■二者択一

　明日の出発まで、ようやくカウントダウン開始の心境。本日ある友人と電話で話しながら、我ながら飛行機嫌いがどうして出掛ける気になったか不思議だと思った。不意に、「飛行機なんざ、落ちるか着陸するかの2つに1つ」と発言したら、大笑いされた。考えてみると海外への長時間フライトでは訪問先にどうしても会いたい人間がいる、その人物に会えるなら死んでもイイという覚悟ができて初めて出掛ける気になるのが僕のはずだった。別に恐怖感などではない。僕の場合、圧倒的な拘束感への嫌悪が先に立つ。だから、ワイフ連れなのが大いに助かる。2人であれこれオシャベリしながら、酔っ払って時間をつぶそう。とりあえず、気持ちのイイ方に二者択一されたい。
　さて、旅支度はまるで整わない。正確には、まだ始めてもいない。事前にあまりに多くの友人に取材しすぎて、ヌーヨーク・メモの整理さえできない。ワイフはともかく、僕は先日購入したズタブクロ仕様のリュックに収まる程度の軽い荷物1丁持参で、それにTシャツ１枚、木綿シャツ1枚と替えパンツ１枚、ジーンズ1本、O氏に借りたデジカメ関連……って、いけね。こりゃすべてにわたって二者択一作業が必要となるのだった。数日前、ワイフには集めた資料や本の必要ページをひっちゃぶいてカッコ良くも「N.Y.資料特製ファイル」を作っちゃると大宣言したけれど、ひゃ〜〜ッ、間に合いそうにない。そんなコトやってたら、もっと大事なパスポートさえも忘れちゃいそうなのが、僕なのであった。にゃはは。 夜中まで、まだまだ間がある。
　ところで、明24日昼過ぎには拙宅を出発。帰宅は31日の夜になる。モバイルできない僕なので、この日記は24日分を書いたところでほぼ1週間の救済じゃなくって休載。トップページにデカデカと「わしゃ、ただ今ヌーヨーク旅行中！」とかの表示を入れるのが楽しみである。
●今日の１句　　選ばないと終わらないのだ
●今日のもう１句　　瓦礫の欠片が欲しい殺意の所在確認も