Une gourmandise
folio 3633
Muriel Barbery
ミュリエル・バルベリ
「至福の味」早川書房
folio 3633
Muriel Barbery
ミュリエル・バルベリ
「至福の味」早川書房
【579】Une gourmandise P11 江崎リエ - 06/5/3(水) 18:59 -
まだ本が手に入っていない人もいるかもしれませんが、
ゆっくりしか進まないので読書会を始めます。
本はUne gourmandise (Muriel Barbery) folio 3633
ISBN2-07-042165-1を使っています。
参加自由、本なしでコメントだけでもかまいませんの、自由に
参加してください。読み終わった後に読書会ログを記録しています。
この読書会への発言・コメントは、読書会ログに記録として
残ることを承認のうえでお願いします。
アクサン文字のかわりに以下の記号を使って代用しています
@ = a + accent grave ] = e + accent circonflexe
[ = a + accent circonflexe & = e + trema
\ = c + cedillLe { = e + accent aigu
^ = i + accent circonflexe } = e + accent grave
| = u + u accent grave ` = o + accent circonflexe
~ = u + accent circonflexe
最初はイメージがつかめないので、ゆっくり読んでいこうと
思います。まず、タイトルです。
gourmandise(n.ｆ.)＝食道楽、食いしんぼう、大食
形容詞形、そして人を指すのがグルマンですね
gourmand(e) =食道楽の、食いしんぼうの、食いしんぼう、美食家
P11
la saveur(n.ｆ.)＝味、風味、味わい
Rue de Grenelle, la chambre
舞台はグルネル通りの寝室です
L1 prendre possession de =deを手に入れる、占領する
L2 monarque(n.m.)＝君主、帝王
]tre en monarqueで、君主状態、君主になっている、
という意味でしょう
L3 festin(n.m.)＝饗宴、祝宴
我々は王であり、太陽である
L4 decider de leur avenir =彼ら（王たち）の将来を決める
L5 horizon(n.m.)＝地平線、水平線、（思考や活動の）範囲
dessiner l'horizonで、考えが及ぶ範囲はここまでという線を引く、
という感じでしょう。２つのquiはles rois, les soleilsにかかります。
L6 radieux(se) =光り輝く、喜びに輝く
proche,lointainはl'horizonにかかります
L6 leur espoirs de chefs =彼らの（王たち）の王としての希望
chefをどう取るか迷いましたが、les roisと同義と考えました
L7 consul(n.m.)＝領事、執政官
L7 ar}ne(n.ｆ.)＝闘技場、戦いの場
L7 acclamer =喝采する、歓呼の声で迎える
L10 enivrant(e) =酔わせる
parfum enibrant = 陶然たる香り
L11 {claboussement(n.m.)＝ほとばしり、噴出
L11 adr{naline(n.ｆ.)＝（薬）アドレナリン
L12 irradier =発散する、広がる
L12 d{clencher =始動させる、引き起こす
L14 se plier @ =＠に従う、服従する
L15 sans frein ＝抑制のきかない、抑制なしに
L17 savourer =(飲食物を）賞味する、ゆっくり味わう
L18 susciter =（感情などを）呼び起こす、かき立てる
１文が長いのでちょっと取っつきにくい感じですが、イメージが湧いて
繋がっていくと考えて、頭から映像を描いて読んでいくと、情景が
つかみやすいと思います。
【580】Re:Une gourmandise P11 なな - 06/5/3(水) 20:28 -
>最初はイメージがつかめないので、ゆっくり読んでいこうと
>思います。
はい。ゆっくりお願いいたします。手ごわい！！
>２つのquiはles rois, les soleilsにかかります。
こういう説明が助かります。
>１文が長いのでちょっと取っつきにくい感じですが、イメージが湧いて
>繋がっていくと考えて、頭から映像を描いて読んでいくと、情景が
>つかみやすいと思います。
がんばります！！
よろしくお願いいたします。
それにしても１文が長いですね。
【582】Une gourmandise P12 江崎リエ - 06/5/4(木) 14:20 -
本はUne gourmandise (Muriel Barbery) folio 3633
ISBN2-07-042165-1を使っています。
P12
L1 rupu(e) =repa^treの過去分詞、飽食した、腹一杯食べた
repa^tre de ?＝?で（心などを）楽しませる、養う
L1 mets(n.m.)＝（食事に出る一つ一つの）料理、皿
日常的にはplatと言うという説明があるので、ごちそうとか
素晴らしい料理のニュアンスがあるのでしょう。料理用語に
強くなりそうですね。
repus de l'excellence, de notre groire, du d{sir jamais assouvi
deは３つもとrepusにかかると思います。
食べる喜び、食卓の王であるという栄光に満たされて、しかし、欲望だけは
決して満足せずに
L2 assouvir =（激しい感情を）満足させる、（文）（食欲などを）満たす
L4 d{cider de qc=(何に関して）判断を下す、決定を下す
du d{sir de d{cider de cette excellenceとつながります
獲物を見つけたばかりの猟犬の興奮は、d{sirの形容です
ここではdecider de cette excellenceをどう解釈するかという問題も
あります。獲物の臭いや足跡を見つけた猟犬の比喩からすると、どんな獲物
なんだろう、どこに隠れているのだろう、見つけてやるぞという興奮
が想像できます。それを料理になぞらえると、料理を眺め、匂いを嗅ぎ、
一口食べてうまいと思い、このうまさの秘密はなんだろう、材料や料理法
は、この味をどう表現したらいいんだなど、様々な判断を下すことでしょう。
Ｐ11からの１文の構造がつかみにくいですね。
P11 L9 tel が文頭に来るのが
ピンと来ません。telをロベールで調べたところ
（比喩）?のように、=commeというのがありました。
例文
Elle avan\ait majesteusement, telle une reine.
Il a fil{ tel(telle) une fl}che.
これから類推して
(je prenais possession de la table) tel nous {tions?
私は（P11 L2 でnousになっていますが）tel以下のような状態で
食卓に付いている
という構文で、繰り返しを避けて（）内は省略と
考えてみました。これは、次の授業でフランス語の先生に聞いてみます。
１段落だけですが、ここでアップしておきます。
【588】Re:Une gourmandise P12 なな - 06/5/6(土) 11:17 -
>L9 tel が文頭に来るのがピンと来ません。
確かにこのtelsで目が止まりました。
そのようなもの、上ですでに述べてきたもの。
つまり「私達がテーブルについてご馳走を食べる時の様子は、上の文章で
ず???と書いてきたようなものである」そして、まだそれだけでは十分ではないので、
私達の様子の追加説明が続く、と言う風に読みました。
【589】Une gourmandise P12 江崎リエ - 06/5/7(日) 12:28 -
P12
L5 私は世界で最も有名な、美食に関する批評家である
主人公がどういう人間かわかりましたね。
L6 mineur(e) =小さい、あまり重要でない
L7 se hausser =上がる、高くなる
L9 Brazzaville = ブラザビル
出てきた地名でこれだけ知りませんでした。
コンゴ共和国の首都だそうです。コンゴは元仏領なので、
フランスの子供は皆知っているのかも。モスクワからブラザビル
までというのは、北から南までということでしょう。
L10 d{faire =解く、ほどく
faire et d{faire des reputations
(自分の）名声を作ったり、無くしたり
L11 agape=(n.ｆ.pl)＝(親しい仲間との）会食
L11 somptueux(se) =豪華な、贅沢な
L11 ma^tre d'oeuvre =（知的作業の）指導者
前述のroi,ma6treと同義でしょう
L12 conscinant(e)=意識している、自覚のある
自分が批評家であることに自信を持ち、自分の批評が大きな影響を
与えることを自覚しているということでしょう
L12 impitoyable =冷酷な、厳しい
L12 disperser =散らす
L13 sel(n.m.)＝塩、（比喩的に）ぴりっとした味、辛辣さ
ペンに塩と蜂蜜を散らす というのはなかなかしゃれた表現です
辛口批評と甘口批評の比喩ですね
L14 tribune(n.ｆ.)＝（新聞、テレビ、ラジオの）討論会、座談会
雑誌、テレビ、講演会で大活躍の料理研究家
L14 sans r{pit =絶えず
L15 convier qn @ inf=人に?することを勧める
L15 discourir sur =surについて駄弁を弄する、おしゃべりをする
L17 intermittence (n.ｆ.)＝断続、間欠
intimit{と対になっています。intimit{はよく書いている馴染みの専門誌
週刊誌のほうは、時々書いているというニュアンスでしょう。
L17 chronique(n.ｆ.)＝（新聞、ラジオなどの）報道（解説）記事
講演会で話してくれと言われるのは、馴染みの専門誌に書いたことや
週刊誌の記事として断続的に書いたことだ
L18 pour l'{ternit{ =（永遠とも思われるような）長い時間をかけて
L18 {pinglr =ピンで留める
L19 tableau de chasse(n.m.)＝種類別に並べられた狩の獲物、戦果一覧
toque (n.ｆ.)＝トック帽
ここではシェフの帽子でしょうか。自分の批評の戦果を、貴重な
蝶の標本にたとえています。
L21 effondrement(n.m.)＝崩壊、失墜
L22 incandescent(e) =白熱した、燃えるような
パルテ、サンジェール、マルケは有名レストランの代表なのでしょう。
【600】Une gourmandise P12?14 江崎リエ - 06/5/14(日) 23:12 -
P12
L26 {corce(n.ｆ.)＝樹皮、外見、見かけ
私は68歳。死にかけている、48時間後に死ぬと言っています
P13
L1 daigner =してやる、してくださる
L5 d{cennie(n.ｆ.)＝10年間
L5 boustifaille(n.ｆ.)＝（俗）食べ物、食物
L7 exc}s(n.m.)＝度を過ごすこと、過度
L8 savamment＝物知りらしく、よくわえけを知って
L9 minutieusement =細心に、綿密に
L9 cajoler=甘やかす、かわいがる
L10 sieur(n.m.)＝?氏
L11 acolyte(n.m.)＝子分、手下
L11 se porter ＠=＠に赴く、身を委ねる
L13 insuffisance(n.ｆ.)＝（医）（機能）不全
飽食の限りを尽くしても肝臓と胃は丈夫なのに、
心臓がだめだそうです
L14 reprocher =非難する、咎める
L16 faire defaut = 欠けている、不足する
L17 d{dain(n.m.)＝軽蔑、尊大
L17 dissimul{(e) =隠された、陰険な
L18 couperet(n.m.)＝肉切り包丁、ギロチンの刃
L18 aguiser =研ぐ、とがらす
L22 saveur(n.ｆ.)＝味、風味
L22 trotter =（考えなどが）行き来する
L25 d{tenir =保持する、持っている
P14
L1 se r{v{ler =（隠れていた物が）現れる
美食の批評家になる前に食べたある特別な味があったことを
思い出したのに、それが何だったのかわからずにいます。
【601】Re:Une gourmandise P12?14 なな - 06/5/15(月) 6:24 -
P１２ 最後の行
?
mourir depuis soixante-huit ans?
のdepuisですが。
どうしても英語の意味の感覚で?以来?と思ってしまいましたが
forという間を表す意味もあるんですね。
とうとう仏英を使ってしまいました。
なるべく英語を媒体にしないで、頭の中を日仏の関係にしておきたいのですが、なかなか！！
難しいです。
でもP１３の真ん中あたりからすこし読めるようになって来ました。
【613】Une gourmandise P15?16 江崎リエ - 06/5/20(土) 22:11 -
P15
la loge des concierges =管理人室
Ren{eというのは女性管理人の名前のようですね
L2 ils =riches
L2 boue(n.ｆ.)＝泥
L5 d{ambulation(n.ｆ.)＝散歩、ぶらぶら歩き
L7 toutou(n.m.)＝（幼児語）わんわん
L8 miet(te) =子猫
L8 arroser =水をまく
L8 moucher =鼻をかんでやる
L9 rejeton(n.m.)＝子供、息子
L9 {tennes(n.ｆ.pl.)＝お年玉、年末の心付け
L11 humer =吸い込む
L13 barder de =deで飾られた
L14 rente(n.ｆ.)＝年金
L15 se faire violence pour =いやいやながら?する
L19 @ la sauvette =大急ぎで、こっそりと
P16
L1 tapi{(e) =うずくまった
L1 r{duit(n.m.)＝小部屋
L2 lustre(n.m.)＝シャンデリア
L2 escarpin(n.m.)＝（底の薄い）パンプス型の靴
L2 verni(e) =エナメルの
L3 paradessus(n.m.)＝オーバー
L3 chameau(n.m.)＝らくだ
L4 incarnation(n.ｆ.)＝化身
L6 repoussoir(n.m.)＝引き立て役
L7 exalter =高める、強める
L7 munificence(n.ｆ.)＝（文）気前のよさ、鷹揚さ
L7 faire-valeur(n.m.)＝引き立て役
L8 rehausser =一段と高める
L13 reclue＝隠者、世捨て人
L13 mals{ant(e) =不作法な
L15 Maitre =主人公の食の批評家のことのようです
【614】Re:Une gourmandise P15?16 なな - 06/5/21(日) 6:37 -
>P16
>L1 r{duit(n.m.)＝小部屋
小部屋という意味もあるんですね。
割引料金の時に使う、とは知っていたのですが?。
>L15 Maitre =主人公の食の批評家のことのようです
なるほど！！
ここでやっとこのページがくっきりしました。
有難うございました。
【626】Une gourmandise P17?18 なな - 06/6/12(月) 22:18 -
P17
L3 extase = うっとりすること
L4 gastronomique=おいしくてたっぷりの
L10 rago~t=シチュー
L4 l'identit{ ?の文章は、ne laisse pas に続きますか？
もしそうだったら ma grand-m{re はどこにつながりますか？
P18
L1 verve=生彩
L2 se p[mer=（心地よくて）気が遠くなる
L3 blanquette=ホワイトソースで煮込んだ肉料理
L5 carnivore=肉の大好きな
L6 effluve=におい、香り
L5 の vous
L7 の vous は上にあげた数々の料理のことでしょうか？
Ｌ７まで。
子供の時に食べておいしかったものをたくさん覚えているが、今
捜し求めているものはそういうご馳走ではない。
【628】Re:Une gourmandise P17?18 江崎リエ - 06/6/13(火) 0:57 -
ななさん
間があいてごめんね。調べる単語が多いのと、最初は文体の調子がつかめなくて
足踏みしてました。
L4 l'identit{ ?の文章は、ne laisse pas に続くと思います。
ma premi}re cuisini}re = ma grande-m}reですね
vousは数々の料理のことだと思います。
【629】Une gourmandise P17 江崎リエ - 06/6/13(火) 1:05 -
P17
L3 pr{cision(n.ｆ.)＝正確さ、明確さ
L5 pr{dilection(n.ｆ.)＝偏愛、ひいき
de pr{dilection =お気に入りの
L6 subsister =残る
はじめて美味しいと思った料理が何か正確には言えないが、
祖母の料理であることに間違いはない、というような内容ですね。
L7 f{stivit{(n.ｆ.)＝お祭り騒ぎ
L9 saucer =ソースをぬぐい取る
L10 rago~t(n.m.)＝煮込み、シチュー
L11 parvenir @ = やっと?できる
L12 d{guster =美味しく食べる
L12 avidement =がつがつと
L12 oxymore
L14 patate (n.ｆ.)＝（話）じゃがいも
L14 Lgorg{(e) de =?でいっぱいの
L15 d[lectable =美味な
L16 affleurer = ちらっと見える
L18 tubercule(n.m.)＝塊茎（じゃがいもなど）
L18 coq au vin(n.m.)＝若鶏のワイン煮込み
私の胸にちらっと浮かぶ、あの思い出せない味の感覚（sensation)
あれは祖母の料理かと言うと、そうではない。
【640】Une gourmandise P18 江崎リエ - 06/6/14(水) 23:49 -
P18
L1 verve(n.ｆ.)＝活気、能弁
L2 mirifique =（ふざけて）夢のような
L2 se p[ner =すばらしくてぼうっとなる
L3 {tourdissant(e) =すばらしい、驚くべき
L3 blanquette(n.ｆ.)＝（料理）ブランケット、鳥・子牛・豚などの
肉と野菜をホワイトソースで煮込んだシチュー
L3 ahurissant(e) =驚くべき
L5 carnivore =肉食の
L5 ch{rir =深く愛する、大事にする、いとおしむ
L6 effluve(n.ｆ.)＝（多くはpl)ものの発散する匂い
L10 contr{e(n.ｆ.)＝国、地方
L10 culinaire = 料理の
L11 se superposer =重なり合う
L11 d{lice(n.m.)＝悦楽
L12 procurer =もたらす
L13 {clectisme(n.m.)＝幅広い趣味、折衷主義
L13 saveur(n.ｆ.)＝味、風味
L14 d{pouill{(e) =飾り気のない
L16 b{nir =祝福する
L16 velout{(n.m.)＝ビロードのような柔らかさ
L16 enivrer =酔わせる
L18 d{cortiquer =細かく分析する
L19 brio = 見事に
L21 daube(n.ｆ.)＝蒸し煮
これは温かいシチュー料理を刺すのでしょう
L21 {pure(n.ｆ.)＝仕上がり図
l'{pure cristalline du coquillage
こちらは生牡蛎の料理ですね
この二つが美味しい物の両極端だそうです
L23 esth}te =耽美主義者、耽美主義の
おいしいものをいち早く口にしてきたが、心に届くのは
遅かった。
おいしいものに慣れすぎて、なかなかその事に心を動かされなく
なっていた、ということでしょうか。
PaulとAnnaが出て来ましたね。家族でしょうか。
【641】Une gourmandise P19 なな - 06/6/18(日) 15:56 -
L1 comme @ l'accoutum{e＝いつものように
L2 cambrure＝（人体の）反り、弓形
Fanjol＝彫刻家 （http://www.french-art.com/asp/GetInfoAut.asp?txtNom=FANJOL）
L10 confidence＝打ち明け話
d{sarroi＝狼狽
L12 sanglot＝すすり泣き
supporter＝耐える
L13 la voir＝アンナを見ること（に耐えられない）
L16-17 {tats d']me＝精神状態
L18 remords＝悔恨の情
bien＝財産
L19 [me＝心
]tre＝存在
L22 les r{duire
L23 les composent この二つの文章の les が良くわからないのですが?。
les oeuvres d'art か、それとも、 美しいものを愛してきた私の人生のことでしょうか？
【645】Re:Une gourmandise P19 江崎リエ - 06/6/19(月) 0:48 -
ななさん
L23 les composent この二つの文章の les が良くわからないのですが?。
直前の物を受けるので、les oeuvres d'art だと思います。
私も１Ｐだけアップしますね。
【646】Une gourmandise P19 江崎リエ - 06/6/19(月) 0:50 -
P19
L1 accoutum{(e)=いつもの、例の
comme @ l'accoutum{e =例によって
L2 cambrure(n.ｆ.)＝反り
L10 d{sarroi(n.m.)＝心の動揺、混乱
８行目で初めて、アンナが奥さんだということがわかりました。
ポールは甥です。
les beaux objetsを愛したように、妻を愛している
objet と一緒なの？とつっこみたくなります。
所有者として生き、所有者として死のうとしている
L17 sentimentalit{(n.ｆ.)＝感傷癖
L18 accumuler =蓄積する、ためる
accumuler des biens =財産をためる
L19 conqu{rir =征服する、支配する
L19 aqu{rir =手に入れる、取得する
L20 un tableau de prix =高価な絵画
高価な絵を手に入れるように、人の心や存在を支配して
きたことを後悔はしていない
L22 r{duire qc @ ?=何を?に帰する
r{duire の前のles=les oeuvres d'art
L22 mineral(ale）=鉱物の、無機質の
＠ une simple vie minerale
aux elements sans vie
このふたつは内容の繰り返しでしょう。絵画にも魂がある
と言っていますから、その魂を無機質な物にはできない
ということでしょう。それで、妻をles beaux objets
（その中で一番美しいもの）と言うことに恥を感じない
わけですね
L26 {gayer =陽気にする、楽しくさせる、飾る、彩る
L26 ciseler =彫る、刻む
【664】Re:Une gourmandise P20?21 江崎リエ - 06/6/20(火) 21:53 -
P20
L1 imminet(e) =切迫した
L2 se profiler =（比喩的に）浮かび上がる、現れる
アンナの苦痛を「意志の疎通の無さは結婚当初から続いているが、
それが決定的になることに苦しんでいる」と言っています。
奥さんにとっては悲しい結婚生活だったようです
L9 curer =泥をさらえる、垢を取る
L13 d{sagrement(n.m.)＝不愉快なこと
L15 limbes((n.m.pl) =混沌とした状態
L17 se r{sister =抵抗する
L18 se d{rober @ =@を逃れる
今は、思い出せないあの「味」の事以外、大事なものはない
奥さんの苦しみに対しては何の思いやりもないようです
P21
ローラ、新しい登場人物です
L3 d{charn{(e) =荒涼とした
ギリシャのティノス島でのバカンスの思い出を語ります
L4 foul{e(n.ｆ.)＝歩幅
L8 bondir =跳ぶ、跳ねる
L10 vill{giature(n.ｆ.)＝保養地
L13 environs(n.m.pl)＝付近、周辺
L13 regorger de =deで溢れる
L14 fam{lique =ひもじそうな
L14 dodelina t(e)=軽く揺する
L15 d[marche(n.ｆ.)＝足取り、歩きぶり
L15 fendre le coeur @ qn =人の胸を張り裂けさせる
L19 s'enhardir = 思い切って?する
L19 sans vergogne =厚かましくも
L20 tr[ner =良い席を占める
【667】Une gourmandise P22?23 江崎リエ - 06/6/23(金) 0:07 -
P22
L1 victuailles((n.ｆ.pl)＝食糧
L2 s ' amadouer ＝機嫌を直す
L5 butin(n.m.)＝戦利品
Lbabine(n.ｆ.pl)＝(食いしん坊の）唇
L5 feuler=(猫が）うなる
L10 mine(n.ｆ.)＝表情
L10 m{prisant(e) =蔑んだような
Lauraは娘ですね。ママはパパの愛情の無さに気づいていない
と言っています
L12 en partance=出発間際の
L12 bombance(n.ｆ.)＝宴会
L13 antipodes(n.ｆ.pl)＝遠隔地
父親はバカンスを家族で過ごさず、あちこちの宴会に出て
いるようです（美食評論家の仕事ですね）
L15 prunelle(n.ｆ.)＝瞳、眼差し
L15 @ moins que ce (ne)+ subj = あるいは?かもしれない
L16 r{pulsion(n.ｆ.)＝嫌悪
ローラは父に愛されていないことを感じているようです
L20 glas(n.m.)＝弔鐘
L21 supplicier =酷く苦しめる
L21 apeur{(e) =おびえた
L26 rapace(n.m.)＝猛禽
父がくつろいでいるのを見たことがない、とローラは言っています
L27 pr{texte ＠ ＝＠の口実、きっかけ
L28 aum`ne(n.ｆ.)＝好意、情け
L29 martyre(n.m.)＝大きな苦痛
P23
L1 a-coup(n.ｆ.)＝変調
L1 saccad{(e) =ぎくしゃくした
L2 empire(n.m.)＝帝国、支配力
ここでは大文字のEmpireです。父親が帝王の国ということでしょうか。
話題は昼に何を食べるか、のようです。
L3 se derouler =展開される
