La petite fille de Monsieur Linh
Livre de Poche 30381
Philippe Claudel
「リンさんの小さな子」（みすず書房）
2009年
【2123】次の読書会の本 - 09/2/17(火) 0:57 -
今の本もそろそろ終わりに近づいてきました。
そこで、次の本を決めておきましょう。
La petite fille de Monsieur Linh
Philippe Claudel Livre de Poche 30381
私は紀伊国屋で１２００円くらいで買いました。
この前読んだ「灰色の魂」と同じ作者ですが
文章が短くてなかなかきれいです。Des Ames grises
とはだいぶ印象が違うので、読みやすいと思います。184P
と、短いし。
その次はUn secret
Philippe Grimbert Livre de Poche 30563
これは初めて読む作家です。大きな字で180Pくらい。
2004年prix Goncourt des lyc{ens,
2005年le Grand Prix litt{laire des lectrices de Elle
ということなので、面白いのではないかと期待して。
【2141】リンさんの小さな子 リエ - 09/2/26(木) 15:30
次回の読書会の本は、翻訳が出ています。
「リンさんの小さな子」
以下に作者の説明もあるので、よかったらどうぞ。
ttp://www.msz.co.jp/book/author/13864.html
こういうのを読まずに、予備知識なしで本を読むというのも
いいですけれどね。
【2170】La petite fille P9〜10リエ - 09/3/5(木) 22:31
では、新しい読書会を始めます。
本はLa petite fille de Monsieur Linh（Philippe Claudel Livre de Poche 30381）を使っています。
本なしでコメントだけでもかまいませんので、自由にご参加ください。
読み終わった読書会ログを私のHP上に記録しています。
この読書会への発言・コメントは、読書会ログに記録として残ることを
承認のうえでお願いします。
アクサン文字のかわりに以下の記号を使って代用しています
@ = a + accent grave
{ = e + accent aigu
} = e + accent grave
] = e + accent circonflexe
[ = a + accent circonflexe
` = o + accent circonflexe
~ = u + accent circonflexe
^ = i + accent
| = u + u accent grave
& = e + trema
\ = c + cedille
P9
赤ん坊を抱いて船に乗っている老人の描写から始まります。
リンさんの名前を知るのは自分だけ。なぜなら、そのことを
知っている人はみんな死んでしまったから。
シンプルですが、悲しげですね
L7 poupe(n.f.)＝船尾
L8 mort(e)=(n)＝死者
L9 tandis que + ind.=＝〜であるのに、〜に反して
L12 chaluter=ぶつかる、小突く
le=Monsieur Linh
L14 le vieil homme le passe
leはtempsでしょうか
P10
L2 fouiller=くまなくさがす
L4 an{anti(e)=消え去った
L8 bastingage(n.m.)＝甲板の手すり
L10 sangle(n.f.)＝革ひも
L21 un nombre infini de=数えきれぬほどの
赤ちゃんは女の子で、生後６週間で船に乗りました。
【2171】Re:La petite fille P9〜10 伊藤愿 - 09/3/5(木) 23:38
リエさん、始めてくださってどうもありがとうございます。
私もついて行きます。
▼
>L14 le vieil homme le pass{
> leはtempsでしょうか
私は le voyage だと思います。
passer le voyage という表現が本当にあるのかどうか、ネットで検索してみましら出てきました。
よって 私は le voyage にします。
用例
c,a devient de plus en plus rare. Et puis, essaye pas de fumer dans les WC, tu risques des poursuites judiciaires, et tu mets la vie des autres passagers en danger.
Mais les compagnies ae'riennes pre'voient pour les fumeurs des patchs et autres chewing gum pour les aider a` passer le voyage sans trop de proble`me.
http://voyage-bons-plans.aufeminin.com/forum/voyages1/__f4212_voyages1-Peut-on-fumer-en-avion.html
【2174】Re:La petite fille P9〜10 リエ - 09/3/6(金) 11:10
>>L14 le vieil homme le pass{
>> leはtempsでしょうか
>私は le voyage だと思います。
お、ありがとう。疑問形にしておいてよかった（^_^）
私も最初は le voyageだと思ったのですが、
passer le voyageが辞書ではみつけられず、こういうときは一番近いところを探せ
という教え（昔誰かに聞いた）に従ってみました。
passer le tempsは自然な気がしたので。
【2177】Re:La petite fille P9〜10 北川 - 09/3/7(土) 7:55
灰色の魂」とはまた違った文章でいいですね。
【2178】La petite fille P11〜13リエ - 09/3/7(土) 23:30
P11
L1 @ la h[te=大急ぎで、ぞんざいに
]crier @ la h[te
une travaille fait @ la h[te
L4 si bien que + ind.=だから、したがって
L9 nourrisson(n.m.)＝乳児
L13 buffle(n.m.)＝水牛
L14 ployer=たわむ
L17 ch[le(n.m.)＝ショール
L22 retouner @ =＠に戻る
P12
11月のある日、船は目的地着きました。娘は生後12週になっています。
L6 rattacher @=@に結びつける
L18 docilement-従順に
L19 effets((n.m.plで)＝衣類、身の回りの品
L21 fr]le=か弱い、はかない
L22 grelottere=(寒さや恐怖で)震える
P13
L5 la suit
la=la femme
suivre qn=人についていく
L8 faire rage=荒れ狂う
L12 {ssouffl{(e)=息切れした
L15 {ventrer=腹を裂く
L15 joug(n.m.)＝くびき
L15 brin(n.m.)＝（わらの）１本
L18 emmaillot{(e)=くるまれた
L18 indmne=無傷の
淡々とした文体が、悲しみの深さを感じさせますね
【2181】Re:La petite fille P11〜13伊藤愿 - 09/3/8(日) 12:45
こんにちは。
あまり発言せずに、黙ってついて行こうと考えていたのですが、
やっぱり文法が気になってしまします。
L18 〜 L21
Vieux et jeunes, attendant docilement, leurs maigres effets a` leurs
co^te's, attendant sous un froid tel qu'il n'en ont jamais connu qu'on leur
dise ou` aller.
tel は 何に係るのでしょうか？
tels と複数形にはなっていないので、Vieux et jeunes には係らないし、
意味から考えて、直前のfroid にも係っていないように感じられますし。
attendant に係るのでしょうか？
私は
((強度)) あまりの…なので
La foule e'tait telle(, ) qu'on ne pouvait pas avancer. 前に進めないほどの人込みだった
という用法だと感じるのですが。
直訳すると「あまりに待っているので、誰がどこへ行けと言っても絶対聞かなかった」かなあ？ と思います。
ただ、私の説では
1） attendantを動詞のような、形容詞のような、特殊な扱いをすることになる、
2） il n'en ont jamais connu がなぜここだけ複合過去になっているのか(他は全部現在形)、
という疑問が残ります。
訳書ではどうなっているか知りたいところです。
【2182】Re:La petite fille P11〜13 yuka - 09/3/8(日) 16:50
こんにちは
文法に細かくこだわるのは私も大好きなので考えてみました。
>tel は 何に係るのでしょうか？
froid に係るように思うのですが。tel qu'il の il が froid を受けていて、彼らがどこに行けと言われるのかそんなことには全くおかまいなしのような寒さの中で待っている、という感じでどうでしょう。
>2） il n'en ont jamais connu がなぜここだけ複合過去になっているのか(他は全部現在形)、
>という疑問が残ります。
今その地に降り立った彼らの待っているという行為は現在形で表現され、froidはずっとその地にあるので、jamaisと共に〜を知る由もなかったというような対比的な描写なのではないでしょうか。なんだか凍えるような冷たい空気が感じられるような気がするのですが。
【2183】Re:La petite fille P11〜13 伊藤愿 - 09/3/8(日) 17:44
yukaさん：コメント、ありがとうございます。
>froid に係るように思うのですが。tel qu'il の il が froid を受けていて、彼らがどこに行けと言われるのかそんなことには全くおかまいなしのような寒さの中で待っている、という感じでどうでしょう。
ごめんなさい。 tel qu'il は私のタイプミスでした。ils が正しいです。
L18 〜 L21
Vieux et jeunes, attendant docilement, leurs maigres effets a` leurs
co^te's, attendant sous un froid tel qu'ils n'en ont jamais connu qu'on leur dise ou` aller.
connai^tre は un froid に係るのではなく、
おそらく
否定形でque以下が接続法になっている
n'en connai^tre jamais que + subj.
という言い回しがあるのだと推測します。
多分、「〜〜ということを認めない」
→「言うことを聞かない」かなあ、とさらに推測します。
aller は、着いた港からどこかへ移動することか、荷物を待っている間にちょっと港の中で移動することかよく判りませんが、後者にしておきます。あっちへ動けこっちに来いと言われても、寒すぎて動けない、という解釈はどうでしょうか？
>froid に係るように思うのですが。
読み返してみました。yukaさんのおっしゃる通り
un froid に係るのが自然だと思い直しました。
無謀を顧みず試訳してみました。
「年寄りも年若な者も、粗末な衣類が手元に戻ってくるのを大人しく待っている。寒さはあまりに厳しく、こっちへ移動しろと言われてももう体が動かないのだった。」
読み終わるまで訳書はご覧にならないご方針を破らせてしまうのですが、
できましたら、訳者はどう訳しているかみてもらえないでしょうか？
よろしくお願いいたします。
【2184】Re:La petite fille P11〜13北川 - 09/3/8(日) 19:35
ごめんなさいね。
よろしくお願いされてもだめなんですよ（笑）
あれこれいろんな意見がでてくるのが読書会の楽しいところなので、翻訳本のことはちょっと脇へ片付けて置きましょう。
今のところ、私はつつがなく読み進んでおりまして、翻訳本は本棚に入れたままになっています。今回の本は読みやすく、フランス語もわかりやすく、いい気分でついていっています。
フランス語で読み終わった後に、お楽しみにとっておく、というのはいかがでしょうか？ごめんなさいね。
【2185】Re:La petite fille P11〜13 yuka - 09/3/8(日) 21:58
北川さんは意志が固いのでもう少しがんばってみましょう（笑）
>ごめんなさい。 tel qu'il は私のタイプミスでした。ils が正しいです。
私も確かめずに訳してしまいました。確かにilsですね。複数ですから当然vieux et jeunes ですね。
>leurs maigres effets a` leurs co^te's, は、゛わずかな荷物を傍らにおいて″と訳せるのではないかしら。
tel以下ですが、tel que の使い方が ゛寒すぎて″となるのかはよくわからないのですが、ils n'en ont jamais connu qu'on leur dise ou` aller. は、どこに行けと言われるのかも全くわからずにそこで待っていた、という感じでとらえていたのですが、こうやって見ていくと、この文って主節の動詞がないですよね。
私はいつも先が知りたくて（北川さんがご存じのように（笑））あまり細かいことにこだわらずに感覚的にとらえて先へ先へと進んでしまうのですが、こうやって考えていくのもなかなか面白いです。とことんお付き合いします！
