■SOS的電話

　夕方、ボケ〜〜〜ッとしてたら、電話。ロスのセガレからだった。滞在ちょうど１週間を過ぎて、近況報告かと思ったら声が暗い。聞いてみたら、寮はまるで刑務所、ロスは想像以上に物価が高い、などの文句タラタラ。学校は僕の予想通り８割方が日本人留学生という「日本人だらけ」状態で多少の落胆はあるようだが、授業内容は分かりやすく面白いとのこと。ふ〜んと、ひと安心。こちとら、学校選定、入学手続きなどというものにまるでクチを出さず、ワイフとセガレとの間でスタコラと進んだハナシだし、詳細についてはまるで知らない。ワイフの不在を嘆きつつ、返事は来週月曜朝までにメールですると通告しておいた。
「寮はまるで刑務所みたいなタコ部屋で、３畳ぐらいの広さに２段ベッドが２台って、ヒドい環境らしいヨ」とワイフに報告したら、「フン。そもそも３畳のスペースにダブルベッドが２台入るワケゃないし、事前にカタログで見て納得してたはずなのヨ」とのこと。推測するところ、ベッド以外のスペースが３畳らしい。くっそ。
　もっとも、こういう針小棒大すなわちオーゲサ表現は僕の得意ワザで、セガレにそれが伝染しちゃっても文句は言えないか。きゃは。