L4 courber l'{chine =人にへつらう、服従する
そして父はまたいなくなる、別のレストランへ、別の女性の所へ、別のバカンスへ。
家族を大切にしなかったようですが、本人は楽しい生活を送っていたようですね
L13 coleopt}res(n.m.pl)＝鞘翅類
ここでは蠅の置き換えですね。難しい単語のような気がしますが、前の本でも
蜂の置き換えに使われていました。意外に一般的な語なのかもしれません。
P２３半分までです。
【678】Une gourmandise P23?24 江崎リエ - 06/6/25(日) 17:20 -
P23
夜に父と外出した思い出が語られます。
しかし、ここまで「父」という言葉は一度も出てきません。
全部ilです。
L16 {choppes(n.ｆ.pl)＝屋台店
L19 s'effondrer =崩壊する
L20 terroris{(e) =恐れおののいた
子供が複数なので、兄弟がいるようですね
父親はとても怖い、緊張を強いる存在のようです
L25 d{lire =熱狂する
L27 r{signer @ =@をあきらめて受け入れる
P24
L5 boui-boui(n.m.)＝安食堂
L6 tarauder =心をさいなむ
L7 convulsivement=身をひきつらせて
L6 point de c`t{ (n.m.)＝脇腹のさしこみ
L7 convulsivement=身をひきつらせて
ジャンが涙目で父と一緒に戻ってきました。
弟でしょうか。これまでも人の名前が唐突に出てきて
あとから、関係を説明する語が出てきます。
L12 gargote(n.ｆ.)＝安食堂
L13 ind{ci =決心がつかない
3人は安食堂に入ります
L19 loukoumade =？
loukoum(n.m.)＝ターキッシュデライト（コーンスターチ、果汁などで
固めたアラブ風ゼリー菓子
こちらは揚げたドーナッツのような菓子のようです
L21 {piderme(n.m.)＝表皮
L22 croustiller =（菓子などが）かりかり音を立てる
L23 cotonneux(se) =綿のような、ふわふわした
L23 enduire =塗る
L27 d{cortiguer =細かく分析する
L27 sensation(n.m.)＝気持ち、感覚、印象
L29 enrober de =de で包む、（柔らかい言葉で）和らげる
L29 distendre =ゆるめる
L29 dilater =ふくらませる
私は彼と同じように考え、彼と同じように、一連の心の動きを分析する
Ｐ30、31 les＝des sensation
【679】Une gourmandise P25?26 江崎リエ - 06/6/25(日) 20:34 -
P25
L2 p[ture(n.ｆ.)＝（精神の）糧
L2 prestidigitateur(trice) =手品師、奇術師
手品師の言葉＝「彼も私たちと同じように（同じ物を）
食べるのだから」
L5 beignet(n.m.)＝衣揚げ
L8 d{glutir=のみこむ
L8 diff{rer (de)=deと違う、異なる
L9 statifi{(e) =身動きできなくなった
L10 consid{rer =じっと見つめる、注視する
ジャンは菓子が喉に通らず、私は一口食べたところで、自分たちを見つめる
父に気づいて動けなくなります
L11 une voix rocailleuse =しわがれた声で
L13 haleter =あえぐ、（話を聞いて）どきどきする
L15 se faire une douce violence =(内心とは裏腹に）表面はしぶしぶする
ここではdouceがないので、もうすこし反抗心が強そうです
L16 ch{tif(ve) = ひ弱な
L21 in{dit(e) =前代未聞の
L22 inconcevable =不可解な
なぜ、その菓子が好きなのか？ そう質問されたときに生まれて初めて、
私は父に何かを期待されているのを感じます。
L25 courber les {paules =前屈みになる
質問の答は、父を失望させるものでした
P26
L1 aridit{(n.ｆ.)＝不毛
L3 au ralenti =スローモーションで
L6 an{antissement(n.m.)＝消滅
うまく答えれば父に愛されたかも知れない瞬間、質問、答え、父の落胆、
父を再び失った瞬間がよみがえります
L7 s'embrasser=火がつく
L8 r{int}grer =(元の場所に）戻る
L9 derechef = (文語）再び、もう一度
L9 cachot(n.m.)＝独房、監獄
ローラは父を訪ねてきて、アパルトマンの階段のところにいるようです
L11 ressasser =(いつまでも）反芻する
L13 capituler =降伏する
L15 assidu(e) =勤勉な、熱心な
毎日少しずつ、憎しみや恐怖を克服し、自分自身であろうとすることに
熱心だった私。それが、ローラ、彼の娘だ。
L19 faire son deuil de qc =（何を）諦める
失った父のことは諦めている→父は（最初から）いなかったのだと諦めている
今日はななさんとミニオフでした。読書会をとても楽しんでくれているよう
なので、うれしくなって、サッカーの試合前にちょっと読み進めました。
【687】Re:Une gourmandise P27?28 江崎リエ - 06/6/26(月) 23:51 -
P27
また、本人の思い出に戻ります
L1 cohue(n.ｆ.)＝雑踏
L3 harassant(e)=くたくたにする
L5 poisseux(se)=汚れた
L6 hasardeux(se)=危険を伴う
L7 h[tif(ve)=急いでした
L7 restauration(n.m.)＝修復、復元
L8 sommaire= おおざっぱな
L8 voiture(n.ｆ.)＝輸送（手段）、ここでは車ではなく船のことの
ようですね
L9 encombr{(e) =一杯の
L12 pressentir=感じる、予感する
L13 {blouissement(n.m.)＝驚嘆
私はモロッコの港タンジールにやってきました。
L17 charni{re(n.ｆ.)＝要
L20 d{troit(n.m.)＝海峡
L21 portuaire =港の
P28
L1 b{ance(n.ｆ.)＝大きく開いた口
L3 autosuffisant(e) =自己充足の
L3 enclaver =取り囲む
L4 happer =不意に捉える
L5 p{riple(n.m.)＝大航海、長旅
私の目的地はラバト、母の生まれた町です。でもタンジールまで
来ると、目的地に到着したという気分になります。
L10 garer =駐車させる
L11 escarp{e(n.ｆ.)＝急傾斜
L12 m{dina(n.ｆ.)＝ディナ（北アフリカ、とくにモロッコのヨーロッパ人街
に対するイスラム教徒居住地区）
L13 succulence(n.ｆ.)＝（文語）美味
ホテルでシャワーを浴びた後は、予めあるとわかっている、いつもの美食の舞台
（メディナのレストラン街のようですね）に出かける
L13 en farandole = 列をなして
L15 brochette(n.ｆ.)＝串焼き
L16 <
毎年夏は母の故郷で過ごしていたそうですから、ここは毎年寄る「私たちの行き
つけの店」ということでしょう
L17 vampiriser =勢力下に置く
L18 rond-point(n.m.)＝円形広場
L20 immuablement =変わることなく
L21 bon vouloir(n.m.)＝やる気、熱意
L22 ventilateur(n.m.)＝扇風機
L23 consciencieux(se) =良心的な
良心的な扇風機というのも、日本語にするとおもしろいですね。
あんまり涼しくはないが、一生懸命に動いている、という感じでしょう。
L24 vent{(e) =風が吹く
L25 empress{(e) =親切な
L26 Formica(n.m.)＝（商標）フォーマイカ（耐熱性合成樹脂）
アラブの串焼き料理、おいしそうですね
【689】Re:Une gourmandise P27?28 なな - 06/6/27(火) 10:45 -
>P28
>L17 vampiriser =勢力下に置く
この単語、辞書で見つかりませんでした。
>L22 ventilateur(n.m.)＝扇風機
pitoyable mais consciencieux
これ、とってもよくわかります（笑）
【691】Une gourmandise P29 江崎リエ - 06/6/27(火) 23:35 -
P29
思い出の肉料理は、探し求めている味ではないだろう
L5 se m{morer =はっきり思い出す
L6 mechouia =？
アラブ風のサラダのようです
ミントの葉とガゼルの角（の入った）お茶というのも
エキゾチックですね
L7 caverne(n.ｆ.)＝洞窟
私はアリババ、この店は財宝が一杯の洞窟だ、と言っています
L9 chatoyant(e) =玉虫色に光る、きらめく
L10 exquis(e) =快い
L11 confiner @ =@に隣接する
L11 boulette(n.ｆ.)＝肉団子
L11 viande hach{e (n.ｆ.)＝挽肉
L12 fermet{(n.ｆ.)＝（腕前の）確かさ
L15 carnassier(n.m.)＝肉食獣
ここでは、プロ（筋金入り）の肉好きの私の口、という
ことでしょう
L16 {pic{(e) =ぴりっとした
L16 juteux(se) =汁気の多い
L17 masticatoire =咀嚼の
この肉団子の描写はほんとうにおいしそう。クセのある文体に
慣れるのに時間がかかりますが、この２、３行を味わうと、
Prix du Meilleur Livre de Litt{rature gourmande 2000
を取っているのが納得できます。
L18 poivre(n.m.)＝ピーマン
L18 onctueux(se) =なめらかな
L18 papille(n.ｆ.)＝味蕾
L18 subjuguer =魅了する、とりこにする
L19 rigueur(n.ｆ.)＝厳格さ
L19 viril(e)= 男性的な
料理の合間には、炭酸入りのミネラルウォーターを
飲んでいます。フランスにはないけれど、スペインには
同じような水があるそうです。飲んでみたいですね
L25 insolent(e) =無礼な、途方もない
L25 revigorant(e) =元気を回復させる
L25 fadeur(n.ｆ.)＝味の無さ、まずさ
sans fadeurというのも微妙な表現ですね。凡庸ではない
ということでしょうか
L26 p{tillance(n.ｆ.)＝ぱちぱちはねること
だからといって、炭酸が強いわけでもない
L27 assoummer =圧倒する、うんざりする
食べ過ぎるほど食べて、私たちは皿を前に押しやり、
椅子の背に体を預けてくつろぎます。そこに、食後のお茶が
運ばれてきます。
【697】Une gourmandise P30 江崎リエ - 06/6/29(木) 23:57 -
P29
L30 un dossier enexistant =存在しない背もたれ
椅子には背もたれが無かったのですね。見落としました。
P30
ガゼルの角の皿がテーブルの上に置かれます。
これはどういう形のものが置かれるのでしょうね。前に父が
中国から「水牛の角」をお土産に持って帰ってきたことが
あります。これは、漢方薬で、角の薄切り、雲母のような薄片で
炒め物に混ぜると体にいいと言われました。そういう薄片、または
粉末で、お茶に入れるのかもしれません。または、本当に角の形の
ままで、これからデザートという印の飾りなのかもしれませんね
L 5 appr{ciable =感知できる
L7 orgie(n.ｆ.)＝大饗宴
L7 combler =埋める、補う
L8 napper =テーブルクロスをかける
L9 vienveillance(n.ｆ.)＝（目下の者に対する）好意、親切
L12 inou^(e) =並はずれた
L13 quitntessence(n.ｆ.)＝神髄
L13 [pret{(n.ｆ.)＝ざらざら
L15 superf{tatoire =(文語）余計な
L16 pr{dateur(trice) =捕食者、狩猟採取民
L18 jubilation(n.ｆ.)＝歓喜
L21 affres(n.ｆ.)＝（文語）恐怖、苦悩
L23 piste(n.ｆ.)＝手掛かり
L23 r{demption(n.ｆ.)＝魂の救済
L28 d{livrance(n.ｆ.)＝解放
【738】Re:Une gourmandise P31?32 リエ - 06/7/8(土) 9:28
P31
今度はジョルジュの登場です
L3 fauve(n.m.)＝野獣
L３prendre possession de +qc =?を手に入れる
L4 mahest{(n.f.)＝威厳
L4 l{onin(e) = ライオンのような
L8 deviser =（文）談笑する
L9 tani}re(n.f.)＝隠れ家
L10 s'acheminer ＝?へ向かう
L14 en catimini =（話）（多くは悪い意味で）ひそかに、こっそりと
L15 @ sa voix =声で
L18 jacasser =ぺちゃくちゃしゃべる
L20 confr}re =(n.m.)＝同業者
ジョルジュは若い料理評論家のようです。死にかけている料理批評家と初めて会った夜の回想です。
P32
L2 radiographier =レントゲン撮影をする
L3 m{diocrit{(n.f.)＝凡庸さ、つまらなさ
L6 masterclass =(n.f.)＝巨匠たち
L7 endosser -=身につける
L7 convenir @ =@に招く
L9 pontife(n.m.)＝(カトリックの)高位聖職者、ボス、大御所
ここでは、料理批評の権威である主人公は法王になぞらえて
語られています
L10 reconventir ＝転換する
L10 pr{diction(n.f.)＝説教
L11 charire(n.f.)＝説教壇
L12 sectateur(trice)=信徒
ここでは、彼の取り巻きの批評家たちを指します
L12 {poustoufl{(e) =（話）びっくりさせる
L14 pompe(n.f.)＝盛大さ
En grande pompe =盛大に
L15 san partage=独占的な
L17 @ son gr} =好みのままに
昼食会のルールは簡単です。料理を食べ、それについて好きなように
論評する。それを聞いた主人公が判決を下す。
L20 Parrain(n.m.)＝鮮麗に立ち会う代父、（マフィアの）ゴッドファーザー
L21 provincial(ale)=地方の人
L22 {perdu(e) =取り乱した
L23 cordonnier()re) =靴の修理屋
L26 temple(n.m.)＝神殿
temple de l'edition ここでは、出版社の壮麗な建物、または
著者にとっては神殿のように感じられる出版社ということでしょう
L27 C}ne-l@ (n.f.)＝（大文字で）最後の晩餐
L29 imposteur(n.m.)＝兆し
L29 Olympe(n.m.)＝オリンポス山
ギリシャの神々が住むと考えられた山です。この昼食会は最後の晩餐、
オリンポスの神々の祝宴に例えられています
L30 fadeur(n.f.)＝つまらなさ
L30 mesquin(e) =凡庸な
【739】Une gourmandise P33 江崎リエ - 06/7/8(土) 11:59 -
P33
L1 se r{v{ler =?であることがわかる
L1 au grand jour =白日の下に
L2 soliciter ＝頼む
若い批評家は緊張し、食事の間中、何も話しませんでした
L3 fouet(n.m.)＝鞭
これは言葉の鞭ですね
L4 d{cret(n.m.)＝命令
L4 troupeau(n.m.)＝群れ、（批評家）仲間
L5 enterpeller =（不意に）呼びかける
L6 gloser ＝注を加える
L6 sans succ}s =（成功の）華々しさのない
料理評論家をうならせるような派手な料理ではなく、
ふつうのオレンジソルベがデザートに出ました。
これについて若い批評家は意見を述べなくてはなりません。
L8 crit}re(n.m.)＝判断の基準、根拠
L8 subjectif(ve) =主観的な
L9 aune(n.f.)＝オーヌ（昔の長さの単位、約1,2m）
ここでは常識の単位（基準）という意味のようです
L10 magistral（ale）＝見事な、卓越した
常識はすばらしい魔法の力を持つように見えるが、
天才という壁の足下に崩れ落ちる
L13 d{gustation(n.f.)＝試飲、試食
テーブルを囲む批評家たちは、味見よりも味について語る事に
忙しそうです
L14 maestria(n.f.)＝見事な腕前
L15 virtuosit{(n.f.)＝名人芸
L15 tirade(n.f.)＝長広舌
L17 syntaxe(n.f.)＝統辞論、文構成法
L18 fulguration(n.f.)＝閃光、（考えの）ひらめき
L22 in{gal(ale) =平坦でない、凹凸のある
L23 grumeleux(se)=ざらざらした
これはソルベのさくっとした表面の形容です
L24 se liqu{fier ＝液化する
批評家たちがちゃんと食べもせずにソルベについて言葉を尽くして
批評しているうちに、ソルベは溶けていきます
L25 r{probation(n.f.)＝非難
Saはune boule de sorbetですね
L25 agr{e=受け入れる、同意する
L27 d{dain(n.m.)＝軽蔑
L27ferrer =鉄具をつける
その様子にいらだった主人公は若い批評家に目を留めます
L29 se racler la gorge =咳払いをする
【740】Re:Une gourmandise P33 なな - 06/7/9(日) 9:53 -
ちょっとドキドキしてきましたね。
【743】Une gourmandise P34?35 江崎リエ - 06/7/9(日) 18:53 -
P34
L2 phras{ (n.m.)＝分節法
L3 parterre(n.m.)＝（劇場の）１階後部座席（の客）
若い批評家は主人公を、不滅の筆力と燃える
ような瞳を持つ、生命力あふれる天才、と言っています。
料理批評界のボスというだけでなく、そうなるだけの魅力を持った
人物のようですね。
L8 agacement(n.m.)＝いら立ち
L9 s'humecter =自分の?を濡らす
L13 infatu{(e) =うぬぼれた
L14 amorce(n.f.)＝はじまり
L14 railleur(se)=ひやかしの
L16 meurtrier()re)=危険な
向かいに座った若い男の顔に、ひやかしの笑いの片鱗が浮かびます。
「こんにちは、さようなら、一度は招かれたが二度目はないね、あばよ」
と言いたげな
しかし、ボスの批評家の微笑みはやさしげでした。オオカミが仲間のオオカミ
に送る微笑です
L22 meute(n.f.)＝一味
L22 d{tendu(e) =緊張のとけた、くつろいだ
L26 voil{(e) =ゆがんだ
L28 s'ex{cuter =（命じられた事を）実行する
P35
L1 trancher =決着をつける
L1 bravoure(n.f.)＝勇気
L2 virtuose =名手の
若い批評家は、自分の才能を示すためにどんな表現をしたら
いいか、言葉を探します
L9 @ ma rescousse =救援に
ボスの批評家は自分の祖母について語り始めます。P17で語られた
祖母ですね
祖母の料理は私には魔法だった
L14 fumet(n.m.)＝（焼き肉、酒などの）よい香り
祖母の料理の匂いをかくと、食べたくてたまらない（fou de desir）
気持ちになった
L18 hypnotiser =心を奪う
L18 s'amparer de = deを奪う、占領する
L19 circonvenir =丸め込む、籠絡する
食べたいという気持ちに心を奪われ、体の隅々までが
その気持ちに支配される
L20 de telle sorte que +ind.=(結果)それで、従って
L20 d{ment(e)=精神錯乱者
L20 poss{d{(e) =（悪魔に）取り憑かれた人
ここでは、どうしても食べたいという気持ちに取り憑かれた
人ですね
L21 miette(n.f.)＝ごくわずかなもの
L22 un nuage de = ほんの少しの
L22 se concocter =念入りに作られる
L23 subjuguer =魅了する、（の心を）征服する
鼻孔を虜にする悪魔的な匂いをかげば、ほんの一口のために
何でもしようと思う（pr）t @ tout）
L24 d{border = deであふれる、いっぱいである
L25 ravageux(se) ＝辛辣な
L26 nimber de =deの輝きで包む
祖母は元気いっぱいの人で、祖母の生命力が料理に輝きを与えていました
【746】Une gourmandise P36?37 江崎リエ - 06/7/12(水) 0:10 -
P36
L2 temple(n.m.)＝（プロテスタントの）教会
L3 nerf(n.m.)＝活力
L3 intuition(n.f.)＝直感
L4 argumentation(n.f.)＝論証
L5 s'en faut =それどころか
L5 radieux(se)＝喜びに輝く
L5 incarner = 具現する
若い批評家の祖母は、爪の先までプロテスタント、禁欲的で従順な品位を具現化したような人でした
L9 minutie = (n.f.)＝最新、綿密
L10 soupi}re(n.f.)＝スープ鉢
L12 convive=会食者
L13 mets(n.m.)＝（一つ一つの）料理
L14 all{gresse(n.f.)＝歓喜
L16 sensualit(n.f.)＝官能
L16 m{dional(e) ＝南仏の
L18 d{bournnaire =温厚な、お人好しの
L18 savoureux(se) =(飲食物が)風味ある
ボスの批評家は、祖母の料理のおいしさは、彼女の南仏生まれの陽気な
性格、教養がないぶん料理に専心しているからだと考えていました
L28 aust{rite(n.f.)＝峻厳、自分への厳しさ
L30 accomplir une t[che =自分の仕事を成し遂げる
若い批評家は、おいしさは性格や生命力から生まれるのではなく、料理に対する
愛情や自分の仕事をきちんと成し遂げるというこだわりから生まれる、と言います。
P37
L2 subalterne =下位の
L2 bassement ＝下品に
L2 utlitaire ＝実利的な
L7 il s'agir de ?＝?が問題だ
L7 mainmise(n.f.)＝征服
L9 venger =仕返しをする
L11 prouesse(n.f.)＝手柄
女性は女性というだけで差別を浮けているが、男の心と体に
大きな影響を与える事ができる。そして、その影響力は男の目には大きく
見える
L13 conf{rer =与える
L15 intrigue(n.f.)＝陰謀
L19 papille(n.f.)＝味蕾
女は味覚によって男をつないでおく
L24 discerner =見分ける、見抜く
L25 parade(n.f.)＝パレード、見せびらかし、誇示
ボスの批評家はきちんと人の話を聞き、自分を誇示するための話と
本当の会話の見分けのつく人間だった
【749】Une gourmandise P38 江崎リエ - 06/7/13(木) 23:28 -
調べる単語が多いのでなかなか進みませんが、でももう４分の１くらいまで来てます。
だんだん読みなれてきましたので、少しづつでも先に行きましょう。
P38
L1 d{composition(n.f.)＝（顔が）ひきつること、ゆがむこと
L2 prompt(e) =すばやい
L25 parade(n.f.)＝パレード、見せびらかし、誇示
ボスの批評家はきちんと人の話を聞き、自分を誇示するための話と
本当の会話の見分けのつく人間だった
L3 pourfendre =一刀両断にする
L3 raillerie(n.f.)＝冷やかし、あざけり
L4 teint cireux(n.m.)＝蒼白な顔色
L4 h{b{t{(e) =憮然とした
L4 se tenir coi ＝じっとしている
L5 d{solation(n.f.)＝悲しき、当惑
若い批評家を馬鹿にしていたほかの批評家たちはボスの態度に
驚いています
L7 ]tre imbu de soi-m]me=うぬぼれが強い
L8 depuis l'aurore =暁から
ここでは、生まれた時から
L9 partriarcal(e) =家長の
家長になることを予定している男たちが、自分のために女たちが
用意してくれたこの特別の一皿を一口食べたときに何を感じるでしょうか？
L15 satur{(e) de = deに満ちた
L15 {pice(n.f.)＝スパイス
L16 subitement =急に
L18 rustique =素朴な、ひなびた
L18 grumeleux(se) = ざらざらした
L20 d{liquescence(n.f.)＝衰え
L21 se disloquer = くずれる
L27 se p[mer =呆然とする
スパイス、ソース、肉、クリーム、塩気に満ちた料理を味わったあとで
さっぱりしたソルベを味わう、それは天国のような喜びです。そして男たちは
自分の王国で女たちに尊大に振る舞う事はできても、このソルベを味わうのと
同じような喜びを女たちに与える事はできないと感じて呆然とするのです。
【752】Re:Une gourmandise P38 なな - 06/7/14(金) 17:36 -
L18 grumeleux(se) = ざらざらした
ソルベ、昔は時々作っていましたよ。さっぱりして舌触りがざらっと
しているソルベ、おいしそうですね。
【
754】Une gourmandise P39 江崎リエ - 06/7/15(土) 10:13 -
P39
L3 opprim{(e) =圧政に苦しむ
L4 souffrir de ?＝?（のために）苦しむ
L5 inf{riorit{(n.f.)＝劣等
L5 caste(n.f.)＝階級
L6 prestige(n.m.)＝威信
L6 concilier =両立させる
きみは祖母たちのように正当に評価されない料理人についてしか
説明していない。社会的な劣等感を持たず、力や権威ある存在に
煩わされない料理人についてはどう説明するのか、と若い批評家は聞かれます。
L12 officier =祭式を執り行う
ここでは、場を仕切る、議論の主導権を握る、くらいの感じでしょう
L15 raffinement(n.m.)＝洗練
L17 consistant(e)=（話）（食べ物が）ボリュームがある
L17 nourrissant(e) = 栄養のある、滋養のある
L18 "tenir au ventre" =胃を虜にする?