【2188】Re:La petite fille P11〜13 伊藤愿 - 09/3/8(日) 22:31
yukaさん：こんばんは、コメントをありがとうございます。
>北川さんは意志が固いのでもう少しがんばってみましょう（笑）
了解しました。
>leurs maigres effets a` leurs co^te's, は、゛わずかな荷物を傍らにおいて″と訳せるのではないかしら。
Linhさん自身もvaliseを手に持って乗船したのでした。飛行機ではないので
荷物が出てくるのを待つ必要はありませんでした。
【2190】Re:La petite fille P11〜13リエ - 09/3/8(日) 23:14
さっき読みに来たら、いっぱい書き込みがありましたね。
今一通り読んだところです。
読み直して考えてみましたが、
telはun froidにかかるのが自然だと思います。
男性単数の名詞で一番近いところにありますから。
情景は
彼らは難民で、どこからか船に乗って、目的地と言われていた港に下ろされました。
そこで（次の案内人が現れるのを）ただ待っています。
リンさん同様、小さな荷物を持って船を降り、それを傍らにおいて。
そしてそこは予想外の寒さ、というわけです。
tel que 以下が過去なので、ここは全部過去の話だと思うのですが。
船に乗せた人間（on)が彼らにどこに行くのか(目的地の名）を告げ時には
全く知らなかった（予測しなかった）寒さの下で
【2193】Re:La petite fille P11〜13 伊藤愿 - 09/3/9(月) 1:58
リエさん：こんばんは
>全く知らなかった（予測しなかった）寒さ
これですと un froid tel qu'ils n'en ont jamais connu から tel を省いて
un froid qu'ils n'en ont jamais connu で済むと感じますが……
【2194】Re:La petite fille P11〜13 リエ - 09/3/9(月) 12:43
tel を訳し出すとしたら
（予測しなかった）今のこの寒さ
でどうでしょうか。
【2195】Re:La petite fille P11〜13 yuka - 09/3/9(月) 18:56
伊藤愿さん：
>>全く知らなかった（予測しなかった）寒さ
>
>これですと un froid tel qu'ils n'en ont jamais connu から tel を省いて
>un froid qu'ils n'en ont jamais connu で済むと感じますが……
que で froid を受けるのは無理があるのではないでしょうか。
tel は sous un froid という状況を受ける、というのはどうでしょう？
ーそういう寒さの中でどこに行かされるのかもわからずに待っていた。ー
知らなかったことはやはり寒さではなくque以下だと思うので。
【2196】Re:La petite fille P11〜13 リエ - 09/3/9(月) 19:20
考え始めると、いろいろ疑問が出てきますね。
>tel que 以下が過去なので、ここは全部過去の話だと思うのですが。
これは思い直しました。全部過去ならou aller じゃなくて、ここも過去形になると思うので。
そうするとYukaさんの言うように
どこに行けと言われるのかも全くわからずにそこで待っていた
ということだろうと思います。
【2180】La petite fille P14〜16リエ - 09/3/8(日) 11:38
P14
L2 @ jamais=いつまでも、永遠に
pour toujoursも同じ意味ですね
L3 songer @=@に注意を払う
L4 se blottir=ちぢこまる
L5 flanc(n.m.)＝脇腹
L8 regner=行き渡る
L9 d{signer=指し示す
L22 sans coeur=冷酷な、情味のない
ここでは、何も感じずに くらいの意味でしょう
P15
L1 le= le pays {trage et {tranger
L9 picotement(n.m.)＝ちくちくした感じ
L9 citronnelle(n.f.)＝レモンの匂いのする植物
L10 suavit{(n.f.)＝心地よさ
L10 tripe(n.f.)＝モツ
ほっとしてもよい所なのに、心が固まったままというのが
よくわかります
L15 dortoir(n.m.)＝大寝室
L20 d{river=(船が)流される
L21 {pave(n.f.)＝漂流物
P16
L2 g]neur(se)=じゃま者
L3 hostile=敵意を持った
L4 d{ranger qn＝人の仕事などをじゃまする、迷惑をかける
L4 se forcer @ + inf=我慢して〜する
L9 tenir @ + inf=〜したがる
赤ん坊を抱きたがる子供達を断るのに、初めて声を
出したようです。リンさんと知らない家族との生活が
始まります
L16 sommier(n.m.)＝（ベッドの）スプリング台
L22 songer @=@を思い浮かべる
【2191】La petite fille P17〜19リエ - 09/3/9(月) 0:24
P17
L4 malhabile=不器用な
L4 se r{volter=反抗する
赤ん坊は泣いたことがないそうです。
これも、ちょっと問題ですね
L6 r{primer=抑える
L12 s'empr]trer=急いで〜する、いそいそと〜する
P18
L1 de plus belle=前よりもいっそう激しく
L5 palabre(n.m.f)＝（多くpl）長話
L6 se moquer de=（話）意に介さない、無視する
L14 pays(n.m.)＝祖国
L14 servir de +N（無冠詞）＝〜として役立つ
女の子が通訳の役目をしてくれます
同居の家族とも言葉は通じないようですね
L17 prendre l'air=空気を吸う、散歩に出る
リンさんは言葉もできず、知らない町に出るのを怖がっています
P19
L3 d{p{rir=衰弱する
L12
ここの寒さは、国の熱い雨のようなもの。
慣れなくてはと言われます。祖国は東南アジアのイメージでしょうか
この町は海が近いようです
【2198】La petite fille P20〜22リエ - 09/3/10(火) 22:14
P20
L2 imperm{able(n.m.)＝レインコート
L4 {pouvantail(n.m.)＝案山子
L4 boursoufl{(e)=ふくらんだ
L8 oblong(ue)=細長い
L16 accoutr{(e)=奇妙な服装をした
L17 [cre=いがらっぽい
L20 r{fugi{(e)=亡命者、難民
子供を盗られるな、と言われたことを気にしてるので
同居人の言葉はわかるようですね
P21
L6 subitement=急に
L8 lainage(n.m.)＝毛織物、ウールニットの服
L10 bouton(n.m.)＝芽、つぼみ
L10 n{nuphar(n.m.)＝スイレン
L11 {clore=開花する
P22
L4 p[t{ de maisons=一塊の家屋、ブロック
L11 mastiquer=咀嚼する
L12 onctueux(se)=やわらかな
L12 bouillie(n.f.)＝かゆ
L16 venir au monde-生まれる
L20 survie(n.f.)＝生きのびること
L21d{pender de=deに因る
L21 guenille(n.f.)＝（多くpl）ぼろ着、古着
リンさんはずいぶん賑やかな町にいるようです
【2199】La petite fille P23〜26 リエ - 09/3/11(水) 0:17
P23
L1 soup/onner＝（話）想像する
L2 tournis(n.m.)＝（話）めまい
L4 songe(n.m.)＝夢
L12 se vauter=転げ回る
L18 aieux(n.m.pl)＝（文）祖先
iトレマです
L22 pilot(n.m.)＝杭、ピロティ
L24 caqueter=雌鶏が鳴く
村の様子が描写されています
P24
L1 pincer=刺すような痛みを与える
L15 de part et d'autre=あちこちに
淡々と語られているぶん、破壊された村を悲しむ気持ちが伝わって
くる気がします
P25
L7 esquisser=ちょっと示す
P26
L9 pour autant=それにもかかわらず
L21 engonc{(e)=服を着込んだ
リンさんは初めて外に出て、町の人と言葉を交わします
【2200】Re:La petite fille P23〜26 北川 - 09/3/11(水) 7:25
▼リエさん：
何気ない言葉づかいに、胸が熱くなるようなところがありますね。
絵が浮かぶように読み進んでいます。
【2201】La petite fille P27〜31リエ - 09/3/12(木) 22:26
P27
L13 calleux(se)=まめのできた
L13 stir{(e)=みぞのある
L13 crevasse(n.f.)＝ひび、あかぎれ
L19 percer=貫く、（雨、冷気が）しみ通る
Un cri per \ a l'air.
Le froid lui per\ait le corps.
L21 trou{e(n.f.)＝割れ目
L22 vertigineux(se)=目のくらむような
P28
L11 avoir beau de + inf.=〜してもむだである
L21 man}ge(n.m.)＝メリーゴランド
L22 verni(e)=ニスを塗った
L23 @ l'ancienne=昔風の
P29
L5 grave=重々しい、（音の）低い
L12 exhumer=掘り出す
L13 d{pouille(n.f.)＝（獣からはいだ）皮、（文）遺体
リンさんが見てきた惨状がさらっと語られていますね
偶然出会ったバークさんは亡くなった妻のことを語ります。
P30
L5 {treinte(n.f.)＝締め付け、重圧
L24 en vouloir @ qn=人を悪く思う、腹を立てる
P31
L7 heurt(n.m.)＝衝突
L7 noueux(se)= 節くれ立った、骨ばった
【2205】La petite fille P33〜36リエ - 09/3/15(日) 21:41
P33
L9 jeton(n.m.)＝点札
麻雀なので、点棒ですね
L9 pi}ce(n.f.)＝ゲームの駒、パイ
P34
L1 s'accaparer=
accaparer=自分のものにする
子供達は町になじみ、言葉を覚えているようです
L5 denr{e(n.f.)＝（多くpl）食料品
L9 vieillard(n.m.)＝老人、年寄り
この住処ではリンさんが一番年上です
年寄りは養わなくてはならない習慣のようです
L13 moue(n.f.)＝仏頂面
P35
L1 carton(n.m.)＝厚紙
日本語なら、砂を噛むような、というところでしょうか
L2 naus{e(n.f.)＝吐き気
L6 dissiper=散らす
Le soleil dissipe le brouillard.
L12 s'engourdir=しびれる、かじかむ
L13 morsure(n.f.)＝刺すような痛み
L18 un oc{an de visages＝顔の海
P36
L1 district(n.m.)＝地区、地方
L8 empanach{(e) de =deで飾られた
un sommet empanach{ de neige=雪をいただく山頂
L13 tabouret(n.m.)＝スツール
L14 ambulant(e)=移動する
resutaurants ambulants 屋台のようです
L15 liseron(n.m.)＝ヒルガオ
かんぴょうはユウガオから作りますが、似たような食べ物でしょうか
L21 se prendre @ inf.=突然〜し始める
L22 manquer de inf.=もう少しで〜する
あかんぼが泣かないのが気になります
【2207】Re:La petite fille P33〜36 北川 - 09/3/16(月) 7:38 -
▼リエさん：
>P36
>L15 liseron(n.m.)＝ヒルガオ
> かんぴょうはユウガオから作りますが、似たような食べ物でしょうか
辞書ではヒルガオしか意味がないですね。
私は皆さんとは違う本を買ってしまいました。どうもドイツの人のために編集した本らしくて、各ページの下に単語の意味がフランス語やドイツ語で書いてあります。
この>L15 liseron(n.m.)＝ヒルガオ ですが；
le liseron:Wasserkastanie と出ています。
ドイツ語の辞書を引いてみたのですが、この単語はありません。
ただし、
Wasser：水
kastanie：栗、栗の実
です。
そうすると
le liseron:Wasserkastanie ＝水栗？でしょうか？
広辞苑では；
水栗：水に冷やしたゆで栗。皮と渋皮をむいて、水に冷やした生栗ともいう。
だそうです。
ヒルガオのスープでしょうか？
栗のスープでしょうか？
今の感覚では栗のスープなんてとてもおいしそうですね！！
【2208】Re:La petite fille P33〜36 リエ - 09/3/16(月) 23:34
北川さんはドイツ語の辞書ももっているんですね。
水栗：水に冷やしたゆで栗。皮と渋皮をむいて、水に冷やした生栗ともいう。
水栗という単語（日本語）も知りませんでした。
色々発見があります。
【2209】La petite fille P37〜39 リエ - 09/3/17(火) 0:34
P37
L2 cogner=強く打つ
L7 pr]ter attention @ qc =qcに注意を払う
L12 grommeler=ぶつぶつ不平を言う
L14 affol{(e)=度を失った
L14 Il lui parle
luiは心臓です
L15 aux aboix=(獲物が猟犬に)追いつめられた
L16 de le calmer
leは心臓です
L17 犬のたとえがわかりやすいですね
P38
L7 la nuit des temps
