■セガレの留学意識

　まず何よりも、「ウラヤマシー」というのが本音である。ほんでもって次に出てくるのが「ダイジョーブかいナ？」という当たり前の親としての感想だ。
　今、お気軽都立高校３年生のセガレのヤロメが渡米＆語学留学のための画策をしていやがる。どうやら本気で行くらしい。
　そもそも彼が生まれた時に命名した「しょう」は「Show」があったからなんで、漢字なんざワープロ検索で何か面白い字はないかいナで探し当てたものだ。つまり、こんな狭いニッポンなんかさっさと出て行きやがれ、という親ゴコロがあった。ところが１７歳になった今日のセガレを見ていると、ちゃんとあっけらかんとしておマヌケな現代ニッポンの標準的な若者になっていた。こんなノー天気な若者を１人でロサンゼルスなんかにやっちゃってイイのかなぁ〜と心配してるのが実状だ。だって、ハナシ聞いてるとほとんど観光地や繁華街情報しか出てこないんだもんネ。オイオイ、いったい何しに行く気なんだぁ〜？