""付きなので作った言い回しなのでしょう。
若い批評家は、祖母たちのような料理を作れる料理人はいない。自分の話は
女性が家庭でつくる料理の話だ、と言います
L19 torride=官能的な
L22 conjointement =同時に
L23 appas(n.m.pl)=（文）魅力
ソルベひとつにこの長広舌。内容と言葉の選び方が、料理批評家として
の才能なのでしょう。ワインコンクールでも、ソムリエたちが言葉を尽くして
ワインの説明をしますものね。
L27 {pigone(n.)＝追従者
L27 d{confi(e) =当惑した、がっかりした
L27 an{anti(e) =呆然とした
L29 {quilibriste(n.)＝曲芸師
ここでは心から感じたことを表現せずに、口先だけで大仰に
料理について語る同席の批評家たちを指しています
L30 {riger =昇格させる
【755】Une gourmandise P40?41 江崎リエ - 06/7/15(土) 16:15 -
P40
L1 bouffe(n.f.)＝（話）食う事、食うもの
faire la bouffe =料理をする
L2 chiot(n.m.)＝子犬
L3 penaud(e)=どぎまぎした
L4 rong{(e) =かじった
L5 ]tre en deuil=悲しみに暮れている
L8 passionnant(e)＝非常におもしろい
ボスの批評家は、この議論に静かに集中したいので、明日
一緒に昼食を食べないかと若い批評家を誘います
私（若い批評家）は先ほどアンナに電話して、自分がもう
彼に会いにいけない事を理解します。
L13 {pop{e(n.f.)＝偉業
L15 {merveillement(n.m.)＝感嘆
L19 influent(e)=有力な
L22 las(sse)=疲れた
L23 g{ront(o)-=老人の
L24 fiel(n.m.)＝いやみ
臆病だった若い批評家はボスに引き立てられ、影響力のある批評家になり、
今は日ごとに自分が年を取っていくのを感じています
L24 s'effriter =次第に衰える
L24 augure(n.m.)＝予兆、前兆
L25 lucide＝自覚的な
L26 infiltrer =?に侵入する
L27 filigrance(n.m.)＝透かし模様
en filigrance =透かし模様になった
ここでは、まぶたに透けて見える様を言っています
L28 soupcon(n.m.)＝疑い、予測、予感
P41
L2 s'apitoyer =?を気の毒に思う
L3 p{r[grination(n.f.)＝（plで） 諸国漫遊、渡り歩き
年を取った自分もボスの批評家同様の後悔を経験するのだろうか、
それとも、これはボスとかけ離れた自分の境遇を哀れんでるだけなのか
最初は憧れ、ボスのようになりたいと野心を持った若い批評家ですが、
年を取って頑迷になったボスには批判的だったようです。しかし、自分の
名声は、年をとってもボスには全然及ばなかったようですね。
なな - 06/7/16(日) 8:04 -
Ｐ４１の最後。
Vive le roi.
ですが、日本語のかなをふると「ヴィーヴ」ですよね？
一般に「ビヴァ」と言ってますね？
へぇ???でした。
【760】Re:Une gourmandise P40?41 江崎リエ - 06/7/16(日) 15:15 -
P41
L５Le roe est mort. Vive le roi.
Roiという呼び方には敬意がこもっていると思いますが、彼の時代は終わった、
自分の時代が来る（かも）という気持ちも感じられますね。
カタカナ表記だとヴィヴも多いですね。
Vive la France! だとラの音に引っ張られて
「ビヴァ」と聞こえるかも。
【762】Une gourmandise P42?43 江崎リエ - 06/7/17(月) 11:22 -
P42
肉の次は魚料理の話のようです
L1 rallier =(部隊などに)帰る
また批評家の思い出に戻ります。子供の頃、毎年夏は
ブルターニュの祖父母の家に行っていました
L14 choyer =かわいがる、大事にする
L15 siderer =（話）あぜんとさせる
私は小さかったけれど、子供である自分たちが可愛がられているのが
わかっていた。私自身は、子供たちをだめにしてしまったが
L17 pourrir =腐らせる、だめにする、堕落させる
L17 d{composer =腐敗させる
厳密な意味でg[terだと言っているので、可愛がって甘やかしたのでは
なく、人格を損なった、だめにしたという意味のようです
L18 ces trios ]tres
子供は３人のようですね
L18 sans saveur=風味のない、味気ない
L18 entrailles(n.f.pl)＝（文）母胎
妻の子宮から出て来ただけという存在
L19 lui =ma femme
L19 n{gligemment =ぞんざいに、無頓着に
L20 en {change de qc =何と引き換えに、何の代わりに
L20 abn{gation(n.f.)＝自己犠牲、献身
飾り物の妻の献身の代償に、無頓着に（愛情なしにセックスして）
作った存在
語彙の豊富さは、美文で味を表現する批評家のイメージを作りますね。
P43
L1 songer @ =＠を考える、思い出す
L2 sinon =でないとしても
L3 excroissance(n.f.)＝いぼ、こぶ
我々自身の奇怪なこぶ
子供たちは自分たちそっくりの嫌な部分ではないにしても
L４ substitut(n.m.)＝代替物
我々の実現できなかった望みの哀れな代替物だったかもしれない
L5 ]tre digne de =?にふさわしい
L9 concevoir =感情を抱く
L9 remord(n.m.)＝後悔
私は子供を愛していないし、愛した事もない。そのことを後悔してもいない
L11 regarder =関係する、関わる
Qu'ils perdent, cela ne me regarde pas
子供たちは私を憎む事にすべてのエネルギーを使っているが、
それは私には関係のないことだ
L12 revendiquer =(権利などを)要求する、（責任を）引き受ける
私が父だと主張するのは自分の著作だけ。それにもう一つ、思い出せない
あの味（をみつけたい）
L17 en brochette de =一並びの
L17 n{bropathe =神経症患者
L18 d{g{n{r{(e)=精神障害者
L20 au prix de =?の代わりに
祖父母は子供たちを自分たち流に愛したが、子供たちは憂鬱症に
なったりヒステリーになったりした。私の父だけが、空想に逃げ込む事で
狂気を逃れた
L22 garde-fou(n.m.)＝ガードレール
L24 exc}s(n.m.)＝行き過ぎ
L24 ab^me(n.m.)＝破滅
そのかわり、私は母にとって唯一の光、神のような存在になった
そのかわり、私は母にとって唯一の光、神のような存在になった
L28 plaintif(ve) =泣くような
【780】Une gourmandise P44?45 江崎リエ - 06/7/22(土) 21:00 -
P44
L4 combl{(e) =すっかり満足した
L5 m{g}re(n.f.)＝意地悪女
L6 r{signer @ =@ を受け入れる
子供たちに対するのとは違って、孫に対するときは
祖父母は魅力的な人物でした
L10 d{bonnaire＝温厚な、お人好しの
L10 malicieux(se) =茶目っ気のある
L11 ligoter =束縛する
L11 fardeau(n.m.)＝重荷、責任
L13 aieul =祖母、祖父
L17 inoui(e) ＝驚くべき
L17 convenir @ = ＠にふさわしい、適している
L18 estivale(ale) =夏の
L19 fourneau(n.m.)＝かまど
L20 altier()re)=高慢な、横柄な
L22 glaspir=金切り声でわめく
L24 cammionneur(n.m.)＝トラック運転手
L25 anodin(e) =とるに足らない
L28 oursin(n.m.)＝ウニ
L24 crustac{(n.m.)＝エビ、カニ
P45
L1 daube(n.f.)＝蒸し煮
L1 blanquette(n.f.)＝（料理）ブランケット、野菜を煮込んだホワイトシチュー
L2 pleuvoir =雨のように降る、押し寄せる
L6 cri{e(n.f.)＝競り市
L7 bougonner =不平を言う
月に一度、祖父が一人で競り市に行く日があります
L8 puer =臭い
L9 d{sobligeant(e) ＝不親切な
L10 culinaire ＝料理の
L17 exp{dier =（話）人を追い払う、厄介払いする
L18 mioche (n.)＝（話）がき、子供
L20 docile＝すなおな、従順な
L20 soucieux(se)=心配そうな
L20 contrarier =逆らう、妨げる
L22 {perdu(e)＝必死の
L23 humer =(空気、風を)吸い込む、においを嗅ぐ
L26 embaummer =香気を放つ
L27 cendr{(e)=灰色の
L29 thuya(n.m.)＝（植物）コノテガシワ
【785】Une gourmandise P46?47 江崎リエ - 06/7/25(火) 0:00 -
P46
L３ croustiller =かりかりと音を立てる
L7 immacul{(e)=汚れ一つない
L9 dodu(e)=まるまると太った
L9 renifler =鼻を鳴らす
L9 exp{dier =追い払う
L14 s'esclaffer =ぷっと吹き出す、高笑いする
L16 pitance (n.f.)＝（粗末な）食事
L17 les yeux exorbit{s =大きく見開かれた目
L18 sillonn{(e) =筋がついた
L19 adh{rer =くっつく
L23 lamelle (n.f.)＝小片、薄皮
イワシのグリルを食べる様子が、おいしそうに語られています
L26 raffin{(e) =洗練された
鮭はフランスでは高級魚だそうです
P47
L1 conjointement ＝同時に
火で魚を焼く事を覚えた人間は、初めて、自分の人間としての
本質を感じる。魚を焼くときの火は、人間の純粋さと本質的な野性を同時に
感じさせる
L4 gencive(n.f.)＝あご，歯
L7 onctuosit{(n.f.)＝なめらかさ
L10 apoth{ose(n.f.)＝崇拝
L11 dormitif(ve)=眠気を誘う
L15 rec{ler =隠し持つ
L17 se forger =勝手に思い描く
イワシのグリル焼きの魅力は野蛮さであり、その根源的な荒々しさに
対峙するためには強い魂が必要だ
L18 mastiquer =そしゃくする
L19 d{daigner =無視する
L21 sans rel{che =絶えず
イワシのグリル焼き一つにこの大げさな説明も、料理批評家ならでは
ですね
L28 d{voilement(n.m.) =ベールを取る事
L28 {ph{m}re =つかの間の
L28 contr{e(n.f.)＝地方
肉との対比で魚について語られています
【791】Re:Une gourmandise P46?47 なな - 06/7/25(火) 8:35 -
イワシのグリル、たまりません。おいしそうで?。
ナイフで食べるんですね？
【801】Une gourmandise P48?49 リエ - 06/7/31(月) 22:07
P48
L1 autiste(n.)＝自閉症の患者
イワシのグリルを食べている時は、私は外界を遮断して
食べる事に集中する、という意味のようです
L6 raffin{(e) =上品な
L6 happoner =口でくわえる
L7 avide =deを渇望する、（に）飢えた
しかし、この味も私が探し求めていた味ではなかった
L14 affleurer =ちらっと見える
L16 renouer avec = avecと再び関係を結ぶ
L17 exhumer ＝掘り起こす
L17 effluve(n.m.)＝（多くは複数）ものの発散する匂い
L19 contour(n.m.)＝輪郭
L20 terrifiant(e) =ぎょっとさせる
L23 narguer =軽蔑する、馬鹿にする、ものともしない
L24 savoureux(se) =（飲食物が）おいしい、風味ある
こんなに追い求めているのは、もしかしたらおいしいという記憶では
ないのかもしれない
L24 abominable =忌まわしい
L25 [parpill{(e) =散らばる
L26 terne =とろんとした
L27 offence(n.f.)＝無礼、侮辱
L28 cuiller{e(n.f.)＝スプーン一杯
L29 tisane(n.f.)＝煎じ薬
プルーストのマドレーヌの描写はあまりよく覚えていないのですが、
紅茶にマドレーヌを浸して食べたところで、さまざまな記憶（失われた時）
が甦る、というシーンを連想しているようです。主人公はマドレーヌが嫌い、
もしくはこの食べ方が嫌いなようですね。
L29 en d{finitive =結局、つまりは
P49
L2 se r{v{ler =(隠れていたものが)現れる、啓示される
L3 don(n.m.)＝贈り物
【803】Re:Une gourmandise P48?49 なな - 06/8/1(火) 8:24 -
>プルーストのマドレーヌの描写はあまりよく覚えていないのですが、
>紅茶にマドレーヌを浸して食べたところで、さまざまな記憶（失われた時）
>が甦る、というシーンを連想しているようです。主人公はマドレーヌが嫌い、
>もしくはこの食べ方が嫌いなようですね。
そう。わたしもそう思いました。
マドレースと紅茶が出てくると、食べ方や背景がどうであれ、反射的にプルーストだ、
と連想してしまいます。
【804】Une gourmandise P50?51 リエ - 06/8/6(日) 17:20 P50
ジャン
カフェ デザミ（18区）
新しい登場人物が語ります。ジャンはローラの弟ですね
L1 outre(n.f.)＝（液体を入れる）革袋
L1 purulent(e) =腐敗した
L1 charogne(n.f.)=死肉、（話）ののしり言葉 悪党
L1 putride =腐敗した
L２cr}ver =（俗）（人が）くたばる
L3 pacha(n.m.)＝パシャ（オスマントルコ帝国の）高官
L4 fric(n.m.)＝金
L4 @ d{faut de ?＝?がなければ
L4 faveur(n.f.)＝愛顧、寵愛
あんたの愛情が得られなかったかわりに、あんたの金をもらうよ
L6 ponte(n.m.)＝（話）有力者、大物
L6 bouffe(n.f.)＝（話）食事
L8 corruption(n.f.)＝買収、贈賄
L11 pourtant =それでも、しかし
L19 d{becter＝（俗）むかつかせる、うんざりさせる
ローラ同様、愛されたいと願いながら愛されなかった父を恨み、
端から見たら愛されていないのが一目瞭然なのに、父を捨てない母への
いら立ちをジャンも感じています
L20 encul{(e) =（話）おかま、げす
P51
L1 prodigue =気前のいい
L1 tartufferie(n.f.)＝偽善
L2 ramper =這いつくばる
L5 ne pa pouvoir blairer ＝我慢がならない
L6 ordure(n.f.)＝（俗）げす野郎
今度はポールの悪口です。
ポールが父の枕元で、クッションはいりますか、本でも読みましょうか、と
父のご機嫌を取っているのが気に入らない
L7 se taper = （話）（人と）セックスする、寝る
L8 pute(n.f.)＝売春婦
L10 rimer =韻を踏む
＠ quoi ￥a rime ? それにはどんな意味があるのか？
L10 remuer =かき回す、心を動かす
ブルジョワ、中産階級という語は、金があって俗物というニュアンスですね
気取ったげす野郎のポールがサンドニで娼婦を買っているのを見た。しかし、
そんなことを今さら言ってもしょうがない
L11 aigreur(n.f.)＝苦々しさ
L11 vilain(e)=見苦しい、たちの悪い
L12 canard(n.m.)＝かも、アヒル
un villain petit canardはジャン自身のことですね。
「うちの子たちは馬鹿でね、とくに息子がね」と人前（nousなので
親類や家族の前でしょうか）で父親に言われたことをジャンは恨んでいます。
日本のように「うちの子は出来が悪くて」と知り合いに言う文化と違うので、
人前で父親に批判されるショックは大きいようです。
L19 marmot(n.m.)＝（話）子供
L19 ils ne sont rien d'autre que ton oeuvre
子供たちは父さんの作品以外の何物でもないのに、料理同様
切り刻んで、まずいソースをかけて、こんな（にひどいのに）なった
と言う
L21 hacher menu = みじん切りにする
L21 d{biter = 供給する
L23 boue(n.f.)＝泥、汚辱、悲惨な状態
L23 rat{(e) (n.)=失敗した人
L23 minable) (n.)=惨めな人
それでも、父さんは神様みたいな存在だった。小さいとき一緒に
出かけると誇らしい気持ちになった
【806】Une gourmandise P52?53 リエ - 06/8/9(水) 22:29 -
P52
L2 combl{(e)=すっかり満足した
L3 briser =こわす、砕く
une voix bris{e =声を震わせて
L4 rompu(e) =砕けた、折れた
L6 bousiller =（話）台無しにする、ぶっ壊す
憎んでいると同時に愛している父親。この二つの感情を同時に
持つ事が、自分の人生をダメにした
L10 calvaire(n.m.)＝（文）長い苦難
le Calvaireはカルバリオの丘、キリスト磔の地だそうです
L11 se d{tacher =離れる、?から遠ざかる
L13 ardement =熱心に、熱烈に
L14 '( o^)=（文）おお、ああ、おや
L14 bont{ divine! (驚き)さあ、たいへん、とんでもない
ジャンは自分も死にかけている、そして死にかけている父親、怪物のような
父親を愛していると言っています
P53
また主人公の寝室に戻ります
potager(n.m.)＝菜園、野菜畑
タイトルを見て、ポタージュかと思いました。そもそもポタージュは
potagerのスープというところから名前がついたそうです。さらに
日本でポタージュというととろみのあるスープを連想しますが、
フランスのpotageは澄んだ野菜スープだそうです。
今回は伯母さんのマルトの話です
L2 masure(n.f.)＝あばら屋
L2 englouti(e)=飲み込まれた
L2 en raison de ?＝?を理由として
L３condamn{(e)=締め切りの
L4 borgne =明かりとりの
L4 seoir @= @に合う
L5 occupant(e) (n.)＝居住者
L7 surnom(n.m.)＝あだ名
L8 rev'che=気難しい
L9 poulailler(n.m.)＝鶏小屋
L10 pestilence(n.f.)＝異臭
L14 vir{e}e(n.f.)＝（話）一回り
L16 fl{au(n.m.)＝やっかいなこと、災い
L16 pr{occupant(e) =心配な、気がかりな
L16 poisser =(べとつくもので)汚す
rien ne posse べとつかないものはない
【807】Une gourmandise P54?55 リエ - 06/8/12(土) 11:02
P54
L1 pellicule(n.f.)＝薄皮
L1 visqueux(se)=べとべとした
L3 arguer =口実にする
L4 imp{ratif(ve)=ぜひ必要な
L11 des verres de Delft
オランダのデルフトは陶器で有名ですが、ガラスも
有名なのでしょうか？
L12 cage d'escalier(n.f.)＝エレベーターシャフト
L12 boiserie(n.f.)＝板張り
L14 boudoir(n.m.)＝（女性の）居間
ここではエレベーターの室内を指しています
L16 r{int{grer =戻る
L21 La campagne… Ma cath{drale verte
田園、我が緑の大聖堂
ここからは叔母の家の周りの自然の美しさが例の調子で語られます
L22 fervent=熱心な
L22 cantique(n.m.)＝聖歌、賛美歌
L26 antre(n.m.)＝（近寄りがたい）場所、隠れ場所
L26 naus{abond(e)=吐き気を催す
P55
L1 r{gal(n.m.)＝（話）喜び
L5 ouie(n.f.)＝聴覚
iには、トレマが付きます
料理には五感が大切。視覚、嗅覚、味覚はもちろん、
触覚（ナイフやフォークを通しての感覚、舌触りなどでしょうね）も。
そして、聴覚は、料理のワルツの中ではあまり重きを置かれていないようだが
料理に影響を及ぼす
L9 contrarier =逆らう、妨げる
L10 kin{sth{sique =?