dans la nuit des temps=（文）太古の昔に
いつか母になる、という歌なので女の子に歌ってやる
歌のようですね
L17 craquel{(e)=ひびのはいった
L18 baume(n.m.)＝なぐさめ
L22 claire-voie(n.f.)＝格子、柵
@ Claire-voie=すかしになった
竹の家、床は透かしになっています
P39
L1 impr{gn{(e) de =deがしみ込んだ
L3 {goutter=水を切る
{goutter des l{gumes
L3 pelage(n.m.)＝（野菜、果物の）皮むき
ここでは、雨が草屋根の上に落ちて、水が切れるように
（雨漏りの）水が落ちて来る様子かな、と思います。
【2219】Re:La petite fille P37〜39 伊藤愿 - 09/3/21(土) 11:59
▼リエさん：こんにちは。
>L3 {goutter=水を切る
> {goutter des l{gumes
>L3 pelage(n.m.)＝（野菜、果物の）皮むき
> ここでは、雨が草屋根の上に落ちて、水が切れるように
> （雨漏りの）水が落ちて来る様子かな、と思います。
私は
pelage はここでは、もう一つの意味の n.m.(色や手触りから見た) 毛並み,
ではないかと思います。
雨が落ちてくるいくつものいくつもの線が毛並みに見える。
それが草で葺いた屋根にあたってそこで初めて水になる＝雨から水をきる
という比喩ではないかと感じます。
どうでしょうか？
【2226】Re:La petite fille P37〜39 リエ - 09/3/25(水)
P39
毛並みという解釈でもよさそうですね
L3 la pluie {goutte son pelage
pelage=毛並み、皮むきと二つの意味がありますが
動詞はどちらもpeler
野菜の皮をむく、木の皮をはぐ、動物の皮から毛を取り除く、で
作業としては同じことをしているようです。
【2216】La petite fille P41〜43リエ - 09/3/18(水) 22:43
P41
L1 faire du bien @ qn=人を元気づける、ためになる
L4 foul{e(n.f.)＝歩幅
L8 br|lure(n.f.)＝（やけどのような）痛み
L8 se surprendre @ inf.=自分が〜していることにふと気づく
L15 grue(n.f.)＝クレーン
L15 piocher dans =dans から取り出す
P42
L1 cargo(n.m.)＝貨物船
L1 d{pecer=ばらす
L9 s'{garer=道に迷う
リンさんは若い頃、叔母を探しに行った時のことを思い出します
L21 ronce(n.f.)＝イバラ
P43
L2 psalmodier＝単調に話す、唱える
L2 mal{diction(n.f.)＝呪いの言葉
L2 voeux(n.m.pl)＝祈願の言葉
L4 nymphe(n.m.)＝水の精
L5 palanche(n.f.)＝てんびん棒
L5 g{nie(n.m.)＝妖精、魔
L8 saillir=浮き出す
L9 prompt (e) @ inf.=〜するのが早い
L19 gazouiller＝(小鳥などが)さえずる
L23 t{ter=乳を飲む
L23 chevreau(n.m.)＝子やぎ
L23 avide=〜に飢えた
【2221】La petite fille P44〜46 リエ - 09/3/24(火) 0:07
P44
L4 s{pulture(n.f.)＝墓所
L4 orphelin(e)=孤児の、（片）親をなくした
若い頃のリンさんの描写が力強かっただけに
現在の悲しさを感じますね
P45
L6 mangue(n.f.)＝マンゴー
L7 manguier(n.m.)＝マンゴーの木
リンさんは孫娘のために、強くなくてはならないと
思っているようです
L11 bien-aim{(e)=最愛の
L13 rehausser de=deで飾る
L19 paddy(n.m.)＝
L21 ourl{(e)=縁をかがった
ここでは、まつげに縁取られた
L22 natter=編む
L23 sit`t=するとすぐに
P46
L3 jatte(n.f.)＝椀
L3 beignet(n.m.)＝ベニェ、衣揚げ
L4 labourer=耕す
L5 enfouir=隠す
L9 sort(n.m.)＝運命、境遇
L9 st{rile=不妊の
L10 convoiter=切望する
L20 repu(e)=腹一杯食べた
L22 onctuosit{(n.f.)＝なめらかさ
【2223】Re:La petite fille P44〜46 北川 - 09/3/24(火) 7:30
▼リエさん：
>P45
>L6 mangue(n.f.)＝マンゴー
>L7 manguier(n.m.)＝マンゴーの木
> リンさんは孫娘のために、強くなくてはならないと
> 思っているようです
こんな時のたとえに使うマンゴーの木ってどんなだろう、と思って調べたら、古い
マンゴーの木は本当に立派です。
ttp://www.africafe.jp/afnow0203.html#mango
（便り44「マンゴーの木に登ろう！」（2002.3.28））
【2227】Re:La petite fille P44〜46 リエ - 09/3/25(水) 22:53
マンゴーの木、写真を見てきました。
小さな葉で、緑豊かな大木ですね。
初めて見ました。
【2225】Re:La petite fille P44〜46 伊藤愿 - 09/3/25(水) 9:23
▼リエさん：こんにちは。
P46
L17 la dernie`re branche du rameau とは サン・デュー のことですね。
L21 は 同じ行の nourrison にかかると思いますがどうでしょうか。
【2228】Re:La petite fille P44〜46リエ - 09/3/25(水) 23:25
>P46
>L17 la dernie`re branche du rameau とは サン・デュー のことですね。
>L21 は 同じ行の nourrison にかかると思いますがどうでしょうか。
repu,とheureux以下の文はnourrisonを修飾していますよね
son sommeil, ce sommeilと使い分けているところにニュアンスがありそうです
【2224】La petite fille P47〜51 リエ - 09/3/24(火) 12:27
P47
リンさんは昨日会ったバークさんと再会します
P48
L15 insoluble=溶けない
L15 poisseux(se)=べたべたした
まとわりつくような、というニュアンスでしょうか
L16 gr{siller=じゅうじゅういう
L21 assentiment (n.m.)＝同意
P49
L16 absorber=吸い込む
バークさんのタバコを吸う様子が描写されていますが、
映像を見るようですね
L18 r[le (n.m.)＝あえぎ
L23 embraser=熱くする、燃やす
P50
L11 celle-ci=la fum{e
L18 tresser=編んで作る
L20 phalange (n.ｆ.)＝指の骨
指の第一関節はヤニで黄色くなっています
L21 @ force de =多くの〜のおかげで
P51
L5 songer de=deのことを忘れずにいる、思い出す
L5 sort (n.m.)＝境遇
L14 Rien @ voir!
Cela n'a rien @ voir! それは全く別の問題だ
バークさんは外の群衆と公園の中、回転木馬に乗る子供たちの
様子を比較しています
【2229】La petite fille P52〜59 リエ - 09/3/25(水) 23:51
P52
L7 s}ve(n.f.)＝樹液
L21 application(n.f.)＝熱心、専心
L23 savourer=賞味する、ゆっくり味わう
saveur(n.f.)＝味
les quatres saveurs fundamentals:
acide,amer,sal{,sucr{ だそうです
P53
バークさんは奥さんと回転木馬について語ります
P54
L5 chasser=追い払う
赤ん坊の名前が「神なし」になってしまうところに、リンさんの
人生が投影されている気がします
P55
L9 se raviser=思い直す
L10 avoir droit @=@を受け取る資格がある
P56
L1 s'entretenir=話し合う、しゃべる
L3 de temps @ autre=ときどき
L6 passager }re =一時的な
難民として船で流れ着いて仮宿舎に入れられているようですが
ずっとここにはいられない、とリンさんは言われます
L23 ancrer=しっかりと留める、記憶にとどめる
P57
L22 allouer=（手当などを）支給する
ここでは、自分の場所として与えられた、ということですね
L24 chantonner=口ずさむ
P58
L14 coul|ment=むさぼるように
L18 vermicelle(n.m.)＝バーミセリ、細いパスタ
P59
L2 {mettre=細かく砕く
L16 se chamailler=口喧嘩する
新しい国に来たので、もう少し言葉を覚えるといいのにと思って
いましたが、やっと、バークさんに言うあいさつを習いましたね。
同居の家族とは言葉が通じるのだし、もうすこし言葉を交わすのが
ふつうだと思いますが、辛い体験をしたので心をすっかり閉ざして
しまっているのかもしれません。
【2230】La petite fille P61〜66 リエ - 09/3/26(木) 0:08
P61
リンさんはタバコを一箱もらい、バークさんに
会いに出かけます
P62
L1 bosse(n.f.)＝ふくらみ
P63
L3 rembourr{(e) de=deで一杯の
L4 difforme=不格好な
L4 {charpe(n.f.)＝マフラー
L5 pull(n.m.)＝セーター
L13 bariol{(e)=雑多な
L21 pr]ter l'oreille=耳を貸す
L22 pleur(n.m.)＝（文）（多くpl）涙
P64
L6 limpide=透明な
L8 d{brusquer=(獲物を)追い回す
L13 algue(n.f.)＝海藻、藻
L14 {tuver=乾かす
P65
L5 stir{(e)=線条の
L6 @ toute allure=全速力で
タバコのふくらみが尽きぬ悲しみを生むというところに
深い落胆の様子がうかがえます。
P66
L15 entra^ner=押し流す、連れて行く
その夜、リンさんはなかなか眠れませんでした
【2232】La petite fille P67〜71 リエ - 09/3/26(木) 23:11
P67
L9 gamelle(n.f.)＝飯盒
L10 affol{(e)=度を失った
P68
L5 foncer sur=surに飛びかかる
L9 spasme(n.m.)＝痙攣
L14 ficher la paix @ qn=（話）人にかまわない、そっとしておく
le droit de jouer entre euxということろを見ると、
赤ん坊は本物ではなくて、人形のようですね。
最初にバークさんがune poup{e(P26)と言っていたのも
引っかかっていたのですが、これで泣かない理由も説明がつきます
L17 moue(n.f.)＝仏頂面
vieux fouと悪態をつかれます。
ほんとうに人形を赤ん坊と信じているのか、
むりやり自分に信じ込ませることで、かろうじて生きるエネルギーを
かき立てているのか、どちらでしょうか
L24 prostr{(e)=虚脱した
P69
L4 subitement=急に、突然
L9 apeur{(e)＝おびえた
L23 fr{n{tique=熱狂的な
P70
L1 regarder en l'air＝空を見る、ぼんやりする
L5 ballotter=ゆさぶる
L9 enrou{(e)=しゃがれた
L19 grisaille(n.f.)＝灰色、ゆううつ
P71
L4 avoir du mal @ + inf=なかなか〜できない
L8 rudement＝（話）ひどく、とても
L20 d{passer=追い越す
【2235】Re:La petite fille P67〜71 北川 - 09/3/28(土) 6:28 -
▼リエさん：
>ほんとうに人形を赤ん坊と信じているのか、
>むりやり自分に信じ込ませることで、かろうじて生きるエネルギーを
>かき立てているのか、どちらでしょうか
そうですね。どちらでしょうね。
どちらでもないような気もします。
リンさんは悲しみに覆われているけれども、心は壊れていないし、生きるエネルギーがなくてもいいほど、低いところで生きているような気がします。
【2236】Re:La petite fille P67〜71 リエ - 09/3/28(土) 10:07
食べたくないけど、食べるのはこの子のため、
そもそも国を捨てて船に乗ったのもこの子のため
という描写もありましたね。
生き続ける意味はこの子だけ、というところに深い悲しみを感じます。
【2240】Re:La petite fille P67〜71 yuka - 09/3/28(土) 19:18 -
▼リエさん：
> 赤ん坊は本物ではなくて、人形のようですね。
> 最初にバークさんがune poup{e(P26)と言っていたのも
> 引っかかっていたのですが、これで泣かない理由も説明がつきます
早く気付かれましたね。私は前回読んだとき、何か変だと思いながらも最後まで人形だとわからず読み進みました。（Linhさん同様、認めたくなかったのかもしれません。）今回、人形だと知っていて再読していると、切なくて切なくて。。。
特にP１３のLinhさんが息子一家の無残な姿を見つけ、それでも孫だけが助かったと信じ国を離れる決意をした場面などは胸が痛みました。
【2243】Re:La petite fille P67〜71 リエ - 09/3/29(日) 15:40
yukaさん
