそれぞれ短いコラム８本とついでにイラストを描いてみろ、という驚天動地の注文なのだ。
　こちとら長年グラフィックデザインの世界にいたんで、イラストの名人上手に対する尊敬の念は人一倍持っている自負があって、今雑誌連載をご一緒している齋藤正光さんなどという名人は、連載途中から僕のたっての願いで描いていただけるようになった。
　もちろん、このＨＰも、最初は齋藤さんにイラストお願いしたい希望はあったのだけれど、多忙を極めるプロを僕の酔狂につきあわせるのも失礼。しょうがないんで自分自身のヘタクソな自画像中心のイラスト・デビューを果たしたワケなのだった。
　どうやら、その注文主の書籍編集者、「面白ぇから描かせてみよう。ヒヒ」などと半分の冷やかし気分と、経費削減をアテ込んでいるんじゃないだろうか。
「フン。まるで使い物にならねぇ！」ってゴミ箱行きとなるか、それとも新たにイラストレイター・デビューが書籍で果たせるか？　こりゃ僕自身も楽しみじゃ。ひゃは。