kin{sth{rapie(n.f.)＝（マッサージ、体操などの）運動療法なので、
食事というものは、音に影響を受ける（消化器官の動きが影響される）くらいの意味でしょうか
L11 festoyer =祝宴を催す、祝う
L12 senteur(n.f.)＝（文）香気、香り
un expert en senteur = 香りに詳しい人、香りの熟練者
ここでは、香りをうまく使う料理人
L12 all{cher =引きつける
L12 fumet(n.m.)＝（焼き肉、酒などの）よい香り
Une fum{e （煙）を連想しましたが、微妙にメの音が違います。
香りに関するvocabulaire(n.m.)が増えますね
L16 haridelle(n.f.)＝やせ馬
L17 un Nez =嗅覚の優れた人
香水の調香人をネと言うそうですね
L22 rebut(n.m.)＝くず
L22 darder =注ぐ
L24 effluve(n.m.f.)＝(多くはplで)ものの発散する匂い
以下は叔母の庭の香りのすばらしさが語られます
L25 savant(e)=巧みな
L25 enchev]trement(n.m.)＝もつれたもの
L26 ch}vrefeuille(n.m.)＝スイカズラ
L27 savamment =巧みに
savantの副詞形ですね
L28 saupoudrer de =deを振りかける、まぶす
ここでは野菜の間にシャクヤクが顔を出している
様子でしょう
L28 pivoine(n.f.)＝シャクヤク
L28 sauge(n.f.)＝サルビア、セージ
L29 s'enorgueillir de =deを誇る、得意がる
L30 des cascardes de =たくさんの
L31 buis(n.f.)＝黄楊（ツゲ）
L31 inalt{rable =変化しない
ここでは、常緑の
話のテーマによって、そのあたりの語彙が集中的に増えますね。それだけ
知らない単語がいっぱいということですが(^_^)。
苦労しながらも三分の一まで来ました。だいぶ慣れて来たので文章が
楽しめるようになりました。
【808】Re:Une gourmandise P54?55 なな - 06/8/13(日) 13:10 -
リエさん：
ついていっています（笑）
この読書会が暑中の楽しみであることに変わりはありません！！
ただしあまりの難しさに翻訳本に頼っています。
でも、とにかく読んでいます。
【810】Une gourmandise P56 リエ - 06/8/13(日) 16:09 -
P56
L1 glycine(n.f.)＝フジ
L1 ancestral(e) =父祖伝来の
L1 fronton(n.m.)＝切妻壁
L2 fouillis(n.m.)＝雑然とした堆積
L2 se d{gager de=（deから）明らかになる、結論が引き出される
（匂い、ガスなどが）発散する
le meilleur d'elle-m[me se d{gageait de ce fouillis orchestr{
伯母の最良の部分が、この花と野菜が塊となって香りのオーケストラを
奏でる庭だった
L3 のque以下はle meilleurにかかっています
L3 exhalaison(n.f.)＝臭気、発散物
L4 fetid(e) =悪臭のひどい
L4 sordide(n.m.)＝劣悪さ
L４existence(n.f.)＝生活、生き方
L5 vacuit{(n.f.)＝空（から）、空虚
L5 parvenir @ =@にたどり着く、ようやく?できる
L5 ensevelir =埋没させる、飲み込む
家の汚さも、伯母の悪臭も、空虚な生活のひどさも、最良の部分を覆い隠すことはできなかった
L7 sensoriel(elle) =感覚の
L9 potion(n.f.)＝水薬、まずい飲み物
L10 thym(n.m.)＝タイム
L11 don (n.m.)＝天賦の才能
L13 anodin(e)=つまらない
L13 d{risoire =ちっぽけな
L17 bourni(e)=褐色の
L18 s'enivrer de= deに酔う、陶然となる
最初に香りを楽しむのは、ゼラニウムの葉です。丸い葉には独特の微妙な
臭みがありますね。
L21 pois(n.m.)＝（野菜）エンドウ
petits pois ＝グリンピース
L22 se pamer de =deで気が遠くなる
L23 acidit{(n.f.)＝酸味、酸っぱさ
L23 insolence(n.f.)＝横柄、傲慢
香りに関して、横柄とか傲慢と言われても、困りますね。
pointueを、「尖った」くらいに解釈して、pointue dans son insolence
vinaigr{e 尖った酸味がまっすぐに鼻に感じられるが、レモンの微妙な苦みを
思い起こさせるほどではない
L26 un soup￥on de＝ごく少量の
L27 aigre=すっぱい、鋭い
L28 impludence(n.f.)＝破廉恥、恥をしらないこと
L28 fruit{(e)=果実の風味がする
ここではle fruit{として、名詞にしています。 Impludenceと並列には
訳しにくいですね。尖った酸っぱさと果実の風味を同時に持つ、くらいでしょうか。
【812】Une gourmandise P57 リエ - 06/8/13(日) 17:21 -
P57
L1 fourrer =（話）突っ込む、押し込む
L2 concupiscence(n.f.)＝現世欲、特に色欲
L2 affam{(e)＝飢えた
L5 bataillon(n.m.)＝大隊
L5 l{gion(n.f.)＝軍団
L6 se remplumer（話）体力が戻る、（鳥に）新しい羽が生える
ここでは植物の営みをさしています
L7 recrue(n.f.)＝新兵
軍隊がらみの語彙ですが、庭の野菜や草花を軍隊に見立てていますね
L8 oeillet(n.m.)＝カーネーション
庭の四隅にはカーネーションが植えられています
L10 s'affaisser=たわむ
L11 cr]nement =誇らしげに
L12 corolle(n.f.)＝花冠
L12 cisel{(e)＝刻まれた
ここではカーネーションの丸い花の先がレース状にしゅわしゅわと
なっている様子を指すのでしょう
L12 incongu(e) =突飛な
L13 configuration(n.f.)＝外形
L13 renfrogn{(e)=（顔を）しかめた
serr{e et renfrogn{eも、花がくしゃっと集まった様子を形容
しているのでしょう。トリスタン・ツァラか誰かの詩にカーネー
ションを歌ったものがあって、あのくしゃっとした花の様子を
その詩人が魅力的に形容しているのが新鮮でした。
L14 fragrance(n.f.)＝（文）芳香、香気
辺りにはダンスパーティーに行く美女たちのおしろいのような
香りが漂っていた
L17 tilleul(n.m.)＝菩提樹の木、シナの木
読みにくい綴りですが、カタカナ表記はティユルになってます
L17 d{vorant(e)＝どん欲な
ここでは、家を覆うほどに茂る様子をこう表現しています
L18 ramage(n.m.)＝枝葉
L19 tailler =刈る
L21 importun(e)=わずらわしい、じゃまになる
L22 odorant(e)=芳香のある
菩提樹の葉のトンネルは、暑い夏に一番その香りが感じられます
L23 vermoulu(e)＝虫に食われた
L24 miel(n.m.)＝蜜?
L25 velout{(e)ビロードのような、まろやかな、とろりとした
L26 embaumer =(を)よい香りで満たす、かぐわしくする
L27 s'imprimer＝刻まれる
夕暮れ時の菩提樹の香りは僕らの内にしっかりと刻まれている
nousは伯母さんと自分ですね
L28 ind{l{bile=（しみなどが）消えない
【816】Une gourmandise P58 リエ - 06/8/15(火) 21:56 -
P58
L1 sillon(n.m.)＝溝
L3 humer =においを嗅ぐ
L4 effleurer =軽く触れる、かすめる
L6 connivence(n.f.)＝共謀
思い出の中のあの香りを胸いっぱいに吸ってみると、それが花の蜜と
葉の一緒になった匂いだということがわかった
L12 concentr{(n.m.)＝濃縮物、エキス
僕らは夏のエキスのような空気（香り）を吸っていたのだ
L13 entrave(n.f.)＝妨害、束縛
Le corpsは菩提樹でしょう。冬の束縛から自由になった体は、木肌の表面に
そよ風を感じ、そよ風が開いてくれた自由な世界（心地よい木陰）を提供する
L17 satur{(e) =deに満ちあふれている、一杯の
L19 peuplier (n.m.)＝ポプラ
L20 harage(n.m.)＝引き船
chemin de harage =引き船道
L21 aliz{(n.m.)＝貿易風
L22 verdoyant(e) =青々とした
L23 chatoyant(e)=玉虫色に光る
L24 cath{drale de verdure =緑のカテドラル
これも母胎寿のことでしょう
L24 {clabouss{(e)＝水をはねかける
ここでは水の代わりの太陽の光がはねています
L25 environner =取り巻く
私をとりまく緑のカテドラルの美しさを、すぐにはっきりと
思い出す。ラバ通りのジャスミンにも、これほどの喚起力はない
les rues de Rabatもプルーストのマドレーヌのように有名なもの
かと思いましたが、みつけられませんでした。
L30 langoureux(se)=(恋に)思い悩んだ、物憂げな
L30 rameau(n.m.)＝小枝
【817】Une gourmandise P59 リエ - 06/8/15(火) 21:58 -
P59
L1 cueillir =摘む
l'は何でしょうね。後半を読むと、果実またはトマトのようですが
L4 aisance(n.f.)＝気軽さ
伯母は瞬時に野菜の取り入れ時を判断して、収穫します
L6 une volont{ d'acier =鋼のように強固な意志
L6 moine(n.m.)＝僧侶
L８hydrom{trie(n.f.)＝比重測定
L9 maturation(n.f.)＝（果実の）成熟度
L10 photosynth}se(n.f.)＝光合成
L10 g{od{sique=測地学の
このへんのdeはみなune science faite deの繰り返しです
L12 {num{rer ＝列挙する
普通の人は経験と熟慮によって収穫期を判断するが、伯母は本能でそれをする
L14 discernement(n.m.)＝分別
L17 ind{celable =発見できない
L21 le petits d`mes rouges これはトマトのことです
ぼくがいい天気だというだけで、伯母はどのトマトを今摘むべきかわかる
L23 il=le d`me = la tomate
L23 cramoisi(e)=深紅色の
L23 parure(n.f.)＝装い
L24 vallonn{(e) =起伏の多い
L25 crue(n.f.)＝（河川の）最高水位
ここでは、みずみずしさにはち切れんばかりのトマトの形容のようです
L26 grassouillet(te)=（話）ぼってりした、ぽっちゃりした
L27 comprimer ＝締め付ける
L28 compenser =償う、埋め合わせる
L28 contrari{t{(n.f.)＝不満、いらだち
L28 potel{(n.m.)＝ぽってり
L29 d{sarmant(e)=あきれるほどの
ぽっちゃり太った婦人というのもトマトの形容です。トマト一つにこの饒舌。
なかなか楽しいです
【819】Une gourmandise P60?61 リエ - 06/8/17(木) 22:35
P60
L1 croquer @ belles dents =ばりばりかんで食べる、がつがつ食べる
Laffal{(e) =倒れ込んだ
L4 auvent(n.m.)＝ひさし
菩提樹の木の下で昼寝をした後、私はトマトにかぶりつきます
以下はトマトの料理法が並びます
L６four(n.m.)＝オーブン
これはトマトのオーブン焼きですね
L6 ratatouille(n.f.)＝ラタトゥイユ
L6 confiture(n.f.)＝ジャム
トマトのジャムというのもあるのでしょうか
L7 confit(e)=(砂糖、酢、油などに)漬けた
L7 tomate cerise(n.f.)＝チェリートマト
ここからacideまではトマトの形状や味です
L8 honor{(e) =尊敬されている
オリーブオイルをかけて、ぐらいでしょう。honorerは
料理用語でしょうか。ここからpel{(皮も剥いた)までは
かける調味料による食べ方です
L8 gros sel (n.m.)＝粗塩
L9 compote(n.f.)＝果物の砂糖煮、コンポート
L9 {cume(n.f.)＝泡
これも料理用語でしょうね。メレンゲかなにかでしょうか
L11 avoir fait le tour de qc =何のことを熟知している
L13 percer =見抜く
L13 au gl{ de qc =(何の)ままに
L13 chronique (n.f.)＝（新聞、ラジオなどの）報道記事
L13 inspir{(e) =あやつられた
L14 carte (n.f.)＝メニュー、献立表
grandは大きなレストラン、一流のレストランの意味でしょう
有名レストランの御用記事に従って
L20 soucieux(se) de =deを大切に考える
L20 inf{oder =支配下に置く
L21 briller =目立つ、（有名レストランとして）輝く
L24 excroissance(n.f.)＝こぶ
L24 ch{tif(ve)=ひよわな
L24 gorger qc(qn) de ?＝でqcを満たす
ひよわなこぶ（トマト）をだんだんに熱くなる太陽で満たす夏
L26 asperger =(液体を)まく
L28 affront(n.m.)＝侮辱
L29 fausse noblesse de l'huile
酢は侮辱、オイルは偽りの威厳
トマトは菜園でもぎたてのものをかじるのが一番と主人公は
考えています
P61
L２corne(n.f.)＝先端、突出部
L２ abondance(n.f.)＝豊穣、豊富
L5 fondant(n.m.)＝溶けること
L6 p{pineux(se) =?
L8 charnu(e)=肉付きのよい
cette petite boule charnue=tomate
L9 d{verser=（水を）流す、注ぐ
L14 c`toyer=にそって進む、伸びる
une verit{ capitale =根本的な真実、重要な真実
ここでは、ほんとうのおいしさ、ほんとうにおいしい料理の本質
くらいの意味でしょう
しかし、この味も詩の扉を前にして追い求めている味ではありませんでした
L17 lie(n.f.)＝（酒の）かす、おり
boire le calice jusqu'@ la lie= 苦杯をなめ尽くす
ここではcaliceのかわりでd{sespoirになっています
L20 surgir ?ふいにたち洗われる、浮かび上がる
L20 crudit{(n.f.)＝（pl）生野菜 生もの
この後に刺身が出てくるので、それを指すのでしょう
【820】Re:Une gourmandise P62?66 リエ - 06/8/17(木) 23:16
P62
今度の語り手はヴィオレット。家政婦さんです
30年前、新婚当初から、家の中のことを取り仕切っています
P63
L11 une situation bien assise =安定した状況
最初は週3回家政婦を雇う程度でしたが、その後にお金が入り、
今のアパルトマンに引っ越し、使用人も増え、ビィオレットは
使用人の監督役になりました。
L15 majordome(n.m.)＝給仕
L22 inventaire(n.m.)＝リスト
私は旦那様が好きよ、欠点も多いし、そのせいで奥様は結婚当初から不幸でだけれど。
P64
L5 s'attendrir ?感動する、涙もろくなる
旦那様は子供たちとは口もきかなかった。旦那様が歳を取って、孫でもできれば親子関係もうまく行くと思っていたんだけれど。
P65
L7 {pater =（話）びっくりさせる、あっと言わせる
L18 d{tonation(n.f.)＝爆音
L18 couac(n.m.)＝調子はずれの音
ベッドでおならをする男は、人生を愛している
おばあちゃんの言葉だそうです
P66
旦那様が探しているのは、料理なんかじゃなくて、２０年前にここに
訪ねて来た金髪の美しい女性よ
さすがに普通の人の語り口の時は読みやすいですね
【822】Une gourmandise P67?68 リエ - 06/8/19(土) 14:58 P67
Le cru
生もの、刺身の話です
L1 完全とは、回帰するものである
円が出発点に戻るというイメージでしょうか
L2 susceptible de qc =＝?の余地のある
L3 raffinement(n.m.)＝洗練
L4 in{gal{(e) =無比の
日本だからこそ、生ものを食べるという（食の）原点回帰が可能だ
L9 au sein de qc =（文）?のただ中に、（何に）包まれて
L15 d{voration(n.f.)＝むさぼり食うこと
L16 tailler =切る
魚は、石を切るように切る
この石は大理石です
L17 novice(n.m.)＝初心者、未経験者
L18 monolithique =一枚岩の
L19 apposer =添える
L19 burin(n.m.)＝のみ
L21 inentam{(e)=手つかずの
P68
L1 int{grit{(n.f.)＝無傷である事
大理石を割る新米の石工が闇雲にのみを入れても、道具が飛んで
石は無傷のままだ
L1 marbrier(n.m.)＝大理石工
L2 entailler =切り込む
Il present o| l'entaille
よい大理石工は、大理石がきれいに割れる場所に、のみで力を加える
L3 c{der @ = @に負ける、屈する
のみの一打ちに屈する
L5 se dessiner =くっきりと姿が見える
のみで打つときには、la figure(割れた後の形、大理石の模様）が見えている
L6 ignorant(e) =無知な人
L6 imputent(e) @ ?＝＠のせいにする
L7 d{voiler =あばく
la=la figure
L9 surgir =浮かび上がる
魚のどこにどう包丁を入れると、どういう切り身になるかと、大理石にどう
のみを入れるとどういう模様や形が出るかがわかるのは同じだということですね
L14 cartographie(n.f.)＝作図法
L14 chair(n.f.)＝（魚などの）身
L17 faille(n.f.)＝断層
la b]te peut se transformer en ces sashimis
la b]teという感覚がヨーロッパ的ですね
指で触っただけで、どこをどう切ればこの海の獣が刺身に変わるか、その
断層を感じる才能を持つ
L18 d{lectable =美味しい
L19 exhumer =発掘する、掘り出す
熟練の料理人は魚の味を見なくても、包丁を入れるべき線を見つけだす
L22 dompter =（動物を）仕込む、制圧する
L22 don inn{(n.m.)＝天賦の才
L23 habilet{(n.f.)＝器用さ
L24 discernement(n.m.)＝識別力
L25 r{cuser =(権威、意見などを)拒否する、認めない
L28 d{risoire =少なすぎて話にならない
ばかみたいに小さい
刺身一切れの大きさは、こう感じられるようですね
L29 prolixit{(n.f.)＝（文）長たらしさ
板前の最高峰ツノさんが登場です。刺身の例がマグロではなく
サーモンです。日本で食べたのではなく、フランスで食べたという設定
でしょうか。
【824】Re:Une gourmandise P67?68 なな - 06/8/20(日) 8:10 -
>L1 完全とは、回帰するものである
> 円が出発点に戻るというイメージでしょうか
なるほど。この説明、とってもよくわかります。
L9-L10
que l'on a mang{ pour la premi{re fois depuis la pr{histoire
dela viande crue-----
のところで質問なのですが?。
１．このque以下は文章の中でどこへつながっていますか？
あるいは、どこにもつながらず、ちゅうぶらりんでしょうか？
２.この文章の意味は「人は有史以来初めてほんのすこし香りをつけて生肉を食べ
た」ということでしょうか？
よろしくお願いします。
【825】Re:Une gourmandise P67?68 リエ - 06/8/20(日) 11:20
ななさん
P67 L9のque 以下はla vieille Europeにかかると思います。
C'est au Japon que le retour au cru a {t{ possible.
C'est au seien de la vieille Europe que l'on a mang{
と対になっているのでしょう。
意味は「人は有史以来初めてほんのすこし香りをつけて生肉を食べた」
だと思います。
人間は火を使う前のla pr[histoireの時代には生肉、生魚を食べていた。
それから様々な料理を食べ、文明の退廃期になって、また、生魚、
生肉に回帰する（洗練された形で、と言いたいのでしょうが）
「有史以来初めて」にちょっと引っかかりますね。
「刺身」を広辞苑で引いたら文安５年（1449年）の記録が出て来た。
ヨーロッパだって、タルタルステーキとか、さっとあぶっただけみたいな
bifteck bleuの歴史は何世紀もありそうですが、４?５００年は、有史以前
からのスパンでは一瞬というイメージなのでしょう
【826】Re:Une gourmandise P67?68 なな - 06/8/21(月) 9:04 -
リエさん：
>P67 L9のque 以下はla vieille Europeにかかると思います。
有難うございました。
なぜひっかかったか？というとどしても英文をよむ調子で流れますので、
「古いヨーロッパでは」の「では」にあたる言葉が「que」には含まれない、
と思ってしまうのです。目に見える前置詞がほしいな、と?。
でも困ったときの辞書。
ロンドンのヒースロー空港で買ったポケット版のCollinsの英ー仏、仏ー英をひいてみました。
que:(reprise d'autres conjonctions)とありました。
フランス語では英語でよく出てくる「関係副詞」というのがなくて
「que」が時にその役割をする、と考えていいですね。
とにかく有難うございました。
【823】Une gourmandise P69?70 リエ - 06/8/19(土) 20:20
P69
L3 un grand [ge =高齢
私がツノに会った時はもうツノは高齢で、特別な場合以外は
包丁をもたなかった
L18 pr{mice(n.f.)＝始まり
L20 pr{tention(n.f.)＝＠に対するうぬぼれ、自負
L22 feint(e) =見せかけの
L24 escompter =期待する
L26 en herbe =未熟の
私はまだ駆け出しの料理批評家で、それまで生の魚を食べたことは
なかった
L26 de fait =実際
L29 terroir(n.m.)＝地方、地方色
ここでは地方特有の料理、味を指すようです
刺身が日本特有の料理と言いたくて、この語が浮かんだのかも
しれません
il n'y a que ?の構文ですね
L30 mythologie(n.f.)＝神話
ここでは、神話（物語）化された子供時代の出来事、くらいの
意味でしょう
P70
L1 contr{e (n.f.)＝国、地方
L2 solidifier =固体化する、堅固にする
L2 objectiver =客観化する
L2 ces ann{es magiques
夢のような子供時代
L3 @ jamais ＝いつまでも、永久に
L3 r{volu(e) =（時間が）経過した、過ぎ去った
ces ann{e にかかります
L5 perdurer =（文）永続する
L8 agr{gat(n.m.)＝集合体、総計
L9 se s{dimenter =沈殿する
L10 creuset(n.m.)＝るつぼ
L11 illusoire =幻想の、空しい
L13 {volution(n.f.)＝発展、進化
L14 {rosion(n.f.)＝浸食、衰退
L19 fig{(e)=凝固した、こわばった
L26 cassoulet(n.m.)＝カスレ、ラングドック地方のシチュー、
白インゲン豆、ガチョウ、羊、豚などを煮込む
L27 pot{e aux choux (n.f.)＝キャベツのポテ、塩漬けバラ肉などと
キャベツを煮込んだ料理
私が初めて座った「オシリ」のカウンターは、この二つの料理の中間
みたいなイメージだった
店名の漢字が思い浮かばない名前ですね
L29 oeuvrer ?働く
L30 une batterie de =一組の
L31 tass{(e)=（体が）かがまった
L31 exempt de =deを持たない
L32 separtiate=スパルタ風の、厳格な
L33 sommaire =簡素な
【827】Une gourmandise P71?72 リエ - 06/8/21(月) 21:10 -P71
4 landernau =？
le petit landernau de la gastronomieなので
駆け出しの、くらいの意味でしょうか
L５ il {taitのilはle nomでしょう
L6 blas{(e)=何事にも感激しなくなった、すれた
ここでは不動の、とか感情を表に見せない、くらいでしょうか
L9 vaciller ＝（炎が）ゆらめく
L10 ultime=最後の
L11 abdiquer =（王が）譲位する、降参する
L12 filiation(n.f.)＝血統、（思想などの）つながり
L13 renoncement(n.m.)＝（文）＠の断念、放棄
abdiquer と conqu{rir filiation とrenoncementが
対になっていますから、filiationは「継承」くらいの意味でしょう
L17 minable =哀れな、粗末な
L18 de marbre =冷たい、平然とした
ツノが立ち上がると、店の雰囲気が変わります
L25 plan de travail(n.m.)＝調理台
L29 d{f{rence(n.f.)＝敬意
ツノは私の前に立ち、軽く会釈をします
L31 b{ance(n.f.)＝(奥の調理場に続く)開口部
b{ant（e）からの類推です
P72
L2 {laborer =準備する
L3 parcimonieux(se) ?わずかばかりの
L4 courtiser =おもねる、へつらう
L4 indigence(n.f.)＝赤貧、（精神的な）貧困
L6 nacre(n.f.)＝(牡蠣、真珠貝などの)真珠層
L6 moire(n.f.)＝きらきらした光沢
L6 {clat(n.m.)＝輝き、（色の）鮮やかさ、鮮やかな色
L8 prodige(n.m.)＝奇跡
L9 {blouissement (n.m.)＝めまい、驚嘆
L13 consistance(n.f.)＝固さ
L16 mastication(n.f.)＝咀嚼
L19 savourer =(飲食物を)賞味する、ゆっくりと味わう
L19 a{rien(ne)=（空気のように）軽い
L19 moellesse(n.f.)＝？
moelle(n.f.)＝随、エッセンス
歯ごたえを感じるやわらかさ、というニュアンスのようです
L20 mollesse(n.f.)＝柔らかさ、ぐにゃぐにゃしていること
L20 moelleux(se)=ふんわりした、柔らかな
L21 poussi}re(n.f.)＝（話）ごくわずかなもの
これは刺身の小さな一切れの形容です
L21 confins(n.m.pl.)＝境界、地域
L24 densit{(n.f.)＝密度
L24 laiteux(se)=乳白色の、乳のような
刺身はビロードと絹の境目、その両方の性質を併せ持つ。
特別な錬金術により、軽やかながら、雲よりはずっと密度の
ある乳白色の一切れだ
L26 {moi(n.m.)＝興奮、（深い）感動
L28 carrelet(n.m.)＝カレイ
L28 coquille Saint-Jacques (n.f.)＝ホタテ貝
サーモン、カレイ、ホタテ、タコの順番で、私は刺身を食べました
rmandise P73?74 リエ - 06/8/23(水) 0:29 -
P73
L1 en d{pit de = ?にもかかわらず
sa maigreur essentielle
もともとさっぱりした味であるにもかかわらず、くらいでしょうか
L3 secret( )te)＝うちに秘めた、目立たない
L7 excroissance(n.f.)＝いぼ
L7 cr{nel{(e) =ぎざぎざのある
このへんはタコの描写です
L9 s'aguerrir @ =＠にかろうじて慣れる
L10 compacit{(n.f.)＝密度
L15 Kirin キリンがビールの代名詞のようですね
L18 {vanescent(e)=消え行くような
L19 effleurement(n.m.)＝軽い愛撫
L21 rustique =ひなびた、素朴な
L22 citoronn{(e)=レモンの風味のある
L22 constitution(n.f.)＝組成、構成
L22 exception(n.f.)＝特例
L23 s'affirmer =際立つ
L23 pl{nitude(n.f.)＝充実、完全
L28 inhumanit{(n.f.)＝人間味のなさ
P74
L1 d{voleru(se)=むさぼり食う人
L2 exhaler =(香気などを)発散する
L2 authenticit{(n.f.)＝信憑性、確実性
生ものを食べた記憶は、思い出せないあの記憶を中の
香りを思い起こさせる
L4 crustac{(n.m.)＝（料理）エビ、カニの総称
【830】Une gourmandise P75 リエ - 06/8/23(水) 21:43
P75
cabinet m{dical=診察室
人名は（）に囲まれているので、シャブロは医者の名前の
ようです
L1 voie(n.f.)＝交通手段、道
L2 asymptotique=（数学）漸近的な
asymptote(n.f.)＝(数学)漸近線
耳慣れない数学用語ですが、フランスの高校生ならみな知っている語かも。
漸近線を広辞苑で引きました。曲線k上を点pから限りなく遠くへ移動す
る場合に、pからの距離が無限小となるような定直線が存在するとき、gを
kの漸近線という
なんかぴんときませんが、文章を読むと、昔はひどい状況だったが、
加速度的によくなった人生の軌跡を指しているようです
L3 interne=(病院の)インターン
L4 probable =確実らしい
L6 cardiologie(n.f.)＝心臓学
L6 d{vouement(n.m.)＝献身
L8 jugeote(n.f.)＝判断力、分別
心臓病の権威として公立病院で献身的に働く。その道は開けていた
L10 m{dian(e)＝中央の
m{diane(n.f.)＝（数学）三角形の中線
なぜ中線なのかはぴんと来ませんが、以下は一人前の医者になってから
の日常が語られています
L11 client}le(n.f.)＝（集合的）顧客、患者
L11 hupp{(e)=金持ちの
L11 noir(e) =暗い、陰鬱な
une client}le noire
以下のdeの繰り返しもみなune client}leにかかります
L13 dispendieux(se)=ぜいたくな
L13 toxicomane(n.)＝薬物中毒患者
L13 dor{(e)=輝かしい、日焼けした
L13 angine(n.f.)＝（医）アンギーナ(絞扼感を起こす疾患)
Attraper une angine =のど風邪を引く
L14 insondable=底知れぬ
L16 ordonnance(n.f.)＝処方箋
毎年クリスマスに妻からモンブランの万年筆をプレゼントされる
これも成功した暮らしをイメージさせますね
L17 se fendre de qc =思い切って?する
L19 ciivilit{(n.f.)＝敬意、あいさつ
L19 monnayer =金にかえる
L20b[tonnier(n.m.)＝弁護士会会長
【831】Une gourmandise P76?77 リエ - 06/8/26(土) 22:51
P76
L1 absolution(n.f.)＝赦免、免訴
L1 incurable =不治の
L3 tangent(e)=(数学)＠に（一点だけで）接する
これも数学用語 タンジェントです。これは、一点だけで接すると
いうところから、めったにない大物相手の診療を指しているようです
L4 {minence(n.f.)＝黒幕
L5 mandrin(n.m.)＝お偉方
L5 arch{ologue(n.)＝考古学者
L6 lambriss{(e) =羽目板で仕上げた
L8 cossu(e) =富裕な
L8 charge(n.f.)＝費用
L8 curatif(ve)=治療の
L9 nanti(e)(n.)＝=裕福な人間、金持ち
L12 s'{tirer =引き延ばされる、伸びる
L14 lancinant(e)=うずくような
L14 bouillonnement(n.m.)＝沸騰、沸き立つ事
L15 ronger =苛む、悩ます
L15 virulent(e)=辛辣な、意地悪な
普段は、不満を持ちながらも真ん中の診療体制です
L17 entrevenir =かすかに見る
L18 salut(n.m.)＝救い
Ilは主人公でしょう
L19 corrompu(e)=堕落した
L21 consentement(n.m.)＝同意、承諾
L21 tacite=暗黙の
L23 docilit{(n.f.)＝従順
彼は私の患者になることで私を喜ばせた（贈り物をくれた）
L25 magnanimit{(n.f.)＝寛大さ
その後にもう一つのプレゼント、会話するという喜びをくれた
L29 procuration(n.f.)＝代理
私は彼の人生を（自分の人生のように感じながら）生きる
P77
L1 fossoyeur(n.m.)＝墓堀り人
en=des chefs
（筆一つで）シェフたちを生み出したり葬ったりする
L1 ripaille(n.f.)＝（話）ごちそう、宴会
L1 extraire =引き抜く、選別する、抜粋する
ごちそうから、言葉、文、言葉の組み合わせを引き出す
L3 accoucher =分娩させる、お産させる
L3 fulgurant(e)=はっとするような
様々な食事から、はっとするようなそれぞれの美を生み出す
L5 sph}re(n.f.)＝範囲、領域
４行目までの動詞の原形はシャブロが主人公とともに生きている
イメージでしたが、p{n{trer、fr^ler、effleurerは、その才能の
秘密に触れようとしているイメージですね
L6 en tapinois =こっそりと
L7 fr^ler=かすめる
L7 effleurer=軽く触れる
L8 Que faut-il pr{f{rer ?