フランス語は難しくありませんが、このへんををどちらにも取れるように訳すのも
工夫がいりそうですね。
P26の最後の２行も「人形」の単語を入れつつ、赤ん坊のニュアンスを出さなくては
なりません。
「そこにいるあんたの小さなお人形さんは、別嬪さんだね」とか。
「かわいい子だね、名前は？」と言って隠してしまう手もあるかも。
【2237】La petite fille P72〜78 リエ - 09/3/28(土) 10:31
P72
L2 banquette(n.f.)＝木の腰掛け
L4 vevement=(間投詞、命令、願望を表す文の前で)早く
L20 se r{chauffer=(自分の体を)あたためる
バークさんはリンさんをカフェに誘います
P73
L5 C'est parti ! (ウェイターが客の注文に)かしこまりました
バークさんはこう言って自分でカウンターに注文に行きます
L8 pr{cipitamment=お急ぎで
L9 d{poser=(持っていた物を)置く
L11 cabosser=でこぼこにする
L13 consommation(n.f.)＝（カフェでの）飲食物
L23 r{pandre＝まきちらす
P74
リンさんは持って来たタバコを二箱、バークさんにプレゼント
します。妻を亡くして以来、ちょっとした贈り物をもらう機会の
なくなったバークさんは、これに感激します。
P75
L23 {reint{(e)=ひどく疲れた、使い古された
バークさんもリンさんも、互いに相手の言葉でわかるのは
「Bonjour」という意味の言葉だけ、という状況ですね
P76
L6 s'all{ger=軽くなる
L7 se dilater=ふくらむ
L13 se boire＝飲まれる
L18 sifflement(n.m.)＝ヒューという音
L20 quinte de toux(n.f.)＝咳の発作
L22 costaud=(酒が)強い
P77
L1 rasade(n.f.)＝満杯
L2 sous la main=手元に
L8 flottement(n.m.)＝ゆれ
L8 tanguer=縦揺れする
P78
L4 brasier(n.m.)＝（燃えさかる）火
L10 torpeur(n.f.)＝麻痺
L14 moche=(物事が)ひどい
L22 sourd(e)=（音が）こもった
【2238】La petite fille P79〜89 リエ - 09/3/28(土) 10:50
P79
L3 enrober=包む
リンさんは赤ん坊にいつも歌っている歌を歌います
P80
L11 d{rouiller=（話）しびれをとる、なまった体を働かせる
P81
リンさんはバークさんのことを思いながら眠りにつきます
P83
リンさんは毎日バークさんと会うようになります
P84
L11 cal(n.m.)＝まめ
バークさんはときどきサンデューを抱くこともあります。
それだけ、リンさんは気を許しているのですね
P85
L6 d{ambuler=ぶらつく
バークさんに案内されて、二人は町中をぶらつようになります
L24 traits(n.m.pl)＝顔立ち
P86
L3 de bon coeur=喜んで、心から
L7 langoureux(se)=憔悴した、悩ましい
ある日、カフェで、リンさんは写真を見せます
P87
その写真が若いリンさん夫妻だとわかると、バークさんも
写真を見せます
P88
それはバークさんの妻の写真でした
二人は互いの妻が亡くなっていることをなんとなく感じます
P89
バークさんは毎回リンさんの家の前まで送ってくるのが
習慣になっているようです
【2239】La petite fille P91〜99 リエ - 09/3/28(土) 16:13
P91
L4 palabrer＝長々と議論する
P92
L1 se moquer de 〜＝（話）〜を意に介さない
L10 b{ant(e)=大きく開いた
L16 s'{puiser=底をつく、からになる
L22 s'interpeller=声を掛け合う
P93
L2 goudron(n.m.)＝タール
L5 griser=陶酔する
二人は海辺に行きます
L14 odieux(se)=醜悪な、耐え難い
P94
L8 s'affaisser=崩れ落ちる、衰弱する
リンさんの国の名を聞いて、バークさんの様子が変わります
L18 d{valer=急速に落ちる
L19 s'immiscer dans =dans に介入する
P95
バークさんは、若い頃兵士としてリンさんの国に行ったことを
語ります
P96
平和を壊し、たくさんの人を殺したことを話します。
リンさんは戦争の被害者であり、バークさんはかつて加害者だった
わけですね
P97
リンさんは言葉がわからないまま、話を聞いています。そして、二人で
見に行った回転木馬の情景を思い出しています
P98
L10 boxer=なぐる
L11 bourrer de =deに詰め込む
L12 {crasser=苦しめる
L12 bile(n.m.)＝胆汁
P99
L1 s'efforcer de + inf=〜しようと努力する
L4 large(n.m.)＝沖
【2251】La petite fille P100〜107 リエ - 09/4/9(木) 23:33
P101
L3 grandiose =雄大な、堂々たる
L5 {blouir=目をくらます
L13 se r{galer=ご馳走をたべる
バークさんはリンさんをレストランに招待します
P102
L3 en faire autant=同じことをする
L9 folie(n.f.)＝莫大な出費
L10 s'assourdir=（音が）弱まる
L19 enrou{(e)=しゃがれた
P103
L2 [pret{(n.f.)＝ざらざらしていること、耳ざわり
L5 baie(n.f.)＝（窓の）開口部
L24 chauffer=あたためる
P104
L22 m{ticulosit{(n.f.)＝（文）細心
P105
L5 battre la chamade=早鐘のように打つ
P106
サンデューに服をもらったお礼にリンさんはいつもの
歌をうたいます
P107
L6 proc{dure(n.f.)＝手続き
L9 contrari{(e)=いらだった
【2252】La petite fille P108〜115 リエ - 09/4/11(土) 21:01
P108
リンさんは生まれて初めて車に乗り、医者の診察を受けます
L15 effray{(e)=おびえた、たじろいだ
P109
リンさんは自分の年齢を正確に知りません
P110
L8 diab}te(n.m.)＝糖尿病
L9 surdit{(n.f.)＝難聴
L16 b{nin, b{nigne =穏やかな、軽い
L17 malin,maligne=危険な
P111
L5 d{charn{(e)=やせ細った
リンさんはサンデューは診察しないのかと聞きます
L20 acquiescer @=＠に同意する、承諾する
P112
L3 ausculter=聴診する
L22 @ votre aise=好きなように
L23 affol{(e)=恐ろしさに度を失った
リンさんは住む場所を移ることを告げられます
P113
L18 griffer=爪で引っ掻く
P115
L11 h{b{t{(e)=茫然とした
リンさんはバークさんと会わないまま、引っ越すことになります
【2253】La petite fille P116〜123 リエ - 09/4/12(日) 21:28
P116
L1 sang(n.m.)＝血筋
L9 baraquement(n.m.)＝仮宿舎
国を船で脱出する時の様子が語られます
L20 pr{cipit{(e)=せっかちな
P117
L2 {treinte(n.f.)＝締め付けること
L3 astre(n.m.)＝天体
L8 fabuleux(se)＝伝説上の
L9 jarre(n.f.)＝大壷
L9 @ ras bord=なみなみと
L9 piastre(n.f.)＝ピアストル（レバノン、インドネシアなどの貨幣）
L11 abatter=(カードを)手から離す
L17 paquetage(n.m.)＝（兵士の）装備
faire son paquetage=装備を整える
L21 collat(n.m.)＝タイツ
P118
L23 diluer=埋める
L23 {tirer=引き延ばす
P119
L9 puvrag{(e)＝念入りに細工した
L15 emprunter=(道を）取る
L16 se trouver=(ある場所に）ある
un Ch[teau se touve au bout de ce parc
L20 se perdre＝見えなくなる
P120
L3 incr{dule=容易に信じない
リンさんは立派な建物の中に連れてこられます
L22 tant que + subj=〜であろうと
P121
L14 terne-＝とろんとした
L15 b{quille(n.f.)＝松葉杖
P122
L2 fa^te(n.m.)＝頂上、てっぺん
L8 moutonnamt(e)＝波打った
P123
L8 lassitude(n.f.)＝（体の）疲労
L13 sort(n.m.)＝身の上
【2255】La petite fille P124〜128 リエ - 09/4/13(月) 22:54
P124
L5 noueux(se)=骨張った
P125
L4 endosser=身につける
P126
L12 emp]trer=身動きできなくする
L19 uniform{ment=一様に
P127
L13 en proie @=〜のとりこになっている
L13 perp{tuel=絶え間ない
L18 {ternuement(n.m.)＝くしゃみ
P128
L2 m{lop{e(n.f.)＝単調な歌
L5 enfouissement(n.m.)＝埋葬
L8 raclement(n.m.)＝こする音
L16 {clorer=花開く
【2263】La petite fille P129〜132 リエ - 09/4/16(木) 0:38
P129
L4 r{fectoire(n.m.)＝(学校、軍隊などの)食堂
L8 se render @=@に行く
L11 vieillard(n.m.)＝年寄り
女性はvielleを使う
L12 au surplus=さらに
P130
L1 frapper=心を打つ、驚かす
L5 nul=誰も〜ない
L7 se chamailler（話）つまらぬ口喧嘩をする
L14 s' emparer de=deを奪う
L15 bosque(n.m.)＝植え込み
P131
L17 veiller @ ce que + subj.=〜するように注意を払う
L21 abr{ger son souffle=命を縮める
P132
L5 patienter=辛抱強く待つ
L8 favorable=好都合な
L11 copieusement=たっぷりと
L24 d'un bon pas＝足早に
毎日の生活には慣れましたが、リンさんは友達に会いたくて
仕方がありません。訪ねてくると言っていた通訳の女の子も
来ないので、リンさんは自分でなんとかすることにします
【2264】La petite fille P133〜136 リエ - 09/4/16(木) 21:59
P133
L5 fuser=(笑い声などが)はじける
L5 bosquet(n.m.)＝木立
L6 vers de ters(n.m.)＝ミミズ
L6 gesticuler=盛んに身振りをする
L7 sautiller=飛び跳ねる
L7 siffler=(蛇などが)しゅっという音を出す
L10 cabane(n.f.)＝小屋
L10 dimension(n.f.)＝大きさ
L11 resteint(e)=限られた
P134
L3 se planter=立ちつくす、突っ立つ
L10 laisser passer=通す、見逃す
leはリンさんです
L15 gr{siller=ざあざあ言う
L22 s'accrocher @＝ @にしがみつく
外に出ようとリンさんはがんばります
P135
L8 seringue(n.f.)＝注射器
L9 gicler=(液体が)ほとばしる
L15 s'amollir=くじける、力が抜ける
L19 cotonneux(se)=綿でおおわれた
L20 couleuve(n.f.)＝蛇
L21 {caille(n.f.)＝鱗、はく片
P136
L3 abrupte=だしぬけの
リンさんは注射を打たれて、眠ってしまいます
【2276】Re:La petite fille P129〜132 伊藤愿 - 09/4/24(金) 23:10
▼リエさん： こんばんは。
>P129
>
>L12 au surplus=さらに
ここは名詞「余分、過剰」だと思います。
P125にrobe de chambre が大きすぎると書いてあります。
布がゆったりしていることに利点を見つけた、ということだと思います。
【2287】Re:La petite fille P129〜132 リエ - 09/5/4(月) 0:22
伊藤さん
書き込み、見落としていました。
>P129
>L12 au surplus=さらに
trouvant un avantage au surplus de tissu
という構文になるということですね。
納得しました。
【2265】La petite fille P137〜139 リエ - 09/4/16(木) 22:17
P137
無理矢理眠らされた眠りの中での描写です
L3 noirceur(n.f.)＝（文）黒さ、暗さ
L3 ne + aucunement=少しも〜でない
L7 repaire(n.m.)＝隠れ家
L8 grillance(n.f.)＝輝き、つや
L8 incandescent(e)=白熱した
L12 Ses jambs le portent merveilleusement.
leはリンさんです
Ses jambs ne le portaient plus.
足がもう彼を支えてくれなかった
という例文が辞書にありました。
L14 {blouir=目をくらます
L15 percer-貫く
Les soleil perce les nuages.
雲間から日が漏れる
L9 bruir=ざわめく
P138
L3 se d{verser=流れ込む
L4 inexprimable=表現しようのない
P139
L14 sans {gale=無類の
L14 embaumer=いい香りで満たす
L15 frangipanier(n.m.)＝（植物）インドソケイ
どんな木かわかりませんね。広辞苑でソケイを引いたところ
モクセイ科の常緑小低木、ジャスミンの一種だそうです
L15 mousse(n.f.)＝苔
L16 jade(n.m.)＝翡翠
L17 bruissement(n.m.)＝さざめき
L20 susceptible de + inf=〜するかもしれない
L21 tr{bucher=つまづく
L24 lisi}re(n.f.)＝（森の）はずれ
リンさんの故郷の描写は美しいですね。美しいだけに、
こうした村が戦争によって破壊されたことの悲惨さ、
リンさんの境遇のひどさが伝わってきます。
【2266】La petite fille P140〜143 リエ - 09/4/20(月) 23:46
P140
L2 s'{pancer=あふれ出る
L3 repiquer＝（苗を）移植する
L6 m{diter=瞑想する
L7 pique-boeuf =
鳥のようです
L7 parader=いい格好をする、気取って歩く
L７{bouriffer=髪を乱す
L19 all{ger=(羽を)こする
L24 en vue de〜＝〜をめざして
P141
L2 apostropher=言葉をかける
L3 r[primander=叱る
L4 piailler=さえずる
L6 narguer=ものともしない
L7 sourire de lait(n.m.)＝乳児の微笑
L9 s}ve(n.m.)＝活力
L23 s'{pouiller=自分のシラミを取る
L24 s'{tirer=伸びをする
P142
L2 centenaire=百歳の
ここではbanianの木を指しています
L3 natte(n.f.)＝ござ
L9 ployer=たわむ
L24 aigre-doux(ce)=甘酸っぱい
P143
L4 cannelle(n.f.)＝シナモン
L5 caramel(n.m.)＝カラメル
L18 un bel unfant
ほんとうの孫は男の子のようですね
L21 repu(e)=腹一杯食べた
【2268】Re:La petite fille P140〜143 北川 - 09/4/21(火) 17:12
▼リエさん：
>P143
>L18 un bel unfant
> ほんとうの孫は男の子のようですね
ここはすっと読んでしまったのですが、やっぱり 文字通り un bel unfant は男の子でしょうか。私の気持ちとしては、お嫁さんは子供を生んでくれた、という意味で、男、女、関係なく、子供を生んだ、ととってしまったのですが。
ここまで読んで来ると、リンさんの赤ちゃんは、女の子であってほしい、という個人的感情移入がかなり入っていますので〜！！
【2269】Re:La petite fille P140〜143 リエ - 09/4/22(水) 0:40 -
▼北川さん：
一般論で、子供かもしれないですね。
人形は赤ちゃんのものと考えれば、女の子のほうが自然ですし。
別の経緯で人形を見つけたのかもしれないですけれど。
【2277】Re:La petite fille P140〜143 09/4/25(土) 10:24
▼リエさん：こんにちは。
>P140
>L24 en vue de〜＝〜をめざして
en vue de は二つの意味がありますが
◆en vue de qc./inf.
【1】…のために，…をめざして
faire sa valise en vue du voyage 旅行するために荷造りする
((en vue de+inf.))
Il pr}pare son examen en vue de devenir diplomate. 彼は外交官になるため受験勉強中である
【2】…の見えるところに
arriver en vue de la c^te 岸の見えるところに着く
『ロワイヤル仏和中辞典』
ここは(2)の …の見えるところに だと思います。
【2288】Re:La petite fille P140〜143 リエ - 09/5/4(月) 0:27
P140
>L24 en vue de〜＝〜をめざして
＞ここは…の見えるところに だと思います。
そうですね。arriverのあとなので、こちらのほうが自然ですね。
このあたりは、リンさんの村の描写がなかなか美しいですね。
【2273】La petite fille P144〜150 リエ - 09/4/23(木) 0:44
P144
L8 adoucir=和らげる、しずめる
L19 innombrable=数えきれない
P145
L5 criquet(n.m.)＝バッタ
L9 cingler=鞭などで打つ
P146
L6 d{c{ler=気づく
L6 endroir=(存在を)知らしめる
L9 une eau vive=湧き水
L16 s'{lancer=そびえる
ここでは水が湧き出る様子です
P147
L11 entailler=深い傷をつける
L12 d{vorer=苦しめる、さいなむ
L12 diluer=薄める、弱める
P148
L1 s'enlacer=まきつく、からまる
L7 foug{}re(n.f.)＝羊歯
L18 manger=覆い隠す
P149
L5 d'un bond=一跳びで
L6 tressauter=震え上がる
P150
L12 agit{(e)=動揺した
L13 paisiblement=穏やかに、静かに
L22 abattement(n.m.)＝衰弱
L22 sans bornes=果てしない
【2281】Re:La petite fille P151〜155 リエ - 09/4/28(火) 10:14
P151
L4 d{vorant(e)=むさぼり食う
L5 abattement(n.m.)＝衰弱
L6 soutenu(e)=変わることのない
絶えず注意している、ということですね
L7 raser=壁すれすれに歩く
L18 se plier @ =@に従う
L23 molleton(n.m.)＝メルトン（毛織り物）
P152
L4 contrarier=不安にさせる
L13 imposer=〜を強いる
L16 mouroir(n.m.)＝（話）養老院
P155
L15 mur d'enceinte=囲い塀
【2283】La petite fille P156〜159リエ - 09/4/30(木) 22:41
P156
L8 {boul{(e)=崩れた
L12 h{riss{(e)=刺のある
L12 picot(n.m.)＝とげ
L12 saillant(n.m.)＝ささくれ
リンさんは養老院からの脱走を試みます
P157
L5 plqu{(e)=ぴったり貼付けた
L7 de fortune=応急の、一時しのぎの
L8 fa^te(n.m.)＝頂上
L8 hisser=持ち上げる
P158
L14 art}re(n.f.)＝幹線道路
自由でいる、自由を得るためには言葉ができる（意志の疎通ができる）
ことと自分の位置を知っていることが大事ですね。
リンさんは避難所にいる時に、この両方を会得する時間があったはずですが、そうしなかったのは知恵が無かったのか、絶望が深かったのか。
P159
L3 songer @ =@を考える
会話で、「私は思う」は、je pense que 一辺倒でした。
最近、je me demande とje croisも使ってます。je songe も
使えそうですね。
L14 alignement(n.m.)＝一列に並ぶこと
L14 b[tisse(n.f.)＝ばかでかい建物
L21 s'effrayer de =deにおびえる
【2284】Re:La petite fille P156〜159 北川 - 09/5/2(土) 20:05
▼リエさん：
>そうしなかったのは知恵が無かったのか、絶望が深かったのか。
Bonjour!だけで通じ合える喜びが深かったから、十分だったのかもしれません。
美しいですね。
【2286】La petite fille P160〜162 リエ 09/5/4(月) 0:06
P160
L5 taper=（陽が）照りつける
Le soleil tape dur.
L7 f]lure(n.f.)＝ひび、割れ目
L8 s'{garer=迷う
L11 {merger=頭を出す
L12 tournoyant(e)=旋回する
L13 aigrette(n.f.)＝冠毛
L14 tournoyer=旋回する
P161
L3 obliquer=斜めに進む
L8 t]te(n.f.)＝顔、表情
L11 graisseux(se)=油で汚れた
L13 de justesse=かろうじて
L15 d{chiqu{t{(e)=縁がぎざぎざの
L16 regard(n.m.)＝マンホール
L16 {gout(n.m.)＝下水
L19 c{der=折れる、切れる
L20 gorg{(e)=deでいっぱいの
L21 catastroph{(e)=（話）弱り切った、うちのめされた
L22 essorer=水分を搾り取る
L24 d{passer=超える、はみ出る
L24 d{marche=足取り
P162
L2 boiter=びっこを引く
L2 {coeurant(e)=脂っこい、むかつくような
L3 peignoir(n.m.)＝ガウン
L4 pan(n.m.)＝裾
L5 croupie(e)=水が淀んで腐った
L6 subitement=急に
L7 complice＝ひそかに味方する
L10 menu(e)=ささやかな
L10 incidnet(n.m.)＝小事件
L24 animosit{(n.f.)＝敵意
【2297】La petite fille P163〜165リエ - 09/5/14(木) 12:34
P163
L2 propos (n.m.)＝言葉
L2 @ son {gard=彼らの目に
L19 viller=錐で刺す
L19 hanche (n.ｆ.)＝腰
L21 r{verb}re (n.m.)＝街灯
P164
L11 d{guerpir=急いで立ち退く
L11 ficher le camp=(話)立ち去る
L12 attroupement (n.m.)＝人だかり
L15 badaud(e)=野次馬
L16 pintade (n.ｆ.)＝ほろほろ鳥
L17 fumier (n.m.)＝堆肥
L17 basse-cour (n.ｆ.)＝養禽場
P165
L1 aff^t{(e)=研がれた
L2 {corcher=皮をむく
L9 hagard(e)=取り乱した
【2300】La petite fille P167〜170 リエ - 09/5/17(日) 23:12
P167
L10 s'en vouloir de =〜で自分に腹を立てる
L13 imposer qc @ qn=人に何を強いる
L13 ballottement(n.m.)＝動揺
P168
L15 meurtri(e)=心を傷つけられた
L18 s'entrechoquer=ぶつかりあう
P169
L9 aum`ne(n.f.)＝施し
faire l'aum`ne @ qn
L9 prendre A pour B=AをBとみなす
L15 immuablement=変わること無く
L20 {touffer=重苦しくさせる
L22 entra^ner=引きづられる
P170
L1 contraint(e)=強制された
L2 bagnard(n.m.)＝徒刑囚
L6 damier(n.m.)＝市松模様
ここでは水田のようです
L11 se cogner=ぶつかる
L14 propre(n.m.)＝特性
L17 tourbillon(n.m.)＝回転支軸
L19 percuter=ぶつかる
リンさんが歩き疲れている様子がよく出ています。
【2303】Re:La petite fille P167〜170 伊藤愿 - 09/5/23(土) 22:38
▼リエさん：こんばんは
>
>P167
>L10 s'en vouloir de =〜で自分に腹を立てる
「悔やむ」という訳語もあります。
【2301】La petite fille P171〜174 リエ - 09/5/21(木) 23:25
P171
L1 reprendre pied=立ち直る
L6 massif(n.m.)＝植え込み
L8 s'emballer=興奮する
L18 apparition(n.m.)＝幽霊
L21 lassitude(n.f.)＝疲労
L22 purid（e）=腐敗した
L22 an{antir=ぐったりさせる
P172
L1 Le soleil n'a jamais {t{ aussi beau.