vivre sa vie とjouir des extases d'un autre とどちらを
選ぶべきだろうか？
L10 sel(n.m.)＝（比喩的に）ぴりっとした味、機知、辛辣さ
L11 se tenir @ qc=（何）を固く守る
L11 objectif(n.m.)＝目標、目的
L12 effraction(n.f.)＝家宅侵入
ここでは、主人公の人生に忍び込んで自分の人生の代理とすること
L12 jouir =deを楽しむ
L12 @ l'infini=無限に、果てしなく
L13 qu]te(n.f.)＝探求、求めるもの
L14entamer=着手する、始める
L14 croisade (n.f.)＝（歴史）十字軍、改善運動
十字軍て、ぴんとこない言葉です。広辞苑によると、広義には
「理想、または信念にもとずく集団的抗議運動」という意味だそうです
L15 c^toyer=(と)すれすれである、紙一重だ
自分の求めることを知り、そのための戦いを既に開始し、あのような
最後のときにあって、不朽の名声を持つ他人（un autre）
【833】Une gourmandise P77?79 リエ - 06/8/27(日) 19:20 -
P77
L16 largesse(n.f.)＝（pl）施し物
L19 disciple(n.m.)＝弟子
L20 centuple(n.m.)100倍
au centuple =100倍に、すっと多く
L21 subordination(n.f.)＝従属
世紀の偉人との友情を夢見ない者がいるだろうか？
L24 accolade(n.f.)＝抱擁
L24 fils prodigue(n.m.)＝放蕩息子
L25 orgie(n.f.)＝大響宴
Un Grand du si}cle, le H{ros, un fils prodigue, un Grand
Ma^tre des orgies culinaires
シャブロに取って主人公は以上のような存在でした。そして、彼が
病状を伝えました。
P78
L1 se mourir =死に瀕している
彼が死ぬ夜は、私が死ぬ夜でもある。
L4 defaillir=気を失う、（気力、体力が）衰える
L6 vouer @=@に捧げる
L7 revendiquer =(責任を)引き受ける
P79
今回のタイトルは鏡。これまでとちょっと違いますね。
父方の伯父の話です
L3 supecialit{(n.f.)＝名物料理
L3 la maison Gerson =ジェルソンの店
L4 r{volutionner =革新する、一新する
L4 cadre(n.m.)＝骨組み、枠、場所
ここでは、批評家としての自分の位置くらいの意味でしょう
L5 se propulser =推進する
L5 firmament(n.m.)＝（詩）天空
L8 r{fugi(e)=避難した
L10 original(ale)=変わり者
L13 }tre de la jaquette =ホモである
L15 @ proximit{ de =deの近くに
【835】Une gourmandise P80?81 リエ - 06/8/28(月) 23:05 -
P80
L1 relation(n.f.)＝（pl）知人、知り合い
vieilles relations d'affaires 古い仕事仲間たち
L1 se concocter =準備する
駆け出しの批評家だった私は、独身の伯父が夕食の支度をするのを
眺めていました
L６ disposition(n.f.)＝気持ち、（肉体的、精神的）状態
L7 plus que + adj（形容詞） =非常に?な
L10 enfi{vrer =熱狂させる、興奮させる
L11 tintamarre(n.m.)＝騒音
L11 chuintement(n.m.)＝シューシューいう音
L13 virago(n.f.)＝男みたいな女
L13 en transe =没頭した
L15 martyr(e)=（キリスト教の）殉教者、殉死者
にぎやかに料理する祖母と違って、ジャックは静かに落ちついて
料理をします
L21 passoire(n.f.)＝水切り
L23 d{cortiquer =殻を取る
L24 m{ticulosit{(n.f.)＝細心さ
L25 cadence(n.f.)＝リズム、テンポ
P81
L1 d{pouiller de=(覆っているものを)はぎ取る
L1 gangue(n.f.)＝外皮
L4 sauteuse(n.f.)＝ソテー用フライパン
L4 fente(n.f.)＝鋳鉄、鋳物
L6 en pluie =雨のように、雨状に
L8 menu(n.m.)＝（話）手順、作業メニュー
L8 croissant(e)=増大する
L8 {chappatoire(n.f.)＝逃げ道
L11 embellir＝美しくする、美しく見せる
L13 r{inventer =再発見する
L13 {grener =脱穀する、実を取る
L15 po]l{e(n.f.)＝フライパン一杯分の量
L17 hargneux(se)=つっけんどんな、不機嫌な
つっけんどんな炎と言うとおもしろいですね。ここではコニャック
をかけアルコールを飛ばすためにマッチで火をつけたときにボーッと
燃え上がった火の様子です
L22 argenterie(n.f.)＝銀器、銀の食器類
L22 lin(n.m.)＝リネン
L26 joufflu(e)=ほおのふくれた、下膨れの
une petite coupole joufflue =ふっくらとした丸天井のような形
器に山型にタイ米を盛った
L28 liquide de bl{
これはビールでしょうか、それとも麦茶のようなもの？ ビールなら
ビールと言いそうな気もします。独身の伯父は、料理にもテーブルセッ
ティングにも独自の美学がありますね
L30 sancerre(n.m.)＝（ワイン）三セール、ニヴェルネ地方サンセール
地区のワイン
エビの半分を皿に盛り、ワインを飲むかと主人公に尋ねているので、
伯父は主人公と二人分の夕食を作ってもてなしてくれているようですね
【836】Re:Une gourmandise P80?81 なな - 06/8/29(火) 18:43 -
▼リエさん：
>P80
>L21 passoire(n.f.)＝水切り
une petite passoire argent{{ は銀メッキ？かな？
ただの銀色の水切りでしょうか？
別にどちらでもいいのですが、銀メッキの水切りでタイ米の水切りをして、
パエリアなんて作るとおいしいでしょうね！！
>L22 argenterie(n.f.)＝銀器、銀の食器類
こちらは銀器なんですね。
【837】Une gourmandise P82?83 リエ - 06/8/29(火) 22:12 -
P82
L1 pouce(n.m.)＝親指
Manger sur le pouce＝（立ったまま）急いで食事をする、簡単に
食事をする
L5 se mitonner =じっくり準備をする
L6 raffinement(n.m.)＝こり過ぎ
L7 esth}te=耽美主義者
L8 mise en sc}ne(n.f.)＝上演
伯父は本当のグルメだし、耽美主義者だが、日常生活は
シンプルだった
L17 rev]ter =?を帯びる
ほかの人のために作る食事だけが、真の芸術作品だ
そう言いながら、作ってくれた料理を食べなかったようですね
L25 un miroir sorci}re=魔法の鏡
伯父が食事をする光景は、魔法の鏡に映った映像のように、枠にはめられ
切り取られた情景でした
P83
L1 exempt{(e) de =deを免除された
L11 nourricier( {re}=糧をもたらす、えいようになる
L11 spleen(n.m.)＝憂鬱
【840】Une gourmandise P84?85 リエ - 06/9/1(金) 10:48
P84
L1 {toffee(n.f.)＝内容
L4 nuance(n.f.)＝微妙な差異、ニュアンス
L6 pi}ce(n.f.)＝硬貨、コイン
ジェジェンはグルネル通りの角にいる乞食のようです
L8 s'esquiver =こっそりと逃げ出す
L10 tarauder=ドリルで孔をあける、（文）胸をえぐる、苦しめる
L12 s'empresser =急いで?する
L13 se visser=ねじで締まる
tarauderから連想した言葉でしょう。ここでは頭の位置を固定する
というイメージですね
L14 d{guenill{(e)=ぼろをまとった、ぼろをまとった人
L15 pincement(n.m.)＝つまむこと、胸を締め付ける苦しみ
L17 s'estomper =ぼやける、かすむ
Les souvenirs s'estompent avec le temps.
という例文がありました
P85
L1 inconscient(n.m.)＝（心理）無意識
L2 fendre le coeur @ qn =人の胸をはりさけさせる
L4 arbitaire=勝手な、任意の
L8 d{faillant(e)=弱った、衰えた
ここでは国が弱体化した、ということですね
L12 raie(n.f.)＝線、筋
L13 emmerder =無視する
L14 socialo
socialisteの略のようです
L14 beurre(n.m.)＝バター
お金という意味もあるようです
faire une beurre =（話）金をどっさりもうける
vouloir le beurre et l'argent du beurre
(無理なのに、元手と利益の両方を)すべてをほしがる
L15 abonnement(n.m.)＝加入契約
L18 leur vacances en Toscane
「トスカーナの休日」という映画を見ましたがトスカーナは
人がうらやむバカンス地なのですね
L19 aiguillon(n.m.)＝（牛追い用の）突き棒、（蜂の）針、（植物の）とげ
ここでは自分たちの良心のとげである乞食を指します
les trottoir vid{s des aiguillons
こうしたとげが歩道から一掃される（のを望む）
L20 au noir =闇で、非合法的に
travailler au noir =もぐりで働く
L20 tirade(n.f.)＝くどくどしい説明
L21 artruiste=愛他主義の
L24 parrain(n.m.)＝（マフィアの）ゴッドファーザー
L25 sbire(n.m.)＝ポリ公、悪者の手先、ちんぴら
L27 ex{cution(n.f.)＝実行、処刑
「あいつは顔色が悪いな」という言葉、それが処刑命令だ
L28 brim{(e)=いじめられた
L28 injurier =ののしる、侮辱する
L29 indigne =その名に値しない、失格の
悪い事はみな国のせいにするが、非難する先を間違っていると
いうことですね
【842】Une gourmandise P86?88 リエ - 06/9/7(木) 17:31
P86
L6 commis{ration(n.f.)＝憐憫
L7 clamse =くたばる
L9 racaille(n.f.)＝ごろつき、くず
L9 pl}be(n.f.)＝下層民
L12 flic(n.m.)＝銭
L24 se rejouir de =deを喜ぶ
P87
また、寝室。こんどはパンの話です
L1 halentant(e)＝息を切らせている
L9 cr]te(n.m.)＝波頭
私はいとこたちと海に来ています
L11 ralliement(n.m.)＝集合、集結
L16 fig}{(e)=固まって
L16 bien-[tre(n.m.)＝満足、幸福感
L17 engourdissement(n.m.)＝しびれ、麻痺
P88
L4 exaltation(n.f.)＝（心の）高揚、興奮
L8 liesse(n.f.)＝歓喜
L9 envol{e(n.f.)＝（心・魂の）高揚
L10 exultation(n.f.)＝狂喜、歓喜
L14 lever le camp =テントをたたむ、出発する
L15 une dizaine de ?＝約10の
L16 fournaise(n.f.)＝大変暑い場所
L17 se lasser de ?＝deに飽きる
se laisser とse lasserが続いています。似た意味の違う単語の羅列、
音が似ている語の羅列が、文章家らしい主人公の特性を表したいのでしょ
うが、油断していると見落とします。
L18 priv{(e) de qc =(何)のない、を奪われた
若者になり、こうしたモロッコの夏を体験しなくなって
L19 il arrive de + inf @ qn=人に?が起こる、生じる
L21 repasser =(記憶が)甦る
L22 euphorie(n.f.)＝幸福感
L22 maint(e) =(plで)（文）いつくかの、多くの
en maintes endroits =多くの場所で
L24 laurier-rose(n.m.)＝（植物）キョウチクトウ
【844】Une gourmandise P89?90 リエ - 06/9/8(金) 17:53 -
P89
L1 enclav{(e)=囲まれた
L2 remou(n.m.)＝逆流、渦
L2 toiser =じろじろ見る
L3 d{dain(n.m.)＝軽蔑、尊大、無視
L4 relief(n.m.)＝起伏、地形
L4 tumulte(n.m.)＝騒動、（文）（波や嵐の）ざわめき
L6 t{m{raire=向こう見ずな
L8 rageur(se)=怒りっぽい
L9 bond{(e) de =deでいっぱいの
L10 faubourg(n.m.)＝周辺部
L11 grouiller de =deで一杯である
L12 salubre=健康的な
L12 iod{(e)=ヨードを含む
L14 se ramollir=頭がぼける
L14 habitacle(n.m.)＝（車の）居住空間
L19 calvaire(n.m.)＝長い苦難
L21 exasp{rant(e)=腹の立つ
L23 suant(e)＝汗まみれの
L24 ex{crer ＝嫌悪する
L27 frip{(e)=しわくちゃの
海に入った後の指がしわくちゃになる様子です
P90
L2 reluisant(e)=ぬれて光る
L2 {piderme(n.m.)＝表皮
L2 docile =くせのない
L5 {choppe(n.f.)＝屋台店
L6 emballer =包装する
L9 h{b{t{(e)=茫然ととした、ぼんやりした
L9 jouir de =deを楽しむ
パンの存在を十分に楽しむにはぼーっとしすぎているが、後で、
お昼にそれ が食べられることに安心している
L11 visc{ral(e)=無意識の
L12 surgir =ふいに立ち現れる
L12 tr{pas(n.m.)＝（文）死
L13 aplati(e)=平たい
モロッコのケスラ、平たい丸パンです
L16 b{attitude(n.f.)＝この上ない幸福
L17 entamer =始める、?に着手する
L19 cons{quent(e)=かなりの、大きな
L21 meuble =柔らかい
L28 la noblesse du pain =パンの威厳、パンの気品
つながりの悪い組み合わせですね。パンのすばらしさ、くらいでしょうか
L28 se suffire =自足する
Lui-m[meがパンなので、パンだけあれば満足（と思えるパン）
くらいの意味でしょう
【846】Une gourmandise P91 リエ - 06/9/10(日) 0:24 -
P91
L2 multiple＝複雑な
種類が沢山あるからではなく、本質的にパンというものは
複雑なものだ
L5 plusieurs＝いくつもの、数個の
Le pain est plusieurs,
主語が単数なのに複数を連想させる形容詞というところが意味がとりにくい
ところです。次がmicrocosmeなので、パンは豊かで多面性を持つ小宇
宙なのだ、くらいでしょうか
L6 s'incorporer =（@、 dansに）合体する、取り込まれる
めまいがするほどの多様性がパンには内包されている
また、得意の展開ですね。大げさと思いながらも、どう表現するかけっこう楽しめます。
主人公の批評のファンもこういう楽しみ方を覚えたのかも。翻訳するなら別役実の「道具づくし」みたいに、
どこまでが本気でどこまでが嘘かわからない（主人公がまじめに話しているようでいて、
本人も大げさ具合を楽しんでいるのが感じられる）ような文体にしたらおもしろそうです
L8 ramification(n.f.)＝枝分かれ
L9 se heurter @ =＠にぶつかる
L9 d'embl}e =一挙に、一回で
L10 s'}bahir =びっくりする
L12 foss{(n.m.)＝溝
L12 {crce(n.f.)＝皮
L13 parure(n.f.)＝装飾
L14 se lover =(蛇が)とぐろを巻く
ここではパンの白い身がほおの中でまるまる様子です
L15 avec une docility{ =すなおに
L16 d{concertant(e)=意表をつく、面くらわせる
L17 fissure(n.f.)＝ひび
L18 infiltration(n.f.)＝浸透
L18 champ]tre =畑の
L19 labour(n.m.)＝工作
L19 se prendre @+ inf.=（文）突然?し始める
L23 intersection(n.f.)＝交差点、（２平面の）交わり
ここではパンの硬い皮と白い身の接点を指します
L23 en revanche=その代わりに、それに反して
L24 moulin(n.m.)＝製粉所
L26 meule(n.f.)＝挽き臼
L26 infester =(文)出没する、横行する
L27 volatil(e)=消えやすい、揮発性の
パンの皮と身の間には製粉所のイメージが浮かびます
ここで光景が変わります。ここからは母が差し出したパンの一切れを
食べて感じたことです
L29 carcan(n.m.)＝束縛、拘束
【847】Une gourmandise P92-93 リエ - 06/9/10(日) 17:16 -
P92
L3 viennoiserie(n.f.)＝ウィーン風菓子パン（クロワッサンなど）
クロワッサンも菓子パンというのがちょっと意外
L3 aboutir @ =@に達する
L4 surprenant(e)=意外な
L5 gluant(e)=粘りつく
L6 s'agglom{rer =固まる
L9 gluer =ねばつく、ねばねばする
ケスラは噛んでいると粘りがでてきます
L9 malaxer =こねる
L10 palais(n.m.)＝（解剖）口蓋
L11 tressaillir =震える、振動する
L12 ardeur(n.f.)＝激しさ
L12 jubilatoire =喜びの
L12 visqueux(se)=ねばねばした、粘性の
ここでは名詞扱いですね
L14 tissu(n.m.)＝（生物）組織
L14 p{trisser =こねる
L15 levure(n.f.)＝イースト
L17 reminer=反芻する、思いめぐらす
L20 faste(n.m.)＝豪華
L20 instituer =設ける
L20 en de?@ de qc＝?のこちら側に
L27 oraison(n.f.)＝祈祷、祈り
L27 futilement =軽薄に
P93
L1 consacr{(e)=慣例となった
L1 convivialit{(n.f.)＝なごやかさ
L4 {l{vation(n.f.)＝上昇
L8 sans l'ombre d'un doute=ほんのわずかな疑いもない
L13 hositit{((n.f.pl)＝敵対行為
L15 couper en petits d{s =さいの目に切る
L17 grossi}rement =おおざっぱに
L17 d{biter =売る
L18 tajine(n.m.)＝（料理）タジンヌ（北アフリカの羊と野菜の煮込み料理）
L18 pl{thorique=多すぎる
L18 se pourl{cher =舌なめずりする
se pourl{cher les babines =よだれが出そうだ
L19 b]frer =むさぼり食う
b]frer comme un angeではなく、un angeは良心の呵責も後悔もなく、
のたとえのようですね
L21 inaugurer =始める
L21 {bat(n.m.)＝戯れること
L21 mendibule(n.f.)＝（plで）あご
L23 je la pr{cipitais
La=la blancheur d'une mische
L25 le coeur =パンの本質、くらいの意味でしょう
【848】Une gourmandise P94-97 リエ - 06/9/10(日) 22:33
P94
L 1 luxuriance(n.f.)＝豊富さ
L1 fleuri(e)=花で飾った
L3 aval(n.m.)＝下流
L4 bariol{(e)=雑多な
L5 cataracte(n.f.)＝小さな滝
L6 courette(n.f.)＝小さな庭
L10 aubade(n.f.)＝表敬奏楽（朝，家の前で行われる）
L11 fulgurant(e)=すばやい
P95
ロッテ
主人公の孫です
L2 Granny=おばあちゃん
L2 Granpy=おじいちゃん
L13 galet(n.m.)＝砂利、（pl）砂利浜
ジャンはローラの弟ですね。でもローラには子供がいないとお手伝いさんが
言っていました。主人公にはもう一人娘がいるようです。リックは誰でしょ
う？ ジャンに息子がいるのでしょうか？
L19 zeu=（間投詞）早く！
P96
アナイスはポールの姉妹の子供だそうです。ポールはお気に入りの甥っ子でしたね。
L15 square(n.m.)＝小公園
ポールの姉妹はアデールという名前です
ロッテはおばあちゃんがローラやママよりジャンの事が好きなのを知っています
L30 d{go^ter =うんざりさせる
P97
L2 en vouloir @ qn de + inf=(?のことで)(人に)恨みを抱く、悪く思う
パパは私をすごく愛してる。パパは望まなかった子供なのに、こんなに愛し
てしまっている事で，ママを恨んでる
さすがに、子供の語り口はわかりやすい。しかし、内容は深いですね。
【849】Re:Une gourmandise P94-97 なな - 06/9/11(月) 10:10 -
>さすがに、子供の語り口はわかりやすい。しかし、内容は深いですね。
そうですね。
最後の文章は痛烈！！
les grandes personnes ont {t{ des enfants,un jour.