かつて、太陽がこれほど美しかったことはなかった。
L3 {prouver=(感情を)感じる
L12 tenir @ =＠に執着する
リンさんはもう少し言葉を覚えてもいいと思いましたが、
この場面でBonjour!を効果的に使うために、作者はこの一語しか
知らないという状況にこだわったのでしょう。
P173
L2 inutile＝無益な
L15 se r{signer @ =@をあきらめて受け入れる
P174
L14 ne pas dire un tra^tre mot＝一言も言わない
L21 d{sempar{(e)=途方にくれて
話としては手がかりがないほうが出会いが劇的ですが、
住んでいた場所がわかっているのだから、住所、年格好で
調べられそうな気がします。通訳の女の子だって捜せそうだし。
Barkさんにも知恵がない気がしますね。
【2302】La petite fille P175〜178 リエ - 09/5/21(木) 23:37
P175
L24 parchemin{(e)=しわだらけの
P176
L7 fr`ler=かする
L8 radieux（se）=喜びに輝いて
L24 se figer=(恐怖で血が)凍る、硬化する
P177
L5 d{raper=(車輪が)スリップする
L11 armure(n.f.)＝甲冑
リンさんは友人を見つけた喜びで一杯で、車が行き交う通りに飛び出します
P178
幸福の瞬間に、リンさんは故郷の様々なにおいを思い出します。その時、
車がリンさんをはねます
【2304】La petite fille P179〜183 リエ - 09/5/24(日) 1:03
P179
L4 percuter=ぶつかる
L11 prostr{(e)=虚脱した
L12 fender=押し分けて進む
L12 attroupement(n.m.)＝群衆
P180
L2 corolle(n.f.)＝花冠
L18 d{clivit{(n.f.)＝傾斜
L20 {bauche(n.f.)＝下絵
手の平の形のような血の流れ、忘却の泉を思い出させますね
P181
L1 confus{ment=ぼんやりと、漠然と
L3 ]tre question de =deが問題になっている
P182
L23 f{brile=熱っぽい
sang di~を思う気持ちが、リンさんの生きる力になって
いますね。Sans Dieuと同じ音なのが、皮肉な気がします。
リンさんには、神がいなくても人形がいる、というわけです。
P183
L7 bitume(n.m.)＝アスファルト
L10 attroup{(e)=集まった
L12 assommer =うんざりさせる
L14 songer=考える
L17 saccage(n.m.)＝踏み荒らすこと
L24 invincible=不屈の
飢餓と戦争をくぐり抜けてきたリンさんは不屈です。
車には負けない、というわけですね
P183
Bonjour のくりかえし
二人が会えた喜びが、この言葉にこめられています
L15 d{pender de 〜＝〜に因る
シンプルで淡々とした語り口だっただけに、戦争の悲惨さが
身にしみる物語でした。
【2305】Re:La petite fille P179〜183 北川 - 09/5/24(日) 6:37
▼リエさん：
>シンプルで淡々とした語り口だっただけに、戦争の悲惨さが
>身にしみる物語でした。
クローデルは残忍な場面をできるだけ克明に描きたくなる作家のような気まします。この小説はそこを抑えて、静かに静かに、言葉の壁をのりこえた物語だったのが、とても心地よかったです。
「リンさんの小さな子」の後に出たフィリップ・クローデルの「ブロデックの報告書」は長編でなかなか良かったです。やはり戦争が題材です。
それではお約束の；
ツリー、２１８１の訳です。
老いも若きもただ従順に、ほんのわずかな身の回りの物だけを手に、これからどこ行くのかもわからないまま、寒空の下で待っている。
【2307】Re:La petite fille P179〜183 リエ - 09/5/24(日) 17:29
>クローデルは残忍な場面をできるだけ克明に描きたくなる作家のような気まします。
前に読んだ「灰色の魂」も、拷問シーンなどが克明で、読むのがつらかったです。
でも、こういう本を通して、戦争を知らない人たちにその悲惨さが
伝わるのは良いことだと思います。
>ツリー、２１８１の訳です。
>老いも若きもただ従順に、ほんのわずかな身の回りの物だけを手に、
これからどこ行くのかもわからないまま、寒空の下で待っている。
まだ、原文と合わせていませんが、リンさんの文体に合わせたシンプルな訳文ですね。
赤ん坊とも人形ともとれる訳し方に工夫がありそうです。
私はまわりに影響されないわがまま人間なので、病気の騒ぎは
意に介しませんが、そう言っていても、かかるときはかかるでしょうね。
実はマスクが嫌いで、子供の時からマスクをしたことがありません。
病人が増えたら、家にいる算段をします。
次回の読書会もよろしく(^_^)。
【2306】Re:La petite fille P179〜183 リエ - 09/5/24(日) 17:22
もう少しとんとんと行くとよかったのですが、
途中で映画のノベライズを引き受けたので、
夜の自由時間がなくなり、読むのに時間を取られました。
この本はこれで終わりです。
おつきあいくださったみなさん、ありがとうございました。
【2311】Re:La petite fille P179〜183 yuka - 09/5/25(月) 17:38
▼リエさん：
今回２度目だったので、最初から人形だと知っていて読んだのですが、本当に上手に描写されているなあと思いました。
戦争の悲しさはもちろんですが、言葉が通じなくても分かり合える温かさと言葉が通じさえすればこんなことにならないのにという歯がゆさを強く感じました。
「ことば」について考えさせられる本でした。
悲しい結末でなかったことが救いです。
リエさん、お疲れ様でした(^^)
皆様、また次の本でご一緒しましょう！
【2314】Re:La petite fille P179〜183リエ - 09/5/26(火) 1:11
▼北川さん：
>ツリー、２１８１の訳です。
>
>老いも若きもただ従順に、ほんのわずかな身の回りの物だけを手に、
これからどこ行くのかもわからないまま、寒空の下で待っている。
この部分読み返してみました。
attendant tel que ~
que 以下のような状態で待っていた、ということですね。
telの用法は、あまりなじみがないので難しく感じますが、これも慣れでしょう。
【2318】Re:La petite fille P179〜183伊藤愿 - 09/5/27(水) 0:50
北川さん
それではお約束の；
>ツリー、２１８１の訳です。
>
>老いも若きもただ従順に、ほんのわずかな身の回りの物だけを手に、これからどこ行くのかもわからないまま、寒空の下で待っている。
>
Upしてくださってどうもありがとうございます。
実は 訳書を古本で買って、この部分をこっそり見ておりました。掟を破ってすみませんでした。(北川の姐さん、申し訳ござんせんでした)
作者は、リンさんが抱いてる女の子が人形とだと地の文ではっきりと書くまでは、読者が人間の赤ちゃんだと誤解するように、でも読み返せばちゃんと人形の描写になっていると解釈できるように書いています
題名も、作品の最後の文と同じに La petite-fille de Monsieur Linh 「リンさんの孫娘」とすると 嘘になるので La petite fille de Monsieur Linh「リンさんの小さな女の子」にしてあるんでしょうね。
地の文でサン・ディウが人形だと始めて書かれているのは、確か、事故のあと、野次馬の一人の足元に サン・ディウを見つけた時だったと思います。
それよりだいぶ先に バルクさんに
「かわいい人形をお連れだね。名前は？」と喋らせています。
このとき読者は [人形のようにかわいい女の子]を[かわいい人形]と言ったのだと勝手に誤解したのでした。人形の名前を訊くはすがないと思い込んで。
読者のミスは誘うが、嘘はつかない。こういうのを叙述トリックというのだと思います。
あと気づいた伏線として
リンさんが息子夫婦の遺体を見つけた時に、傍らにあった人形は
et plus loin la petite, les yeux grands ouverts, emmaillotee, indemne,
「それから少し離れたところに、産着でくるまれ、目をぱっちりと開けたままの無傷の赤ん坊」(高橋啓氏の訳書)と描写されていて
野次馬の足元に見つかった時の人形の描写
Ses yeux sont grands ouverts. Elle n'a rien. Aucune eraflure.
「目を大きく見開いている。無事だ。かすり傷ひとつもない」
の伏線になっています。
一つ疑問に思った点があるのですが、二人で麻雀はできるのでしょうか？
【2320】Re:La petite fille P179〜183 北川 - 09/5/27(水) 6:28
伊藤愿さん：
>実は 訳書を古本で買って、この部分をこっそり見ておりました。掟を破ってすみませんでした。(北川の姐さん、申し訳ござんせんでした)
掟やぶりですか？（笑）
あの〜、こっそりなんておっしゃらずに、どうぞ、カミングアウト、なさってくださいませ。私は、今回は訳本は買わないで頑張ることにします。
みなさんのお助けを最大限に使わせていただいて、楽しみます。
よろしくお願いいたします。
【2323】Re:La petite fille P179〜183 リエ - 09/5/27(水) 20:50
男たちはカードをやっていたと思いましたが、
そう言えば、どこかに麻雀の記述がありましたね。
ふつうは４人でやるものですよね。
Livre de Poche 30381
Philippe Claudel
「リンさんの小さな子」（みすず書房）
2009年
【2123】次の読書会の本 - 09/2/17(火) 0:57 -
今の本もそろそろ終わりに近づいてきました。
そこで、次の本を決めておきましょう。
La petite fille de Monsieur Linh
Philippe Claudel Livre de Poche 30381
私は紀伊国屋で１２００円くらいで買いました。
この前読んだ「灰色の魂」と同じ作者ですが
文章が短くてなかなかきれいです。Des Ames grises
とはだいぶ印象が違うので、読みやすいと思います。184P
と、短いし。
その次はUn secret
Philippe Grimbert Livre de Poche 30563
これは初めて読む作家です。大きな字で180Pくらい。
2004年prix Goncourt des lyc{ens,
2005年le Grand Prix litt{laire des lectrices de Elle
ということなので、面白いのではないかと期待して。
【2141】リンさんの小さな子 リエ - 09/2/26(木) 15:30
次回の読書会の本は、翻訳が出ています。
「リンさんの小さな子」
以下に作者の説明もあるので、よかったらどうぞ。
ttp://www.msz.co.jp/book/author/13864.html
こういうのを読まずに、予備知識なしで本を読むというのも
いいですけれどね。
【2170】La petite fille P9〜10リエ - 09/3/5(木) 22:31
では、新しい読書会を始めます。
本はLa petite fille de Monsieur Linh（Philippe Claudel Livre de Poche 30381）を使っています。
本なしでコメントだけでもかまいませんので、自由にご参加ください。
読み終わった読書会ログを私のHP上に記録しています。
この読書会への発言・コメントは、読書会ログに記録として残ることを
承認のうえでお願いします。
アクサン文字のかわりに以下の記号を使って代用しています
@ = a + accent grave
{ = e + accent aigu
} = e + accent grave
] = e + accent circonflexe
[ = a + accent circonflexe
` = o + accent circonflexe
~ = u + accent circonflexe
^ = i + accent
| = u + u accent grave
& = e + trema
\ = c + cedille
P9
赤ん坊を抱いて船に乗っている老人の描写から始まります。
リンさんの名前を知るのは自分だけ。なぜなら、そのことを
知っている人はみんな死んでしまったから。
シンプルですが、悲しげですね
L7 poupe(n.f.)＝船尾
L8 mort(e)=(n)＝死者
L9 tandis que + ind.=＝〜であるのに、〜に反して
L12 chaluter=ぶつかる、小突く
le=Monsieur Linh
L14 le vieil homme le passe
leはtempsでしょうか
P10
L2 fouiller=くまなくさがす
L4 an{anti(e)=消え去った
L8 bastingage(n.m.)＝甲板の手すり
L10 sangle(n.f.)＝革ひも
L21 un nombre infini de=数えきれぬほどの
赤ちゃんは女の子で、生後６週間で船に乗りました。
【2171】Re:La petite fille P9〜10 伊藤愿 - 09/3/5(木) 23:38
リエさん、始めてくださってどうもありがとうございます。
私もついて行きます。
▼
>L14 le vieil homme le pass{
> leはtempsでしょうか
私は le voyage だと思います。
passer le voyage という表現が本当にあるのかどうか、ネットで検索してみましら出てきました。
よって 私は le voyage にします。
用例
c,a devient de plus en plus rare. Et puis, essaye pas de fumer dans les WC, tu risques des poursuites judiciaires, et tu mets la vie des autres passagers en danger.
Mais les compagnies ae'riennes pre'voient pour les fumeurs des patchs et autres chewing gum pour les aider a` passer le voyage sans trop de proble`me.
http://voyage-bons-plans.aufeminin.com/forum/voyages1/__f4212_voyages1-Peut-on-fumer-en-avion.html
【2174】Re:La petite fille P9〜10 リエ - 09/3/6(金) 11:10
>>L14 le vieil homme le pass{
>> leはtempsでしょうか
>私は le voyage だと思います。
お、ありがとう。疑問形にしておいてよかった（^_^）
私も最初は le voyageだと思ったのですが、
passer le voyageが辞書ではみつけられず、こういうときは一番近いところを探せ
という教え（昔誰かに聞いた）に従ってみました。
passer le tempsは自然な気がしたので。
【2177】Re:La petite fille P9〜10 北川 - 09/3/7(土) 7:55
灰色の魂」とはまた違った文章でいいですね。
【2178】La petite fille P11〜13リエ - 09/3/7(土) 23:30
P11
L1 @ la h[te=大急ぎで、ぞんざいに
]crier @ la h[te
une travaille fait @ la h[te
L4 si bien que + ind.=だから、したがって
L9 nourrisson(n.m.)＝乳児
L13 buffle(n.m.)＝水牛
L14 ployer=たわむ
L17 ch[le(n.m.)＝ショール
L22 retouner @ =＠に戻る
P12
11月のある日、船は目的地着きました。娘は生後12週になっています。
L6 rattacher @=@に結びつける
L18 docilement-従順に
L19 effets((n.m.plで)＝衣類、身の回りの品
L21 fr]le=か弱い、はかない
L22 grelottere=(寒さや恐怖で)震える
P13
L5 la suit
la=la femme
suivre qn=人についていく
L8 faire rage=荒れ狂う
L12 {ssouffl{(e)=息切れした
L15 {ventrer=腹を裂く
L15 joug(n.m.)＝くびき
L15 brin(n.m.)＝（わらの）１本
L18 emmaillot{(e)=くるまれた
L18 indmne=無傷の
淡々とした文体が、悲しみの深さを感じさせますね
【2181】Re:La petite fille P11〜13伊藤愿 - 09/3/8(日) 12:45
こんにちは。
あまり発言せずに、黙ってついて行こうと考えていたのですが、
やっぱり文法が気になってしまします。
L18 〜 L21
Vieux et jeunes, attendant docilement, leurs maigres effets a` leurs
co^te's, attendant sous un froid tel qu'il n'en ont jamais connu qu'on leur
dise ou` aller.