【850】Une gourmandise P98-100 リエ - 06/9/13(水) 23:03 -
P98
また，寝室です。パンの次は農家でごちそうになった
食事の話です
L1 pimpant(e)=優雅な
L3 infructueux(se)=空しい
L3 d{nicher=（話）見つける
L16 placer la main en visi}re =手をひさしにする
L19 revigor{(e)=元気を回復した
P99
L2 croissant(e)=増大する
L6 cul-de-sac(n.m.)＝行き止まり
L8 imposant(e)=堂々とした、威厳のある、（数量の）大きな
L9 vamipiriser =（話）勢力下に置く、服従させる
L15 faute de mieux=(それ以上は望めないので)次善の策として、しかたなく
ノルマンディーで、最近できた料理が評判の宿を探していた主人公は、目当ての宿
を見つけることができずに、一軒の農家の前にやってきました。
L17 r{nifler =鼻をならして息を吸う
L18 m{pris(n.m.)＝軽蔑
L19 sous-entendu(n.m.)＝言外の意味
L28 cultivateur(trice)=農民、農婦
L28 dodu{(e)=丸々太った
L29 fosette(n.f.)＝えくぼ
L29 accorte＝快活な，愛想のよい
L29 commissure(n.f.)＝口角
この農家ので昼食をごちそうになります
P100
L2 aromate(n.m.)＝香辛料
L2 b{ni(e)=心から喜ぶ
L3 altier( )re)=（文）高慢な、横柄な
L8 fioriture(n.f.)＝（音楽）装飾音
L8 pr{lude(n.f.)＝前奏
L9 fruste =ごつごつした
L9 modestie(n.f.)＝控え目
L10 raffinement(n.m.)＝洗練
前菜に牡蠣をごちそうになります。男たちは横で話をしています
L14 faconde(n.f.)＝能弁
L16 regimber =はねる
L16 rechigner=いやがる
L17 crachoter=つばをはく
L17 s'essouffler=息が切れる
L18 d{raper =急変する
L18 virage(n.m.)＝カーブ
L20 se cabrer =憤慨する
L20 se rebiffer =反抗する
みんな車についての話です
L21 r{tif(ve)=なかなか前へ進まない
L22 s'arroger =?を不当に自分のものにする
L22 privil}ge(n.m.)＝特権、得点、利点
L22 tirade(n.f.)＝長い演説
L23 saloperie(n.f.)＝（話）がらくた、ごみ
L23 avoir froid au cul =尻が冷たい
なにか特別な言い回しかもしれません
L27 alanguis(e)=ものうげに
次にハムが二切れ出てきます
【852】Une gourmandise P101-102 リエ - 06/9/18(月) 19:07
P101
L１ moelleux(se) =柔らかな、心地よい
L1 vigoureux(se)=強い
L1 improbable =ありそうもない
L2 d{lectable=おいしい
L4 charmeur(se)=うっとりさせる
L4 allumeur(n.m.)＝点火する人、点火器
この辺りの単語は韻を踏んでいますね
L8 le ma`tre de c{ans =この家の主人
L12 se p[mer de =（感動で）ぼうっとする
L15 plat de r{sistance (n.m.)＝主菜、メインディッシュ
un plat du jourは本日のお勧め料理ですが、抵抗はメインディッシュ
なのですね。いちばん手応えがあるからでしょうか。ここではアスパラガス
です
L15 chiche=わずかな、貧弱な
L16 tonalit{(n.f.)＝音質、音色、色調
L17 exquis（e）=大変美味しい，快い
L17 champ]tre =畑の
L17 bucolique=牧歌的な
L19 le plus belle =以前よりさらに
L20 inopin{ment=思いがけず
L26 ruer =蹴る
L27 locher =（果物を落とすために）木を揺さぶる
L27 malle(n.f.)＝トランク
ここではトランクに閉じ込められた熊が車を揺らす様子です
L28 groin(n.m.)＝鼻面
L28 cabosser =へこませる
P102
L3 r{giment(n.m.)＝（話）多数、多量
en r{giment de =たくさんの
L4 poularde(n.f.)＝肥育鶏
L4 pl{thore(n.f.)＝過多
L4 lardon(n.m.)＝(豚の)細切りにした背脂
L8 d{vier de =deからそれる
L9 m{andre(n.m.)＝蛇行、紆余曲折
L9 sinueux(se)=回りくどい
L11 illicite =不法な
L18 d{sinfectant(e) =消毒の
L25 sobri{t{(n.f.)＝節制
L26 laper =舌を鳴らして飲む
L26 flaque(n.f.)＝水たまり
L27 saisissement(n.m.)＝ショック
L28 tomber raide mort =即死する，ばたりと倒れて死ぬ
L29 barai(n.m.)＝ほうき
con comme un barai （話）大バカである、という用例がありました。
ここでは comme un barai でばったりと、と強調しているのでしょう。
なめたのはジョセフじいさんの消毒薬みたいなカルヴァドスでしょうか。
【853】Une gourmandise P103-104 リエ - 06/9/18(月) 23:04
P103
L1 constitution(n.f.)＝体格
犬の体が大きかったので、死の爪から逃れる事ができた
L13 s{culaire=数世紀を経た
L14 houlette(n.f.)＝牧杖
sous la houlette de ~＝?の指導のもと
L14 cochon(ne)＝（話）汚い人
ここではおしゃべりをした農民たちのことでしょう
L18 ch}re(n.f.)＝（文）ごちそう
L19 r{l{guer=遠ざける，格下げする
L21 truculence(n.f.)＝豪華さ
L22 syntaxe(n.f.)＝文構成法
ここではしゃべり方、くらいでしょう
L22 d{braill{(e)=だらしない
L24 se r{galer de =deを大いに楽しむ
L25 campagnard(e)=田舎の
L26 d{lectation(n.f.)＝歓喜
こんなふうに初対面の人間と会話が楽しめるのに、どうして
家族とは会話ができないのでしょうね
L27 esseul{(e)=寄るべなき，孤独な
P104
L2 embellir=美化する
L5 osmose(n.f.)＝影響
L8 aur{oler=栄光で飾る
L8 in{dit(e) =未完の、未公開の
L16 alt{rer =(悪い状態へ)変化させる
L17 brisure(n.f.)＝割れ目、裂け目、破片
L21rabile＝変わりやすい
私は部屋に妻のアンナがいる気配を感じます。そして，求める味を思い、
農家の思い出から，田舎の暮らしと犬の事を思い出します。
【854】Une gourmandise P105-107 リエ - 06/9/20(水) 23:32
P105
今度は寝室ではなく書斎が舞台。語るのヴィーナスです
L2 alb[tre(n.m.)＝雪花石膏
L3 pro{minant(e)=突き出た
L6 cocasse =こっけいな
ヴィーナスと言っても西洋風の愛と美の女神ではなく、
原始的な豊穣の女神です。腹が突き出て、乳房が腿のあたり
まで垂れている、といいますから、アフリカの彫像などで見る
女神像のイメージですね
L7 chair(n.f.)＝肉体、肉欲
私の内にあるのは肉欲（の賛辞）であり、瞑想を呼び起こすものでは
ない。それなのに、かれは私を熟視する
L15 un cheveu de=?するところで
L17 exc{dent(e)=わずらわしい
L19 tain(n.m.)＝（鏡の）裏箔
un glace sans tain_マジックミラー
誰かが後ろから見ているとも知らずにマジックミラーをのぞいている
ような
P106
L1 repli(n.m.)＝ひだ
L1 {panouirm=開花する
L4 fluide(n.f.)＝目に見えない力、霊力
L4 caract{riel(le)=性格上の
L4 inapprivois{(e)=従順でない
L9 d{minurge(n.m.)＝（文）創造者
書斎に明かりがつき、その明かりに照らされるたびに、私は新しく生まれる
L18 {vanescent(e)=次第に消えて行くもの，人
L19 perspicace =鋭い
L21 entraver =妨げる
L23 verve(n.f.)＝能弁
L24 autocrate(n.m.)＝独裁君主
L24 perp{tuel(le)=不断の
P107
L1 se r{signer @ =@を甘受する
L2 empoigner=つかむ
【855】Une gourmandise P108-109 リエ - 06/9/21(木) 23:43
P108
寝室，今度は犬の話です
L4 arri}re-train(n.m.)＝後半身
L6 glable=つるつるの
L7 duveteux(se)=柔毛のたくさん生えた
L12 truffe(n.f.)＝（犬の）鼻先
後を読むととても食いしん坊の犬のようです。
（お腹は小さく）脚の上に鼻面が乗っているようだった、という
イメージでしょうか
L13 r{ceptacle(n.m.)＝たまり場、かたまり
L13 anthropomorphique=擬人化した
L16 surexit{(e)=興奮しきった
L18 repli(n.m.)＝シワ、ひだ
L18 grassouillet(e)=ぽってりした
L19 attendrissement =ほろりとさせる
L19 b[tifiant(e)=子供じみた、ばかげた
P109
L1 rondouillard(e)=ぽってりした
はじめて家に来た時はしわしわの丸っこい子犬でしたが、数週間で
鼻筋の通ったしっかりした子犬になりました。種類はダルメシアン。
名前はレットです
L7 Autant en emporte le vent
これは映画のタイトル。「風とともに去りぬ」ですね。
スカーレットの夫レット・バトラーの綴りがRhettだと初めて知りました。
犬にはこのレットの名前がつけられています
私は，女だったらスカーレットになりたかったそうです
L10 immacul{(e)=汚点一つない
L11 mouchet{(e) =斑点のある
L14 onctueux(se)=滑らかな
L15 complaisant(e)=親切な、甘い
L15 mi}vre=甘えたような
L16 physionomie(n.f.)＝顔つき
L17 propension @ =@への傾向
L18 de surcro^t =さらに、そのうえ
L28 passablement =まあどうにか
L29 afflig{(e) de =deに悩まされる
一緒に暮らしているうちに犬と飼い主は似てくるものだ
と言っています。
【856】Une gourmandise P110-112 リエ - 06/9/24(日) 22:33 -
L1 gloutonnerie(n.f.)＝大食い、どん欲
L2 boulimie(n.f.)＝過食症
L6 piqu{-plong{ =?
飛びかかる姿勢の描写のようです
L8 engloutir =飲み込む，むさぼり食う
L17 grappiller =摘む，拾い集める、くすねる
L18 mangealle(n.m.)＝えさ
L18 ing{niosit{(n.f.)＝創意工夫、巧妙さ
L19 subterfuge(n.m.)＝逃げ口上、言い逃れ
L21 subtiliser ＝（話）くすねる
L22 {crabouiller＝（話）押しつぶす
L23 h^tif(ve)=早い，急いでした
L24 incoercible =押さえられない
L28 ant{dilvien(nne) =（話）時代から外れたような
P111
L2 bourr{(e)=deで一杯の
L3 lester =（話）詰め込む
L5 batifoler =（話）ふざけて回る
L6 subrepticement =こっそりと
L7 n{gligemment=こっそりと
L7 d{poser =捨てる，置く
L12 l{chouille =?
l{cher=なめる に関係のある言葉でしょう
L17 r{currence(n.f.)＝回帰
クリスマスの晩、パリの祖父母の家で、家中をうろうろして食べ物を
もらっていたレットがいないことに最初に気づいたんは，父の妹
マリーでした
L22 se tramer =企まれる
L25 loustic(n.m.)＝やつ、あいつ
L26 entreposer =倉庫に入れる，あづける
L29 admonestation(n.f.)＝（文）訓戒、叱責
P112
L4 pousser un cri=金切り声を上げる
L5 orfraie(n.f.)＝（鳥）オジロワシ
L5 d{tresse(n.f.)＝悲嘆
L6 d{chirant(e)=悲痛な
L7 alourdi(e)=重い，不活発な、鈍い
ブッシュドノエルを食べてしまったレットは体が重くて
動けないようですね
L7 larcin(n.m.)＝万引き
L10 cl{ment(e)=寛大な
L12 combler =満足させる
L14 m{thodique=体系的な
L22 P{n{lope =ペネロペ
ギリシャ神話のオデュッセウスの妻。トロイア戦争で夫が出征中、
２０年間言い寄る男を断り続け夫を待った。転じて，貞淑な妻。
断る口実に機を織り続けたそうです
L25 navette(n.f.)＝（織物）杼（ひ）
織物で、縦糸の間を往復して横糸を入れていく道具です。
レットの舌はこの杼のように左右に動いて，皿の上のケーキを片付けて
行ったようです
L28 galactique=銀河の
L30 discerner =見分ける
L30 sel(n.m.)＝塩、機知
犬にクリスマスの大事なケーキを食べられてしまうという、途方もない
大事件を、祖母は笑い飛ばします。
【860】Une gourmandise P113-114 リエ - 06/9/25(月) 21:31
P113
L3 indigestion(n.f.)＝消化不良
L3 ingurgitation(n.f.)＝（稀）むさぼり食う事
L5 d{clencher =引き起こす
L6 pro{minence(n.f.)＝突出
L9 ent{riner =認める，承認する
祖母は消化不良の罰を受けると思っていましたが，レットは
クリスマスのごちそうも食べてその後は昼寝をしました。
L13 pi}tre=みじめな
翌朝，レットはからのえさ皿を見る事になります。これが父の
おしおきでした
L15 frasque(n.f.)＝無分別な行為
L20 labeur(n.m.)＝（文）辛苦
L20 dragon(n.m.)＝（話）かちかち屋
L25 animosit{(n.f.)＝敵意、憎悪
L26 d{lectable=心地よい
L27 papille(n.f.)＝味蕾
これはよく出てきますね。口の中、舌の上、くらいの意味でしょう
私は知らない人間より，自分の犬の方が好きだというような人間ではない
P114
L2 fr{tillant(e)＝跳ね回っている
犬はそのへんをうろうろして、吠えて跳ね回っているだけのものだ
L4 tant que @ + inf =どうせ?するなら
L6 @ poil =裸の
L7 fabuleux(se)=想像を絶する
L8 d{rision(n.f.)＝あざけり
L９ v{hiculer =伝える，媒介となる
L10 clone(n.m.)＝（話）そっくりなもの
犬は道化であり、贈り物であり、飼い主のクローンである
L11 douillet(e)=やわらかい
L12rieur(se)=陽気な、明るい
L13 s'irrader=発散する
L14 chiot(n.m.)＝子犬
私はレットを犬であるとは思っていない。レットは犬とか?である
前にレットだった
L22 olfactif(ve)＝嗅覚の
L26 bien camp{(e)=(体格が)がっっしりした
L28 mirabelle(n.f.)＝ミラペル、イエロープラム
L30 levure(n.f.)＝イースト
レットの首や頭のあたりからは、ちょっと焼いたブリオッシュの匂いが
します
これでやっとパンを連想した理由がわかりましたね
【861】Une gourmandise P115-118 リエ - 06/9/27(水) 23:13
P115
L3 gambader =はしゃぎまわる
L6 pr{(n.m.)＝草原、野原
ここでは、庭のことでしょうか
L6 croisade(n.f.)＝十字軍、改善運動
en croisade contre =?を撲滅しようと
L15 la boule brune
これはブリオッシュのことですね
ブリオッシュには粉砂糖をつけて食べるようですね
L28 odorif{rant(e)=芳香を放つ
P116
L1 ambulant(e)=歩き回る
L4 p{rip{tie(n.f.)＝予期せぬ出来事
L10 {bahir=びっくりさせる
レットの匂いから，アメリカで食べたトーストを思いだします
L10 symbiose(n.f.)＝共生、親密な関係
バターをパンに塗ってから焼いたときの、トーストの味に
感激したようです
P117
アンナ、妻の語りです
L3 exsangue=青ざめた、生気のない
ジャン、ローラ、クレメンスが３人の子供たちの名前です
L10 acari]tre=（老人が）気難しい、おこりっぽい
L11 oppresseur(n.m.)＝圧制的な人
L12 despote(n.m.)＝専制君主
L13 chevalier servant(n.m.)＝意中の貴婦人に尽くす中世の騎士
ここでは、子供たちが母親に対して取った態度を言っています
L16 d{tromper =(人の誤りを)悟らせる
L16 embellir =美化する
L18 tu=taire黙るの過去分詞ですね
私を自分の気持ちを子供たちに黙っていた
P118
L2 faste(n.m.)＝豪華
才能豊かな夫が，自分のところに必ず戻ってくるというだけで
私には十分だった
L13 distraitement=ぼんやりと，上の空で
私は夜，夫の腕に抱かれるだけで幸せだった
L22 {treinte(n.f.)＝抱擁
L25 lubrique=淫奔な
L26 d{bauche(n.f.)＝放蕩
L27 r[re(n.m.)＝喘ぎ
L28 r{inventer =再び価値を見いだす
魅力的な愛人が何人かいたようですね
【863】Une gourmandise P119-122 リエ - 06/9/29(金) 21:39P119
L4 pinac(n.m.)＝頂上
elleはAnnaですね
L4 en catimini =（話）かげで、こっそりと
アンアは子供たちよりも夫を愛していた事に罪の意識を
感じています
L19 ge`le(n.f.)＝牢獄
L21 bourreau(n.m.)＝残忍な人
P120
愛していない、美しい飾り物と言っていても、出かける時は夫婦単位で
行くのですね
P121
寝室の独白に戻り、テーマはアメリカのトーストです
私はすでに有名になっていて、サンフランシスコの研修会に招かれました
L9 de ma vie =(生まれて)一度も
泊めてくれたホスト役のフランス人は、私の生涯初の「ブレックファースト」にどこに連れて行くか悩んだようです
L11 pr{fabriqu{(n.m.)＝プレハブ材
L15 chambranle(n.m.)＝縁枠
L15 cordelette(n.f.)＝細縄
P122
私が入ったカフェは、私のアメリカのイメージそのままでした
L2 faire fi de =deに目もくれない
L3 r{viser =見直す
L6 Skai(n.m.)＝合成皮革
iはトレマです
壁には、大好きな「風とともに去りぬ」のスカーレットとレットが
船に乗っている場面の写真があります。
L11encombr{(e)＝混雑した
L12 {rable(n.m.)＝カエデ、メープル
L14 cafeti}re(n.f.)＝コーヒー沸かし
L15 ma^tre queux(n.m.)＝料理長
L16 mafioso=マフィアの一員の
L17 lippe(n.f.)＝前に出た厚い唇
L17 d{daigneux(se)=横柄な
L18 d{sabus{(e)=冷めた
L19 patiner =古色をつける
L19 d{suet(e)=なつかしい
注文したのはスクランブルドエッグとソーセージ、そしてジョンの特製ポテト
です
L23 en sus de =deに加えて
La jolie Russeは、スラブ訛りの金髪のウェイトレスでしょう
L30 agr{menter de =deで飾る
L30 godet(n.m.)＝受け皿、小皿
【864】Une gourmandise P123-124 リエ - 06/9/29(金) 23:02 -
P123
L3 incriminer =告発する
L4 pantagru{lique =途方もない
L7 piteux(se)=みじめな
L8 veulerie(n.f.)＝無気力
L8 tent{(e) de =deの傾向のある
L10 cochonnaille(n.f.)＝（話）ソーセージ、ハム
L10 r{quisit(n.m.)＝（哲）要件
L18 oeillade(n.f.)＝流し目、目配せ
どうしてフランスでは、パンを焼いた後でバターを塗るのだろうか
L23 bainmarie(n.m.)＝湯煎の湯
L27 {moustiller=（話）陽気にする、うきうきする
L28 suavit{(n.f.)＝心地よさ
L28 recueilli(e)=内省的な
内省的な心地よさと言われてもぴんときませんね。体の中から
わき上がるような心地よさ、というイメージでしょうか
P124
パン、ブリオッシュ、トースト、これが自分が思い出そうとしている
味に近いような気がしています
L5 fourvoiement(n.m.)＝（文）道に迷う事
L7 d{confiture(n.f.)＝（話）敗北、失敗
L8 alternative(n.f.)＝代案、代わるべきもの
L8 Poker(n.m.)＝（トランプの）ポーカー
推論しながら求める味を探すのは、ポーカーゲームで相手の手を
当てるのと似たような感覚なのでしょう。
【865】Une gourmandise P125-126 リエ - 06/9/30(土) 21:39
P125
今度の語り手はリックです
L1 se pr{lasser =ゆったりとくつろく
L1 pr{lat(n.m.)＝（カト）高位聖職者
L2 f{lin(e) =ネコ科の
L10 goutti}re(n.f.)＝樋
リックは猫です。主人は猫に、好きな映画の主人公の名前を
つけていたそうです
L15 gu^tre(n.f.)＝ゲートル
tra^ner ses gu^tres=ほっつき歩く
L16 matou(n.m.)＝雄猫
L17 alter ego(n.m.)＝分身、腹心
L21 triturer＝いじり回す
P126
L2 {chine(n.f.)＝背骨
L3 en vouloir @ qn =?に腹を立てる
L6 gourgardin =?