tel は 何に係るのでしょうか？
tels と複数形にはなっていないので、Vieux et jeunes には係らないし、
意味から考えて、直前のfroid にも係っていないように感じられますし。
attendant に係るのでしょうか？
私は
((強度)) あまりの…なので
La foule e'tait telle(, ) qu'on ne pouvait pas avancer. 前に進めないほどの人込みだった
という用法だと感じるのですが。
直訳すると「あまりに待っているので、誰がどこへ行けと言っても絶対聞かなかった」かなあ？ と思います。
ただ、私の説では
1） attendantを動詞のような、形容詞のような、特殊な扱いをすることになる、
2） il n'en ont jamais connu がなぜここだけ複合過去になっているのか(他は全部現在形)、
という疑問が残ります。
訳書ではどうなっているか知りたいところです。
【2182】Re:La petite fille P11〜13 yuka - 09/3/8(日) 16:50
こんにちは
文法に細かくこだわるのは私も大好きなので考えてみました。
>tel は 何に係るのでしょうか？
froid に係るように思うのですが。tel qu'il の il が froid を受けていて、彼らがどこに行けと言われるのかそんなことには全くおかまいなしのような寒さの中で待っている、という感じでどうでしょう。
>2） il n'en ont jamais connu がなぜここだけ複合過去になっているのか(他は全部現在形)、
>という疑問が残ります。
今その地に降り立った彼らの待っているという行為は現在形で表現され、froidはずっとその地にあるので、jamaisと共に〜を知る由もなかったというような対比的な描写なのではないでしょうか。なんだか凍えるような冷たい空気が感じられるような気がするのですが。
【2183】Re:La petite fille P11〜13 伊藤愿 - 09/3/8(日) 17:44
yukaさん：コメント、ありがとうございます。
>froid に係るように思うのですが。tel qu'il の il が froid を受けていて、彼らがどこに行けと言われるのかそんなことには全くおかまいなしのような寒さの中で待っている、という感じでどうでしょう。
ごめんなさい。 tel qu'il は私のタイプミスでした。ils が正しいです。
L18 〜 L21
Vieux et jeunes, attendant docilement, leurs maigres effets a` leurs
co^te's, attendant sous un froid tel qu'ils n'en ont jamais connu qu'on leur dise ou` aller.
connai^tre は un froid に係るのではなく、
おそらく
否定形でque以下が接続法になっている
n'en connai^tre jamais que + subj.
という言い回しがあるのだと推測します。
多分、「〜〜ということを認めない」
→「言うことを聞かない」かなあ、とさらに推測します。
aller は、着いた港からどこかへ移動することか、荷物を待っている間にちょっと港の中で移動することかよく判りませんが、後者にしておきます。あっちへ動けこっちに来いと言われても、寒すぎて動けない、という解釈はどうでしょうか？
>froid に係るように思うのですが。
読み返してみました。yukaさんのおっしゃる通り
un froid に係るのが自然だと思い直しました。
無謀を顧みず試訳してみました。
「年寄りも年若な者も、粗末な衣類が手元に戻ってくるのを大人しく待っている。寒さはあまりに厳しく、こっちへ移動しろと言われてももう体が動かないのだった。」
読み終わるまで訳書はご覧にならないご方針を破らせてしまうのですが、
できましたら、訳者はどう訳しているかみてもらえないでしょうか？
よろしくお願いいたします。
【2184】Re:La petite fille P11〜13北川 - 09/3/8(日) 19:35
ごめんなさいね。
よろしくお願いされてもだめなんですよ（笑）
あれこれいろんな意見がでてくるのが読書会の楽しいところなので、翻訳本のことはちょっと脇へ片付けて置きましょう。
今のところ、私はつつがなく読み進んでおりまして、翻訳本は本棚に入れたままになっています。今回の本は読みやすく、フランス語もわかりやすく、いい気分でついていっています。
フランス語で読み終わった後に、お楽しみにとっておく、というのはいかがでしょうか？ごめんなさいね。
【2185】Re:La petite fille P11〜13 yuka - 09/3/8(日) 21:58
北川さんは意志が固いのでもう少しがんばってみましょう（笑）
>ごめんなさい。 tel qu'il は私のタイプミスでした。ils が正しいです。
私も確かめずに訳してしまいました。確かにilsですね。複数ですから当然vieux et jeunes ですね。
>leurs maigres effets a` leurs co^te's, は、゛わずかな荷物を傍らにおいて″と訳せるのではないかしら。
tel以下ですが、tel que の使い方が ゛寒すぎて″となるのかはよくわからないのですが、ils n'en ont jamais connu qu'on leur dise ou` aller. は、どこに行けと言われるのかも全くわからずにそこで待っていた、という感じでとらえていたのですが、こうやって見ていくと、この文って主節の動詞がないですよね。
私はいつも先が知りたくて（北川さんがご存じのように（笑））あまり細かいことにこだわらずに感覚的にとらえて先へ先へと進んでしまうのですが、こうやって考えていくのもなかなか面白いです。とことんお付き合いします！
【2188】Re:La petite fille P11〜13 伊藤愿 - 09/3/8(日) 22:31
yukaさん：こんばんは、コメントをありがとうございます。
>北川さんは意志が固いのでもう少しがんばってみましょう（笑）
了解しました。
>leurs maigres effets a` leurs co^te's, は、゛わずかな荷物を傍らにおいて″と訳せるのではないかしら。
Linhさん自身もvaliseを手に持って乗船したのでした。飛行機ではないので
荷物が出てくるのを待つ必要はありませんでした。
【2190】Re:La petite fille P11〜13リエ - 09/3/8(日) 23:14
さっき読みに来たら、いっぱい書き込みがありましたね。
今一通り読んだところです。
読み直して考えてみましたが、
telはun froidにかかるのが自然だと思います。
男性単数の名詞で一番近いところにありますから。
情景は
彼らは難民で、どこからか船に乗って、目的地と言われていた港に下ろされました。
そこで（次の案内人が現れるのを）ただ待っています。
リンさん同様、小さな荷物を持って船を降り、それを傍らにおいて。
そしてそこは予想外の寒さ、というわけです。
tel que 以下が過去なので、ここは全部過去の話だと思うのですが。
船に乗せた人間（on)が彼らにどこに行くのか(目的地の名）を告げ時には
全く知らなかった（予測しなかった）寒さの下で
【2193】Re:La petite fille P11〜13 伊藤愿 - 09/3/9(月) 1:58
リエさん：こんばんは
>全く知らなかった（予測しなかった）寒さ
これですと un froid tel qu'ils n'en ont jamais connu から tel を省いて
un froid qu'ils n'en ont jamais connu で済むと感じますが……
【2194】Re:La petite fille P11〜13 リエ - 09/3/9(月) 12:43
tel を訳し出すとしたら
（予測しなかった）今のこの寒さ
でどうでしょうか。
【2195】Re:La petite fille P11〜13 yuka - 09/3/9(月) 18:56
伊藤愿さん：
>>全く知らなかった（予測しなかった）寒さ
>
>これですと un froid tel qu'ils n'en ont jamais connu から tel を省いて
>un froid qu'ils n'en ont jamais connu で済むと感じますが……
que で froid を受けるのは無理があるのではないでしょうか。
tel は sous un froid という状況を受ける、というのはどうでしょう？
ーそういう寒さの中でどこに行かされるのかもわからずに待っていた。ー
知らなかったことはやはり寒さではなくque以下だと思うので。
【2196】Re:La petite fille P11〜13 リエ - 09/3/9(月) 19:20
考え始めると、いろいろ疑問が出てきますね。
>tel que 以下が過去なので、ここは全部過去の話だと思うのですが。
これは思い直しました。全部過去ならou aller じゃなくて、ここも過去形になると思うので。
そうするとYukaさんの言うように
どこに行けと言われるのかも全くわからずにそこで待っていた
ということだろうと思います。
【2180】La petite fille P14〜16リエ - 09/3/8(日) 11:38
P14
L2 @ jamais=いつまでも、永遠に
pour toujoursも同じ意味ですね
L3 songer @=@に注意を払う
L4 se blottir=ちぢこまる
L5 flanc(n.m.)＝脇腹
L8 regner=行き渡る
L9 d{signer=指し示す
L22 sans coeur=冷酷な、情味のない
ここでは、何も感じずに くらいの意味でしょう
P15
L1 le= le pays {trage et {tranger
L9 picotement(n.m.)＝ちくちくした感じ
L9 citronnelle(n.f.)＝レモンの匂いのする植物
L10 suavit{(n.f.)＝心地よさ
L10 tripe(n.f.)＝モツ
ほっとしてもよい所なのに、心が固まったままというのが
よくわかります
L15 dortoir(n.m.)＝大寝室
L20 d{river=(船が)流される
L21 {pave(n.f.)＝漂流物
P16
L2 g]neur(se)=じゃま者
L3 hostile=敵意を持った
L4 d{ranger qn＝人の仕事などをじゃまする、迷惑をかける
L4 se forcer @ + inf=我慢して〜する
L9 tenir @ + inf=〜したがる
赤ん坊を抱きたがる子供達を断るのに、初めて声を
出したようです。リンさんと知らない家族との生活が
始まります
L16 sommier(n.m.)＝（ベッドの）スプリング台
L22 songer @=@を思い浮かべる
【2191】La petite fille P17〜19リエ - 09/3/9(月) 0:24
P17
L4 malhabile=不器用な
L4 se r{volter=反抗する
赤ん坊は泣いたことがないそうです。
これも、ちょっと問題ですね
L6 r{primer=抑える
L12 s'empr]trer=急いで〜する、いそいそと〜する
P18
L1 de plus belle=前よりもいっそう激しく
L5 palabre(n.m.f)＝（多くpl）長話
L6 se moquer de=（話）意に介さない、無視する
L14 pays(n.m.)＝祖国
L14 servir de +N（無冠詞）＝〜として役立つ
女の子が通訳の役目をしてくれます
同居の家族とも言葉は通じないようですね
L17 prendre l'air=空気を吸う、散歩に出る
リンさんは言葉もできず、知らない町に出るのを怖がっています
P19
L3 d{p{rir=衰弱する
L12
ここの寒さは、国の熱い雨のようなもの。
慣れなくてはと言われます。祖国は東南アジアのイメージでしょうか
この町は海が近いようです
【2198】La petite fille P20〜22リエ - 09/3/10(火) 22:14
P20
L2 imperm{able(n.m.)＝レインコート
L4 {pouvantail(n.m.)＝案山子
L4 boursoufl{(e)=ふくらんだ
L8 oblong(ue)=細長い
L16 accoutr{(e)=奇妙な服装をした
L17 [cre=いがらっぽい
L20 r{fugi{(e)=亡命者、難民
子供を盗られるな、と言われたことを気にしてるので
同居人の言葉はわかるようですね
P21
L6 subitement=急に
L8 lainage(n.m.)＝毛織物、ウールニットの服
L10 bouton(n.m.)＝芽、つぼみ
L10 n{nuphar(n.m.)＝スイレン
L11 {clore=開花する
P22
L4 p[t{ de maisons=一塊の家屋、ブロック
L11 mastiquer=咀嚼する
L12 onctueux(se)=やわらかな
L12 bouillie(n.f.)＝かゆ
L16 venir au monde-生まれる
L20 survie(n.f.)＝生きのびること
L21d{pender de=deに因る
L21 guenille(n.f.)＝（多くpl）ぼろ着、古着
リンさんはずいぶん賑やかな町にいるようです
【2199】La petite fille P23〜26 リエ - 09/3/11(水) 0:17
P23
L1 soup/onner＝（話）想像する
L2 tournis(n.m.)＝（話）めまい
L4 songe(n.m.)＝夢
L12 se vauter=転げ回る
L18 aieux(n.m.pl)＝（文）祖先
iトレマです
L22 pilot(n.m.)＝杭、ピロティ
L24 caqueter=雌鶏が鳴く
村の様子が描写されています
P24
L1 pincer=刺すような痛みを与える
L15 de part et d'autre=あちこちに
淡々と語られているぶん、破壊された村を悲しむ気持ちが伝わって
くる気がします
P25
L7 esquisser=ちょっと示す
P26
L9 pour autant=それにもかかわらず
L21 engonc{(e)=服を着込んだ
リンさんは初めて外に出て、町の人と言葉を交わします
【2200】Re:La petite fille P23〜26 北川 - 09/3/11(水) 7:25
▼リエさん：
何気ない言葉づかいに、胸が熱くなるようなところがありますね。
絵が浮かぶように読み進んでいます。
【2201】La petite fille P27〜31リエ - 09/3/12(木) 22:26
P27
L13 calleux(se)=まめのできた
L13 stir{(e)=みぞのある
L13 crevasse(n.f.)＝ひび、あかぎれ
L19 percer=貫く、（雨、冷気が）しみ通る
Un cri per \ a l'air.