Gourgardine(n.f.)＝浮気女なので、伊達男のひげ、くらいの
意味でしょうか
L6 musculature(n.f.)＝筋肉、肉付き
L7 hercul{en(ne)=ヘラクレスのような
L12 rester lettre morte =死文化している、役に立たない
elle=la question どうして自分の名前はリックなのだろうという
疑問です
L17 encolure(n.f.)＝首
10年前の12月、赤毛の小柄の女性が家に来て，その会話で謎が
解けました
L20 consoeur(n.f.)＝（女性の）同僚
ここでは、単にほかの女性たち、という意味です
L21 un parfum capiteux =つんとくる香り
L22 venaison(n.f.)＝獣肉（シカ、イノシシなど）
この女はジビエの匂いがする。ほかの女たちは濃厚でつんと来る
香水をつけているが、猫を幸せにする獣の匂いが全くしない。
猫を幸せにする匂いというのは、麝香でしょう。赤毛の女性はムスクの入った香水を付けていたのですね
リックは映画「カサブランカ」の主人公から取ったそうです
L27 se raidir =固くなる
女よりも自由を選んだ男に傾倒しているところが、女の側からすると
気に入らなかったのでしょう
L28 gratifier qn de qc =人に何を与える
cette aura de s{ducteur viril とはリックのオーラですね
リック役はハンフリー・ボガートです
主人が私に与えてくれた、この男っぽい誘惑者のオーラを、
私も高く評価した
L29 cavari}re =ぞんざいな
【866】Re:Une gourmandise P125-126 なな - 06/10/1(日) 9:43 -
▼リエさん：
(Le toast)は、本当にこの通り。
わたしの知っているイギリス人もフランス人もアメリカ人を嫌います。いっぱい食べる、と言って?。
(Rick)を読みながら『我輩は猫である』を思い出していました。
【868】Une gourmandise P127-129 リエ - 06/10/1(日) 17:54
P127
L9 toubib(n.m.)＝（話）医者
L14 coussinet(n.m.)＝小さなクッション
L15 rebondi(n.m.)＝ふくらみ
L15 {dredon(n.m.)＝羽根布団
L28 peloter =（話）撫でる，触る
P128
L3 num{ro(n.m.)＝（サーカスなどの）出し物、得意技
L4 atterrir=着地する
L5 sous-main(n.m.)＝デスクマット
L8 damn{(e)=忌々しい，呪わしい
L9 bedon(n.m.)＝太鼓腹
L15 s'alanguir =活気を失う
L16 grandiose =雄大な、荘厳な
19歳のリックは、主人と一緒に死ぬと決めています
P129
寝室の独白。今度はウィスキーの思い出です
L1 faire la guerre =従軍する
L2 m{morable=忘れがたい
L3 sceller =確固たるものにする
発音はセレです。elle=la guerre
L4 ind{fectible=（文）永遠の，変わる事のない
祖父と戦友のガストンとの友情は生涯変わる事がなかった
祖父の死後も祖母を訪ねて来て、祖母の死の数週間後に静かに亡くなった。
自分の義務は果たしたというように。
L13 cru(n.m.)＝特定ブドウ園、特産ワイン
de son cru=自家製の
L14 arroser =（話）祝って飲む
L15 loquace=おしゃべりな
祖父は年に２回，一人でブルゴーニュのガストンを訪ねていました。
1５歳のとき、祖父は私をこの旅行に一緒に連れて行ってくれました。
【869】Une gourmandise P130-131 リエ - 06/10/4(水) 21:52
P130
ブルゴーニュはコートワインで名高いところです。
私は最近700円くらいのおいしい赤ワインを飲んでいますが、たいていは
コートワインです。ここで出てきたのでうれしくなりました。
L8 comt{(n.m.)＝伯爵領、州
いろいろなワインの銘柄が並んでいます
L9 nati(e)=裕福な人間、金持ち
L18 perdurer =永続する
L20 formalisme(n.m.)＝形式主義
L20 friser =かすめる、すれすれだ
L23 arceaux(n.m.)＝半円形
L24 moroitement(n.m.)＝きらめき
L24 r[telier(n.m.)＝台架
L27 parasiter =雑音で妨害する
L28 d{corum(n.m.)＝典礼
L29 d{m}ler=見分ける
祖父とガストンを訪ねる数ヶ月前に，父がムルソーのワインシャトーに
連れて行ってくれました。その当時、私はワインの魅力がわかって
いなかった。
P131
L1 aiguillon(n.m.)＝とげ
L1 somptuaire＝ぜいたくな
L8 depuis =それ以来、それ以後に
L９ confr{rie =団体、協会
L10 cors{puissant(e)=こくのある
L11 submerger=埋没させる，押し包む
L13 d{cuple(n.m.)＝10倍
L14 vert(e)=熟していない
父とワイン蔵に行き、祖父とブルゴーニュに行くことになった15歳のときは
ワインについてとても未熟だった、ということですね
L15 r{ticence(n.m.)＝ためらい
L19 receler =内に秘める
L22 contr{e(n.f.)＝国、地方
L26 enjolivure(n.f.)＝装飾
L28 ogive(n.f.)＝交差アーチ
L30 bourguignon(ne)=ブルゴーニュの
【873】Une gourmandise P132-133 リエ - 06/10/7(土) 14:46
P132
祖父と私は蔵の入り口でさっそく試飲を始めました
L2 vigneron(n.m.)＝ブドウ栽培者
ここではガストンのことです
L3 m{pris(n.m.)＝deの軽視、無視
L4 crachoir(n.m.)＝たん壷
ここでは、酔うのを避けてワインの味を見たい人たちのための
壷です。口の中で味を見たら飲み込まずに吐き出すわけですね。
二人はこれを無視して、どんどん飲んでいます
L6 m{thodiquement=系統立って、徹底的に
ワインを若い順に飲むなど、ガストンが飲ませたい順番にしたがって
くらいの意味かもしれません
L7 ressassement(n.m.)＝何度も繰り返すこと
L7 phatique =(言語)話しかけによる
L8 descente(n.m.)＝下降、（スポーツ）敵陣へのなだれ込み
ここでは、なだれのように一気に呼び起こされ、間違いなく想像力を
刺激されたた記憶、回想、くらいの意味でしょう。
L8 impressionnant(e)=印象的な、心を打つ
L10 vaillant(e)= 勇敢な、けなげな、健康な
L12 ac{r{(e)=鋭い
L14 pompette（話）ほろ酔いの
L16 bretelle(n.m.pl)＝サスペンダー
ガストンは私があまりワインが好きではないのを見抜きます
L20 se r{crier =（抗議の）声を上げる
L23 minable =（話）哀れな、みじめな
全ての人間は、自分の城の主である。以下はどんな境遇でもという
説明です
L24 miteux(se)= みすぼらしい
L25 paria(n.m.)＝のけ者
L26 d'ores et d{j@ =今からすでに
L28 par-devers soi =自分の手元に、こっそりと
全ての人間は、自分の城の主である
L29 a fortiori =いわんや、まして
P133
L2 arpent=アルパン（農地面積の古い単位。地方によって異なる。
20?50アール）、（文）わずかな土地
L5 d{crier=（文）悪く言う、けなす
L6 fulguration(n.f.)＝ひらめき
私の目にガストンは、自分の城で栄光の時を楽しむ王の中の王、
全能の力を持つ男に見えました
L8 d'attaque =（話）元気がいい、好調な
L9 loupiot(te)=子供、チビ
Il serait d'attaque pour un PMG ?
この子は、PMG向きの元気の良さだ
L11 imminent(e)=差し迫った、身近に迫った
L16 d{bounnaire =人の良い
L17 madr{(e)=抜け目ない
L21 taper =（話）（dansを）大いに消費する
ワイン蔵のすみには特別な酒PGMが隠されています
L22 sirotage(n.m.)＝ちびちび飲むこと
L24 se mettre en branle =活気づく
L25 oeil torve(n.m.)＝横目でにらみつける目
L25 emp[t{(e)=ねばねばした
L26 men{e(n.f.)＝陰謀
私はPMGにとても興味をひかれます
【874】Une gourmandise P134-135 リエ - 06/10/7(土) 15:41
P134
L1 glougloutation(n.f.)＝（酒をつぐ）とくとくという音
L1 pinard(n.m.)＝（話）ワイン、酒
L2 s'affoler =冷静さを失う
L5 cadenas(n.m.)＝南京錠
L8 b{tonner =強化する
L8 ne pas piper mot =一言もいわない
祖父の名前はアルベールというのですね
L9 ramoner =すすを払う
L10 astringent(e)=収斂性の
L12 baptime(n.m.)＝洗礼
ここでは、大人が飲む酒の洗礼ということでしょう。これが
俺の教育だ、とガストンは張りきっています。
L26 distillerie(n.f.)＝蒸留酒製造場
L30 atomes crochus(n.m.pl)＝（比喩的に）共感、心の通じ合い
PMGはスコッチウィスキーでした
これが私のウィスキー初体験なわけですね
P135
L3 c{page(n.m.)＝ぶどうの木
L3 tourbe(n.f.)＝（古風な語）泥炭、ピート
スコッチは麦芽をピートで乾燥するので、独特の薫香を持つのだ
そうです
L4 rubis(n.m.)＝ルビー色
ぶどうの木から泥炭へ、ルビーからアンバー（琥珀）へ、食事の前から
食事中へお酒が移ります
食事中にウィスキーを飲むのがヨーロッパ的なのでしょうか？ ウィスキーって食後のイメージですけれど。
L10 rescap{(e)=生き残った
ここでは売らずに取っておいた、という意味でしょう
L14 consoeur(n.f.)＝女性の同業者
L26 victuaille(n.f.)＝（買い込んである）食糧
L26 panth{onique=万神殿の
この経験の後では、レストランで食事をするたびにテーブルに並ぶのは
一番いいものではなくて、奥に何か隠しているのではないかと疑うようにな
ったそうです
L30 chichement=つつましく
私はガストンが注いでくれる液体を見つめます
【875】Une gourmandise P136-138 リエ - 06/10/8(日) 16:13 P136
L5 muscl{(e)=筋骨たくましい
L9 sensoriel(le)=感覚の
L11 incisif(ve)=切り込むような
L12 {th{r{(e)=軽やかな
L16 d{toner = 爆発する
L18 muqueuse(n.f.)＝粘膜
L19 tellurique =地球の
L25 humer=匂いをかぐ
L27 advenir= 起こる、生じる
L29 plexus solaire(n.m.)＝太陽神経叢
これは日本語でもわかりませんね。神経叢は神経の網目状の構造
だそうです。
L29 solaire=(解剖) 腹腔（太陽）神経叢（みぞおち）
solaireで、お腹の真ん中あたりという意味のようです
L29 {chauffement (n.m.)＝興奮
ウィスキーの匂いをかいでから口に含んだまでの感想が、大仰な
というか、見事なというか、主人公らしい分析で語られています
P137
L3 convoitise(n.f.)＝切望
L10 plasma(n.m.)＝プラズマ
L10 {thylique=エチルアルコールの
L11 d{friser =縮れを伸ばす
L12 radiation(n.f.)＝放射線
L16 vinicole=ワイン製造の
L24 octroyer =恩恵を与える
L24 {loge(n.m.)＝賛辞、賞賛
L25 proph{tie(n.f.)＝予言、予想
L28 strass鉛ガラス（人造宝石に用いる）
批評家のキャリアの中で、ワインのすばらしさを賞賛して来たが
今日になって、ワインのすばらしさは人造宝石のきらめきのような
ものだと気づいた
P138
L6 contrition(n.f.)＝改悛、後悔
自分はビールとウィスキーしか好きではなかった
L8 lamp{e(n.f.)＝（話）（飲み物の）一飲み
L9 carcan(n.m.)＝束縛
L14 bruy}re(n.f.)＝ヒース
L15 loch(n.m.)＝（スコットランドの）湖
L17 mansu{tude(n.f.)＝（文）寛容、親切
L19 impasse(n.f.)＝袋小路
L23 assi{ger =閉じ込める
【876】Une gourmandise P139-140 リエ - 06/10/8(日) 22:59 -P139
語り手はロール、場所はニースです
L7 rigidit{(n.f.)＝厳しさ
L7 granit(n.m.)＝花崗岩
L10 d{suet（d{su}te） =古めかしい
L10 diaphane =半透明の、ぼやっとした
L11 exhiber =見せびらかす
L12 cam{e(n.m.)＝カメオ、カメオ細工
Plofil de cam{e =線の美しい横顔
L14 tutelle(n.f.)＝保護
L17 bridge(n.m.)＝ブリッジ
L18 d{soeuvrement(n.m.)＝無為、暇つぶし
P140
L1 gracile=か細い
結婚して、まだ若くて美しいうちに、ローラは彼に出会いました
L2 clandestinit{(n.f.)＝内密、秘密
L3 adult}re=不貞の夫（妻）
L5 alangui(e)=だらっとした
L6 longiligne=手足が長くほっそりした
L6 rac{(e)=生来の気品のある
L10 transgression(n.f.)＝違反
私にとっては大きな踏み外しだったけれど、
彼にとってはほんの気晴らしだった
L14 lugubre=陰鬱な
L15 frivolit{(n.f.)＝軽薄さ
L15 blafard(e)=青白い
L16 b{casse(n.f.)＝（話）だまされやすいばかな女
L17 Waterloo=ワーテルロー（ナポレオンの大敗地）、（話）大失敗
ひとときの浮気相手だったようですね
【878】Re:Une gourmandise P141-142 リエ - 06/10/12(木) 23:03
P141
寝室に戻ります。こんどはアイスクリームの話です
L2 @ tout prix =どんな代価を払っても、ぜひとも
L3 taxer de =deと決めつける，非難する
L4 immobilisme(n.m.)＝保守主義
L4 se complaire dans =dansに楽しみを見いだす
L6 sans rel[che =休みなく
L9 fol[trer =はしゃぐ
L9 jouvenceau(celle) =（古）若者、乙女
L11 aduler =（文）もてはやす、ほめちぎる
L12 @ nouveau =改めて，新たに
L12 air(n.m.)＝歌曲、歌、アリア
L13 renomm{e(n.f.)＝名声，（良い）評判
マルケの店の寛大さ、なんでも注文に応えてくれる所が
気に入っている。常に新しい料理を出すと同時に、
何年も前に食べた料理を頼めば、それを作ってくれる
L18 incarner =具現化する
L20 d[sar\onner =当惑させる
マルケの店に20年通っているが、いつも理想の料理が食べられる
P142
L2 d{li{(n.m.)＝敏捷さ
L2 provende(n.f.)＝（文）（貯蔵）食糧
L3 invent{(e)=創意に富んだ
L5 surexcitation(n.f.)＝極度の興奮
L6 fac{tieux(se)=冗談好きの、おどけた
L6 la Marne =マルヌ川
L8 @ cheval sur＝?にまたがって
L9 gangren{(e)=腐敗した
L10 s'insituer dans =dansに入り込む
L10 fissure(n.f.)＝割れ目
L15 ruisseler =流れる
L15 conf{rer =与える
L16 uliginaire=湿った、（植物）湿地に生える
L18 qui{tude(n.f.)＝平安、安らぎ
L18 attrait(n.m.)＝魅力
L20 relativiser=相対化する
L23 hermetique =不可解な，難解な
私は特別の夜食を注文します
これまでに食べた物から、食べたい物を選んだようです
L27 {numer =列挙する
L29 r@ble＝（特にウサギの）背肉
L30 rognon(n.m.)＝（料理）腎臓
L30 lapereau(n.m.)＝子ウサギ
L30 bigorneau(n.m.)＝タマビキ（食用貝）
どんな貝でしょうか、私は初めて聞く名前です
【880】Une gourmandise P143 リエ - 06/10/13(金) 21:31
P143
L1 Macaire(n.m.)＝？
L1 agira =?
L1 marue(n.m.)＝真ダラ
L2 maco =?
L4 tron^on(n.m.)＝輪切り
L4 turbot(n.m.)＝イシビラメ
L6 comice=?
L7 macis =?
L8 f}ve(n.f.)＝空豆
L9 tonca=(n.f.)＝トンカマメ
このへんは，料理の名前が列挙されています。どんな料理かすぐに頭に
浮かべば、よだれが出そうな料理のようです
フルコースの注文のようですね
L10 floril}ge(n.m.)＝詞華集
この注文は、言ってみれば詞華集のようなものだった
L11 fougue(n.f.)＝血気
L11 mettre au jour =明るみに出る
L11 blandice=?
L12 intemporel(le)=時を超えた
temporal(le)=世俗の，地上の，時間の
L13 fourn{e(n.f.)＝一団、一塊
長年私が食べたものの中から、不滅とも言える料理の一団を招集する
L14 extraire=引き出す
L15 accumuler=蓄積する
L16 p{pite (n.f.)＝金塊
L16 contigu(&)=＠に隣接した
これまでの料理の蓄積の中から、真の金塊と言える料理、女神の首飾りに
ふさわしい真珠とも言える料理の組み合わせを引き出す。それは、伝説として語り継がれるような作品（コース料理）になるだろう
L20 estomaqu{(e)=（話）びっくりした
L23 appr{ciateur(trice)=評価者の
L23 {logieux(se)=ほめている
L24 plisser =しわを寄せる
L25moue(n.f.)＝口を尖らすこと
L25 d{f{rent(e)=敬意のこもった
マルケは注文の意図を理解し、料理を作ることを承知します
L28 ripaille(n.f.)＝（話）ごちそう
L28 anthologie(n.f.)＝名詩選集
floril}ge(n.m.)と同様の意味です。最高の料理のアンソロジーというわけ
ですね
マルケとは長い付き合いが、このとき１度だけ、私とマルケは真の結びつき
を感じた
【881】Une gourmandise P144-145 リエ - 06/10/14(土) 0:18
P144
L2 voltige(n.f.)＝芸当
L2 all{geance(n.f.)＝忠誠
L3 flatter =(自尊心などを)満足させる
L5 {marger =浮かび上がる、現れ出る
L5 brume(n.f.)＝もや
L7 raccourci(n.m.)＝簡単さ、縮図
L7 cavalier()re)=ぞんざいな、簡素な
トンカ豆のマドレーヌ、または貧弱なデザート、そう思ったらとんでもない！
L11 {tique=やせた
L11 en pluie=雨状に
ここでは豆が雨粒のように散っている様子でしょう
L13 psaume(n.m.)＝詩編
L15 gla\age(n.m.)＝糖衣
L17 d[clinison(n.f.)＝（天文）方位角
ここでは、変化くらいの意味のようです
L19 danser la gigue=激しく踊る
L20 endiabl{(e)=激した
L20 all{gresse(n.f.)＝歓喜、歓呼
アイスクリームとシャーベットは私の大好物です。以下は大好きな
様々なアイスの羅列です
L22 satur{(e)=deで一杯の
L26 crouler=sous で押しつぶされそうな
L26 chantilly(n.f.)＝（不変）ホイップクリーム
このへんが、映像が頭に浮かんで、おいしそうです
L27 coulis(n.m.)＝ピューレ
L28 nappage(n.m.)＝（料理）ナパージュ用ソース、クリーム、
料理・菓子全体を覆うように、ソース、クリームをかけること
L28 craquant(e)=かりかりいう
P145
L6 synth}se(n.f.)＝統合
L10 baie(n.f.)＝漿果（ぶどう、みかん、いちじくなどの果実）
L14 s'incarner=具現化される
L20 d{sinvolture(n.f.)＝ずうずうしさ
L24 d{suete( )te}=古めかしい
L26 surann{(e)=時代がかった
L29 profane(n.m.)＝世俗的なもの
【882】Une gourmandise P146-147 リエ - 06/10/14(土) 20:19P146
シャーベット（ソルベ）とアイスクリームの比較です
アイスといえば、氷よりもミルクを主体にしたものという
思い込みがある。シャーベットを選ぶということは、軽さをえらんだこと
になる
L3 raffinement(n.m.)＝洗練
L3 a{rien(ne)＝空気のように軽い、軽やかな
シャーベットは軽い視点（軽やかな物の見方）を提供する
アイスは地上の重厚な視点、という対比ですね
L4 terrien(ne)=いなかの
L8 liqu{fi{(e)=溶ける
L9 r{miniscence(n.f.)＝微かな記憶
シャーベットが口の中でさらっと溶ける様子を表現しています
L12 averti(e)=知識、経験の豊富な
L13 d{brusquer=（獲物を）追い出す
L18 grain{(n.m.)＝？
L19 aquosit{ =?
L22 enfourner=窯に入れる
L22 r{glementaire=規定にかなった
L24 impur(e)=不純な
L25 congeler=凍らせる
L25 grumeleux(se)=ざらざらした
L29 s'encastrer=はまり込む
P147
L1 embrasure(n.m.)＝戸口、開口部
L2 suant(e)=汗まみれの
L2 maugr{ant(e)=ぶつぶつ言う
L4 occire=殺す
L5 agglutin{(e)=くっついた
L6 bac(n.m.)＝大きな容器
L6 secouer=激しく動かす
L7 piler=砕く
L8 louche(n.f.)＝柄の長い大さじ
L11 banqueter=美食する
L13 stalactice(n.f.)＝鍾乳石
マルケのオレンジシャーベットもマルケのおばあちゃんの味を
踏襲したものでした
火、アイスクリーム（火との対比なので、ここでは氷のほうがイメージ
されているかもしれません）、クリーム、あの味までもう少しだ
【883】Une gourmandise P148-149 リエ - 06/10/15(日) 12:01
P148
マルケの語りです
L2 consommer =消費する、飲み食いする
L2 outrecuidance(n.f.)＝うぬぼれ
L3 rustre(n.m.)＝田舎者、無骨者
L4 r{v{rence(n.f.)＝畏敬
L9 jubil{(e)=（話）大喜びする
L10 d'exception=特別の
L15 disponible=自由に使用できる、ひまな
P149
舞台は寝室に戻ります。今度はマヨネーズの話です
L1 d{lectable=心地よい
Il n'y a rien de plus d{lectable que de + inf
?するほど心地のよいものはない
L2 se plier ＠=＠に従う、服従する
世の中の秩序が、我々の欲望に従うのを見る
nos d{sirsとなっているので、一般論なのでしょう
L3 licence(n.f.)＝（文）放縦、わがまま
C'est ? queの強調構文です
L3 investir =投資する
美食の神殿に投資する
L4 frein(n.m.)＝ブレーキ
L5 s'offrir qc =自分のために?を奮発する
L5 dissimul{(e)=本心を隠した
自分の欲望に身を任せて美食をする、という心の喜び（震え）を隠して
L8 discr{tion(n.f.)＝恨み
L9 capital(n.m.)＝元金、資本、財産
investirの関連用語ですね
高いレストランに来ることのできる経済力、くらいの意味でしょうか
L10 vous n']tes personne parce que vous ]tes quelqu'un
あなたは何者でもなくなる、なぜなら、あなたは誰かさんだから
あなたの肩書きはなくなり、あなたは匿名の客になる
L11 {pier=見張る、探る、うかがう
L12 jauger=(人の)能力を計る、人柄を見抜く
L14 gage(n.m.)＝担保、、抵当、保証（金）
L14 l{gitimit{(n.f.)＝（法的な）正当性、合法性
このへんもinvesitirの関連用語です。
高級レストランは、ここに来れる経済力さえあればそれで十分
作者の揶揄も感じられます
L14 coup au coeur (n.m.)＝心の衝撃、感動
メニューを開いたときの感動が語られます
L15 v{lin(n.m.)＝犢皮（とくひ）紙（死産した子牛の皮で作る、豪華本の写本に
用いられた）、ベラム紙（犢皮紙をまねた上質紙）
L15 grainer=grener=(紙の表面を)ざらざらにする
L15 damas{(e)=ダマスク織り風の、紋織り風の
L15 d'antan＝昔の、往年の
昔のナプキンのような手触りの（ナプキンに織り模様もあったのかもしれませんが）
L16 etourdissement(e)=すばらしい、陶然とさせる
L16 farfouiller =(さがすために)引っかき回す
ここでは、メニュー全体を眺め回す様子です
L17 @ l'aveuglette=（話）手探りで、盲滅法に
L19 happer=不意にとらえる
【884】Une gourmandise P150-151 リエ - 06/10/15(日) 17:28 -
P150
L1 s'ebattre=はしゃぎまわる
L2 alpaguer=(隠語)逮捕する、パクる
lL2 culotte(n.f.)＝（料理）牛の尻肉
L3 cassate(n.f.)＝ナポリアイスクリーム（砂糖漬けの果物が入っている）
L3 baudroie(n.f.)＝アンコウ
L4 scampi(n.m.)＝イタリア風海老フライ
L4 galinette=?
L4 palangre=?
L6 cramone=?
L7 bar(n.m.)＝スズキ
L7 poch{(e)=ゆでた
L8 moult=(古語)たくさん
L9 coffre(n.m.)＝（話）胸
L9 amorce(n.f.)＝誘惑物、発端、糸口
L11 frotter=deをこすりつけて塗る
L11 berb}re=ベルベル人
ここではベルベル名産の何かを塗るようですね、香草か香辛料
でしょうか
L12 sautoir(n.m.)＝ソテー用浅なべ
L14 r{primer =抑える
L14 intempesif(ve)＝時ならぬ
L22 gamme chromatique(n.f.)＝半音階
これはssymphonieからの連想語ですね
L22 {parpiller=散らばる
L25 darder =射る、注ぐ
L26 anticip{(e)=予期される
L26 gingembre(n.m.)＝ショウガ
L26 oignon(n.m.)＝タマネギ
L27 musc(n.m.)＝麝香
P151
L1 prodigalit{(n.f.)＝浪費癖
finesseと対になっているので、ここでは惜しみなく使われている
くらいのイメージでしょう
L3 d{sisif(ve)=決定的な
il e]eut {t{ は接続法大過去ですね
これにne pointで否定になっています
しかしながら、これだけでは、決め手には全くならないだろう
このへんはvousを主語にした推量の世界の語りです
L5 olfactif(ve)-嗅覚の
L6 foire(n.f.)＝（多くは農村での）市、定期市
L7 b{tail(n.m.)＝（集合的）家畜（家禽をのぞく）
L7 charivari(n.m.)＝大騒ぎ
L7 sensoriel(le)=感覚の
L18 comptabilit{(n.f.)＝簿記、会計
tenir la comptabilit{=簿記をつける、会計を担当する
料理の善し悪しについて記録しようとしても無駄だ、私はいつでも
完璧な喜びを得ていたから
L20 fourneau(n.m.)＝かまど
L22 d{daigner=侮る
L23 d{lice(n.f.)＝悦楽
L23 se vauter =おぼれる
L24 stupre(n.m.)＝（文）放蕩、不品行
L25 tremper =浸す
L25 n{gligemment=ぞんざいに
L27 barque(n.m.)＝小舟
L29 creux(n.m.)＝（活動の）停滞期、暇な時
ここでは客の切れた時間帯に
私はレシエールの店の厨房で、レシエールの新しい料理について話をしていました。
そこで、何の気なしにマヨネーズの味見をしました
【887】Une gourmandise P152-153 リエ - 06/10/21(土) 21:16 P152
L1 commensal(ale)=食卓を共にする人
L5 troubler =(人を)動揺させる、困惑させる
L6 brebis(n.f.)＝雌羊
L6 {gar{(e)=道に迷った
L7 condiment(n.m.)＝香辛料、薬味
L7 faire figure de =deの姿を取る、のように見える
L7 archa^sme(n.m.)＝古風さ
L8 saugrenu(e)=突飛な
L10 m{nag}re(n.f.)＝主婦
L10 atterrir= （話）（物が思わぬ所に）落ち着く
L21 marmiton(n.m.)＝見習いコック
L22 s'atteler=専心する
L23 {plucher=皮を剥く
L25 ma^tre d'oeuvre(n.m.)＝（知的作業の）指導者
L26 contraindre=強いる
L27 @ tort ＝間違って、軽々しく
L28 charpente(n.f.)＝骨組み
L28 m}re=主な、もとになる
料理の基礎（bases、土台、第一段階）と間違って呼ばれるが、
料理の大きな骨組みとなるもの
L30 faveur(n.f.)＝好意、優遇
P153
L1 torchon(n.m.)＝ふきん
L2 se compl{ter =互いに補う
L6 radis(n.m.)＝ラディッシュ
L8 hormis=?をのぞいて
L9 fleurette(n.f.)＝小さい花
L11 s'emparer=つかむ
L11 garde(n.f.)＝（フェンシングの）構え
L11 {p{e(n.f.)＝剣
L12 succulent(e)=とてもおいしい
L12 d{buter=スタートする
L15 crudit{(n.f.pl.)＝生野菜
L17 s'insinuer dans =dansにもぐりこむ
L17 onctuosit{(n.f.)＝なめらかさ
L22 osmose(n.f.)＝浸透
L25 p{renne=(川の流れが)一年中耐えない
L26 charnel(le)=肉体の、性的な
L26 {perdu(e)=取り乱した
L28 gain(n.m.)＝利益、利点
L29 friable=もろい
L30 condiment(n.m.)＝香辛料
【889】Une gourmandise P154-156 リエ - 06/10/22(日) 18:26P154
L1 mastiquer=咀嚼する
L2 pudeur(n.f.)＝（性的な事柄に対する）羞恥心
L4 {tale=静かな、動かない
L7 affable=愛想のよい
L8 l[gumier()re]=野菜の
L9 aqueux(se)=水性の
L12 r{gal(n.m.)＝ごちそう
L14 incongru(e)-突飛な
L14 estival(ale)=夏の
L17 se pavoiser=（話）大喜びする
L17 se superposer=重なる
L18 subite=突然の
L24 affligeant(e)=ひどい
L29 induire de =deから結論を下す
レストランのマヨネーズから、料理が下手だった母が買っていた
スーパーのマヨネーズの思い出に移って行きます
P155
L1 in{narrable=滑稽極まる
L2 conditionn{(e)=パックされた
L3 cahet(n.m.)＝特質
L3 artisanal(e)=職人の
L3 revendiquer=(権利を)主張する
L5 cuistot(n.m.)＝（話）料理人
L7 homog}ne=等質の
L7 condiment(n.m.)＝香辛料
マヨネーズはcondimentの範疇のようですね
L8 se d{sagr{ger =分解する
どんなに均質に滑らかに作っても、分離して層になってしまう
L13 au d{part=最初は
L15 viscosit{(n.f.)＝粘性
L18 ar[te(n.f.)＝角
L19 circonvenir＝丸め込む
L23 antre(n.m.)＝隠れ場所
L26 morne-陰鬱な、くらい
L26 d{lectation(n.f.)＝歓喜
スーパーのマヨネーズの思い出から、あの味を思い出しそうな
予感がしています
P156
今度は甥のポールの語りです
L1 g]chis(n.m.)＝瓦礫の山、無駄、浪費
L1 broyer=砕く
L3 renier=否認する
L４ supplique(n.f.)＝嘆願
忘れてしまった味を思い出したいという願いですね
L5 condamnation(n.f.)＝刑の宣告、非難、否認
L6 d{nonciation(n.f.)＝告発
L11 chim}re(n.f.)＝妄想
あの味を思い出そうといろいろ考えていることを指しているのでしょう
L12 pr[cher=（何を）説く
L14 d{c{nnie(n.f.)＝十年間
L16 aridit{(n.f.)＝不毛
死ぬ間際に、料理のことを思い出そうとするなんて、何を考えているんだ？
と言いたいようです
L18 bretteur決闘好きな人
辛辣な批評家、くらいの意味でしょう
L19 culot(n.m.)＝（話）厚かましさ、向こう見ず
L19 panache(n.m.)＝羽飾り、威風堂々とした様子
【891】Une gourmandise P157 リエ - 06/10/24(火) 0:45P157
L1 nectar(n.m.)＝（ギ神話）ネクター（不老不死をもたらす美酒）、
（文）甘美な飲み物、美酒
L1 ambroisie(n.f.)＝（ギ神話）アンブロシア（オリンポスの神々の食物で
不死の源）、珍味
彼の散文は甘美な美酒であり、珍味である
L2 hymne(n.m.)＝賛歌
L3 tripes(n.f.pl)＝（話）人間の内蔵、腹
L３tordu(e)=ねじ曲がった、歪んだ
enはsa proseでしょう。J'avais les tripes tordues de sa
prose ＝内蔵がねじれるような気持ちになった
prendre aux tripes （話）心を揺り動かす、という言い回しがありました。
文脈から考えると、文章に感嘆しているので、読むたびに心を動かされたと
考えていいと思います
L5 compter=重要である、価値がある
批評する対象（料理）が大事だと思うが、光を放っているのは言葉なのだ
L6 boustifaille(n.f.)＝（俗）食べ物
L7 {chappatoirer(n.f.)＝逃げ口上
L8 orf}vre(n.m.)＝金銀細工師
L８ aurait pu +inf =?できただろうに（しなかった）
L11にもこの表現がありますね
L9 teneur(n.f.)＝内容
L11 d{ss{quer=細かく分析する
L12 post{rit{(n.f.)＝子孫、後世の人々
L13 fourvoyer dans=dansに迷い込む
L16 cr}ve-coeur(n.m.)＝断腸の思い
L17 obnubil{(e)=取り憑かれた
L18 paille(n.f.)＝わら、（話）わずかなもの
L20 fougueux(se)=血気にはやる
L21 @ contrecoeur =いやいや、しぶしぶ
L21 propension(n.f.)＝＠への傾向
L22 brouiller=かきまぜる
L23 apparat(n.m.)＝豪華
D'apparat =豪華な
L23 inhibition(n.f.)＝(心理、生理)抑制、気後れ
叔父は僕のことも何もわかっていない
L26 prodigue de =deを惜しまない
L27 oser+ inf =あえて?する、勇敢にも?する
L27 enfreindre =違反する、異議を申し立てる
ポール、他の者がささやくように話すときも、はっきりとした声で話し、
専制君主にあえて異議を申し立てる、かわいい甥っ子
L30 turbulent(e)=波乱に富んだ
L30 contestataire=異議を申し立てる
このへんはvieux fouである叔父の形容です
【892】Re:Une gourmandise P158 リエ - 06/10/27(金) 0:44
P158
L1 des fils
複数なので、一般論ですね
L4 trublion(n.m.)＝煽動家、人の気持ちをあおり立てる人
L4 {pine(n.f.)＝刺
L4 au coeur de =deの中心に
L5 foyer(n.m.)＝家庭、家族
父親というものは、（息子たちの）煽動家であり、家族の中心にある刺であり、
（息子たちに）敵対する小島でなければならない
L6 se trouver +属詞 ＝自分が?であると思う
L6 d{mentir=打ち消す
単純すぎる意志や性格といった部類を否定する
par o|は小島にかかっています
L7 ]tre l'ame damn{ de qc =（話）（人に）盲従する、
地獄の底まで付いて行く
L11 faire-valoir(n.m.)＝引き立て役
L11 d{miurge(n.m.)＝（プラトン学派の言う）創造主
L12 endosser=?の責任を追う
L15 porter qc aux nues =人をほめちぎる
叔父は息子のジャンを無視し、僕を褒めちぎる。二人とも、叔父の
願望の産物なのに。
L16 cr{ver de =(deのために)死にそうである
L16 jouir de =(deを)楽しむ
enは両方とも de ton d{sirです
L20 conversion(n.f.)＝改心
L21 expiation(n.f.)＝償い
L21 le poid de =?の重さ
L22 l[chet{(n.f.)＝弱さ
L24 jusqu'@ ce que mort s'ensuive =死ぬまで
父子、それに絡む甥の錯綜した関係が語られていますね。
【893】Re:Une gourmandise P158 なな - 06/10/28(土) 9:53 -
▼リエさん：
>> enは両方とも de ton d{sirです
訳本ではあまりにもきれいに訳されているので?。
「じいさんが死んだら俺は喜ぶけれども?」です！！
【895】Re:Une gourmandise P158 リエ - 06/10/28(土) 22:55 -
ななさん
私も翻訳本を持っていますが、途中で見るのをやめました。
もう少し読み込んで、違う文体で訳してほしかったなと思います。
ここは本人の死は関係ないと思います。
ジャンはあんたの望みに（応えたいのに）応えられなくて死にそうだし、
僕はあんたの望み通りの人間を演じるのを楽しんだだけだ
結局二人とも、あんたの望みに応えようとした結果こうなったんだよ
【894】Une gourmandise P159-161 リエ - 06/10/28(土) 22:48
P159
いよいよ最終章です。
私は突然、探していた味を思い出します
L2 fr{n[tiquement-熱烈に
L4 entourage(n.m.)＝周囲の人
L10 dantesque=
L11 dompter =感情を抑える
L11 provisoirement=一時的に
L12 jubilation(n.f.)＝（話）歓喜
P160
L5 chouquette(n.f.)＝（通例pl）,シュケット、粉砂糖をまぶした小シュークリーム
探していた味はこれのようです
L6 exultation(n.f.)＝歓喜
L9 se raidir=こわばる
アンナがルノートルに買いに行けというのを聞いて、私は驚愕します
P161
L1 r{demption(n.f.)＝罪の購い
L1 gesticuler=盛んに身振りをする
L2 mis{ricorde (n.f.)＝（文）憐憫、慈悲
L4 ineffable=えもいわれぬ
L7 preste=すばやい
L11 saccad{(e)=ぎくしゃくした
L16 croasser=（擬音）かあかあ鳴く
ここでは、喉から絞り出すような声でしょう
L19 sac en plastique(n.m.)=ビニール袋
L29 r{miniscence(n.f.)＝追憶
L30 fulgurant(e)=一瞬の
【896】Re:Une gourmandise P159-161 なな - 06/10/29(日) 6:56 -
リエさん：
なんか笑えてきます。
甘ったるいコンビニのマロンケーキとか紅玉なんか絶対使わないパン屋さんの
アップルパイとか?。結構好きです！！
【898】Re:Une gourmandise P159-161 リエ - 06/10/29(日) 14:27 -
最初は単語が難しいので読むのに懸命でしたが、途中でかなりユーモラスな小説だと
思うようになりました。美食家きどりの評論家をからかい、美辞麗句をあやつる
料理批評記事をからかう。よくこんな理屈を考えるもんだと思わせるような
注釈をつける。でも、それを美しい文章で書いて読者を楽しませる。
理屈が好き、文句が好き、きれいな文章が好き、というフランス人らしい読者を
満足させながら、そのときそのときのテーマの料理はおいしそうに目の前に浮かんで
来る。文章の向こうで舌を出しながら喜んでいる作者の顔が浮かびます。
最後のスーパーマーケットのミニシューは、ポールが言うように、対象物など
どうでもよくて、それをどう書くかを楽しんでいる、という文章の見本になるのでは
ないかと期待しながら読んでいます。
【897】Une gourmandise P162-163 リエ - 06/10/29(日) 14:18
P162
L4 ouate(n.f.)＝綿状のもの
L6からは回想場面です。食べたかったスーパーのミニシューの思い出
のようです
L7 pr{sentoir(n.m.)＝ショーケース
L9 flan(n.m.)＝フラン（タルトの一種）
L10 en vrac =乱雑に
L11 sans {gard pour =?に頓着せずに
L12 disposer=並べる
ケーキ屋なら空気に当てるようにきれいに並べるが、そんなことには
頓着せずに
L14 agglutiner=ぴったりとくっつく
L15 chiot(n.m.)＝子犬
眠っている子犬たちのように、ミニシューがいくつもくっついている
L20 r{ceptacle(n.m.)＝集まる所
L21 propice=好都合な
L21 ramollissement(n.m.)＝やわらかくなること
L22 crit}re(n.m.)＝（判断の）基準
ここからは文が現在形に戻ります。シュークリームについての考察です
L22 la grande chouquette
これは大きいニミシュー、つまり普通のシュークリームのことのようですね
L23 p^te @ choux(n.f.)＝シュー生地
L25 avachi(e)=形の崩れた
L26 rigueur(n.f.)＝厳しさ
ferme sans rigueur 極端すぎず、適度にしっかりしていること
L27 fourrer=押し込む
L28 contamination(n.f.)＝伝染
P163
L2 chronique(n.f.)＝記事
L2 vengeur(esse)=こらしめる
L2 d{vastateur(trice)=荒廃させる、大損害を与える
このへんは、くさす記事を書いた、ということでしょう
L3 quenouille(n.f.)＝糸巻き棒、植物の紡錘形部分
これはシュークリームの形でしょうか？ 紡錘形というのは
ちょっと尖り過ぎのイメージですね
L8 indolence(n.f.)＝無気力、怠惰
L10 p{rennit{(n.f.)＝永続性
L12 @ ce point
死を前にしたこの期におよんで
L13 corruption(n.f.)＝倍数、堕落
L15 honnir=嫌悪する
自分の好きな物を否定することができようか？
L17
ここからは15 歳のときの思い出です
L21 faire d{faut =欠けている、不足する
Avec une qui{tude qui est justment ce queと
続きます
私の全ての作品（生涯）に欠けている安らぎ、平安
L27 からは15歳の私がミニシューを食べたときの描写です。
日本のミニシューは、粉砂糖がかかっていませんよね
【899】Une gourmandise P164-166 リエ - 06/10/29(日) 16:02 -
P164
L4 cong{n}re(n.)＝同種のもの
L10 ineffable=えもいわれぬ
L11 broyage(n.m.)＝砕くこと
L12 orgasmique =興奮が最高潮の
L13 imbib{(e) de=deにしみ込んだ
L14 se dissocier=分離する
L15 sans heurt=うまく
L16 {parpiller=分散させる
L17 indicible=言語を絶する
L18 adh{rer @ =@に密着する
L19 muqueuse(n.f.)＝粘膜
L21 homog}ne=均質の
L22 rehausser=高める
一袋20個入りなのですね
L26 imminent(e)=間近に迫った
好きな物が残り一つになったときの気持ちを表現しています
L27 offrande(n.f.)＝贈り物
最後の一つのミニシューのことです
P165
L1 fourrer=（話）突っ込む、押し込む
L7 m{lasse(n.f.)＝糖蜜
L8 atteindre =手が届く
L5 スーパーのミニシューを舌の上に載せた時、私は神に手が届いた
（しかしその後は失ってしまった）
L9 sacrifier @=@のために犠牲にする
L10 au cr{puscule de la vie =人生の黄昏時に、晩年に
L10 faillir + inf =あやうく?しそうになる
L11 d{rober＝＠から隠す、そらす、遠ざける
le = Dieu
L12 brut(e)=自然のままの
神とは、言ってみれば、感じたままの自分の喜び
自分が自分自身である核のような部分
L12 sans partage=(古風な語)全的な、独占的な
L13 noyau(n.m.)＝核
L15 r{gion(n.f.)＝部分
L17 apoth{ose(n.f.)＝輝かしい開花
L19 ombilic(n.f.)＝へそ
L19 se nicher =隠れる
ミニシューは、こうしたあるがままの喜び＝神 の原点というわけです
L21 assomption(n.f.)＝聖母被昇天、聖母被昇天の奇跡を描いた絵、（論理）仮定
広辞苑によると聖母被昇天は、聖母マリアが復活して天に昇ったという
カトリックの教義。1950年に決定。キリスト昇天と区別して被昇天という
のだそうです。
ミニシューは、私が存在し、生きる力の奇跡的な象徴である、くらいのイメージでしょうか。
この大げささが、読者を楽しませてくれます
生涯、ミニシューが象徴するような食べる喜びについて書くこともできたのに
私は生涯、それと対立することを書き続けて来た。しかし、死の直前になって私は
ミニシューを再発見した。
L26 il imprte peu =それは問題ではない
L27 tr{passer =他界する
私が死ぬ前にポールが戻るかどうか
まだ本物のミニシューは手元に届いていないわけです
P166
問題は食べることでも生き続けることでもない、なぜその味を思い出したかったのか
知ることなのだ。父と子とミニシューの名においてアーメン。私は死ぬ。
本来はAu nom du P}re, du Fils et du Saint-Esprit, Amenです
作者は、このユーモラスな、しかし含蓄のあるとも言える最後の一行が書きたくて
私たちをここまで引っ張って来た気もします。
この本はこれで終わりです。一緒に読んでくれた皆さん、どうもありがとう。
【900】Re:Une gourmandise P164-166 なな - 06/10/29(日) 16:40 -
リエさん：
>本来はAu nom du P}re, du Fils et du Saint-Esprit, Amenです
「父と子と聖霊の御名によって、アーメン」をフランス語ではなんていうんだろうな？と
辞書を調べていたところです。愉快です。
私のレベルでは、フランス語としては私は完全に落伍者です。
でも小説を読む面白さがあって、訳本を見ながら最後まで来ました。
本当に有難うございました。
リエさん、ＢＲＡＶＡ！！
【902】Re:Une gourmandise P164-166 リエ - 06/10/29(日) 17:19 -
この本は調べる単語が多くてたいへんでした。
ななさんがいると思わなかったら、途中で飽きてましたね、きっと。
おかげさまで私も楽しく読みました。ありがとう。
【901】ミュリエル・バルベリ リエ - 06/10/29(日) 17:15 -
作者がどんな人なのかちょっと検索してみました。去年の夏に新作が出ているようです。
ちょっと読んでみたい気がします。
真ん中らへんに顔写真があります。