Le froid lui per\ait le corps.
L21 trou{e(n.f.)＝割れ目
L22 vertigineux(se)=目のくらむような
P28
L11 avoir beau de + inf.=〜してもむだである
L21 man}ge(n.m.)＝メリーゴランド
L22 verni(e)=ニスを塗った
L23 @ l'ancienne=昔風の
P29
L5 grave=重々しい、（音の）低い
L12 exhumer=掘り出す
L13 d{pouille(n.f.)＝（獣からはいだ）皮、（文）遺体
リンさんが見てきた惨状がさらっと語られていますね
偶然出会ったバークさんは亡くなった妻のことを語ります。
P30
L5 {treinte(n.f.)＝締め付け、重圧
L24 en vouloir @ qn=人を悪く思う、腹を立てる
P31
L7 heurt(n.m.)＝衝突
L7 noueux(se)= 節くれ立った、骨ばった
【2205】La petite fille P33〜36リエ - 09/3/15(日) 21:41
P33
L9 jeton(n.m.)＝点札
麻雀なので、点棒ですね
L9 pi}ce(n.f.)＝ゲームの駒、パイ
P34
L1 s'accaparer=
accaparer=自分のものにする
子供達は町になじみ、言葉を覚えているようです
L5 denr{e(n.f.)＝（多くpl）食料品
L9 vieillard(n.m.)＝老人、年寄り
この住処ではリンさんが一番年上です
年寄りは養わなくてはならない習慣のようです
L13 moue(n.f.)＝仏頂面
P35
L1 carton(n.m.)＝厚紙
日本語なら、砂を噛むような、というところでしょうか
L2 naus{e(n.f.)＝吐き気
L6 dissiper=散らす
Le soleil dissipe le brouillard.
L12 s'engourdir=しびれる、かじかむ
L13 morsure(n.f.)＝刺すような痛み
L18 un oc{an de visages＝顔の海
P36
L1 district(n.m.)＝地区、地方
L8 empanach{(e) de =deで飾られた
un sommet empanach{ de neige=雪をいただく山頂
L13 tabouret(n.m.)＝スツール
L14 ambulant(e)=移動する
resutaurants ambulants 屋台のようです
L15 liseron(n.m.)＝ヒルガオ
かんぴょうはユウガオから作りますが、似たような食べ物でしょうか
L21 se prendre @ inf.=突然〜し始める
L22 manquer de inf.=もう少しで〜する
あかんぼが泣かないのが気になります
【2207】Re:La petite fille P33〜36 北川 - 09/3/16(月) 7:38 -
▼リエさん：
>P36
>L15 liseron(n.m.)＝ヒルガオ
> かんぴょうはユウガオから作りますが、似たような食べ物でしょうか
辞書ではヒルガオしか意味がないですね。
私は皆さんとは違う本を買ってしまいました。どうもドイツの人のために編集した本らしくて、各ページの下に単語の意味がフランス語やドイツ語で書いてあります。
この>L15 liseron(n.m.)＝ヒルガオ ですが；
le liseron:Wasserkastanie と出ています。
ドイツ語の辞書を引いてみたのですが、この単語はありません。
ただし、
Wasser：水
kastanie：栗、栗の実
です。
そうすると
le liseron:Wasserkastanie ＝水栗？でしょうか？
広辞苑では；
水栗：水に冷やしたゆで栗。皮と渋皮をむいて、水に冷やした生栗ともいう。
だそうです。
ヒルガオのスープでしょうか？
栗のスープでしょうか？
今の感覚では栗のスープなんてとてもおいしそうですね！！
【2208】Re:La petite fille P33〜36 リエ - 09/3/16(月) 23:34
北川さんはドイツ語の辞書ももっているんですね。
水栗：水に冷やしたゆで栗。皮と渋皮をむいて、水に冷やした生栗ともいう。
水栗という単語（日本語）も知りませんでした。
色々発見があります。
【2209】La petite fille P37〜39 リエ - 09/3/17(火) 0:34
P37
L2 cogner=強く打つ
L7 pr]ter attention @ qc =qcに注意を払う
L12 grommeler=ぶつぶつ不平を言う
L14 affol{(e)=度を失った
L14 Il lui parle
luiは心臓です
L15 aux aboix=(獲物が猟犬に)追いつめられた
L16 de le calmer
leは心臓です
L17 犬のたとえがわかりやすいですね
P38
L7 la nuit des temps
dans la nuit des temps=（文）太古の昔に
いつか母になる、という歌なので女の子に歌ってやる
歌のようですね
L17 craquel{(e)=ひびのはいった
L18 baume(n.m.)＝なぐさめ
L22 claire-voie(n.f.)＝格子、柵
@ Claire-voie=すかしになった
竹の家、床は透かしになっています
P39
L1 impr{gn{(e) de =deがしみ込んだ
L3 {goutter=水を切る
{goutter des l{gumes
L3 pelage(n.m.)＝（野菜、果物の）皮むき
ここでは、雨が草屋根の上に落ちて、水が切れるように
（雨漏りの）水が落ちて来る様子かな、と思います。
【2219】Re:La petite fille P37〜39 伊藤愿 - 09/3/21(土) 11:59
▼リエさん：こんにちは。
>L3 {goutter=水を切る
> {goutter des l{gumes
>L3 pelage(n.m.)＝（野菜、果物の）皮むき
> ここでは、雨が草屋根の上に落ちて、水が切れるように
> （雨漏りの）水が落ちて来る様子かな、と思います。
私は
pelage はここでは、もう一つの意味の n.m.(色や手触りから見た) 毛並み,
ではないかと思います。
雨が落ちてくるいくつものいくつもの線が毛並みに見える。
それが草で葺いた屋根にあたってそこで初めて水になる＝雨から水をきる
という比喩ではないかと感じます。
どうでしょうか？
【2226】Re:La petite fille P37〜39 リエ - 09/3/25(水)
P39
毛並みという解釈でもよさそうですね
L3 la pluie {goutte son pelage
pelage=毛並み、皮むきと二つの意味がありますが
動詞はどちらもpeler
野菜の皮をむく、木の皮をはぐ、動物の皮から毛を取り除く、で
作業としては同じことをしているようです。
【2216】La petite fille P41〜43リエ - 09/3/18(水) 22:43
P41
L1 faire du bien @ qn=人を元気づける、ためになる
L4 foul{e(n.f.)＝歩幅
L8 br|lure(n.f.)＝（やけどのような）痛み
L8 se surprendre @ inf.=自分が〜していることにふと気づく
L15 grue(n.f.)＝クレーン
L15 piocher dans =dans から取り出す
P42
L1 cargo(n.m.)＝貨物船
L1 d{pecer=ばらす
L9 s'{garer=道に迷う
リンさんは若い頃、叔母を探しに行った時のことを思い出します
L21 ronce(n.f.)＝イバラ
P43
L2 psalmodier＝単調に話す、唱える
L2 mal{diction(n.f.)＝呪いの言葉
L2 voeux(n.m.pl)＝祈願の言葉
L4 nymphe(n.m.)＝水の精
L5 palanche(n.f.)＝てんびん棒
L5 g{nie(n.m.)＝妖精、魔
L8 saillir=浮き出す
L9 prompt (e) @ inf.=〜するのが早い
L19 gazouiller＝(小鳥などが)さえずる
L23 t{ter=乳を飲む
L23 chevreau(n.m.)＝子やぎ
L23 avide=〜に飢えた
【2221】La petite fille P44〜46 リエ - 09/3/24(火) 0:07
P44
L4 s{pulture(n.f.)＝墓所
L4 orphelin(e)=孤児の、（片）親をなくした
若い頃のリンさんの描写が力強かっただけに
現在の悲しさを感じますね
P45
L6 mangue(n.f.)＝マンゴー
L7 manguier(n.m.)＝マンゴーの木
リンさんは孫娘のために、強くなくてはならないと
思っているようです
L11 bien-aim{(e)=最愛の
L13 rehausser de=deで飾る
L19 paddy(n.m.)＝
L21 ourl{(e)=縁をかがった
ここでは、まつげに縁取られた
L22 natter=編む
L23 sit`t=するとすぐに
P46
L3 jatte(n.f.)＝椀
L3 beignet(n.m.)＝ベニェ、衣揚げ
L4 labourer=耕す
L5 enfouir=隠す
L9 sort(n.m.)＝運命、境遇
L9 st{rile=不妊の
L10 convoiter=切望する
L20 repu(e)=腹一杯食べた
L22 onctuosit{(n.f.)＝なめらかさ
【2223】Re:La petite fille P44〜46 北川 - 09/3/24(火) 7:30
▼リエさん：
>P45
>L6 mangue(n.f.)＝マンゴー
>L7 manguier(n.m.)＝マンゴーの木
> リンさんは孫娘のために、強くなくてはならないと
> 思っているようです
こんな時のたとえに使うマンゴーの木ってどんなだろう、と思って調べたら、古い
マンゴーの木は本当に立派です。
ttp://www.africafe.jp/afnow0203.html#mango
（便り44「マンゴーの木に登ろう！」（2002.3.28））
【2227】Re:La petite fille P44〜46 リエ - 09/3/25(水) 22:53
マンゴーの木、写真を見てきました。
小さな葉で、緑豊かな大木ですね。
初めて見ました。
【2225】Re:La petite fille P44〜46 伊藤愿 - 09/3/25(水) 9:23
▼リエさん：こんにちは。
P46
L17 la dernie`re branche du rameau とは サン・デュー のことですね。
L21 は 同じ行の nourrison にかかると思いますがどうでしょうか。
【2228】Re:La petite fille P44〜46リエ - 09/3/25(水) 23:25
>P46
>L17 la dernie`re branche du rameau とは サン・デュー のことですね。
>L21 は 同じ行の nourrison にかかると思いますがどうでしょうか。
repu,とheureux以下の文はnourrisonを修飾していますよね
son sommeil, ce sommeilと使い分けているところにニュアンスがありそうです
【2224】La petite fille P47〜51 リエ - 09/3/24(火) 12:27
P47
リンさんは昨日会ったバークさんと再会します
P48
L15 insoluble=溶けない
L15 poisseux(se)=べたべたした
まとわりつくような、というニュアンスでしょうか
L16 gr{siller=じゅうじゅういう
L21 assentiment (n.m.)＝同意
P49
L16 absorber=吸い込む
バークさんのタバコを吸う様子が描写されていますが、
映像を見るようですね
L18 r[le (n.m.)＝あえぎ
L23 embraser=熱くする、燃やす
P50
L11 celle-ci=la fum{e
L18 tresser=編んで作る
L20 phalange (n.ｆ.)＝指の骨
指の第一関節はヤニで黄色くなっています
L21 @ force de =多くの〜のおかげで
P51
L5 songer de=deのことを忘れずにいる、思い出す
L5 sort (n.m.)＝境遇
L14 Rien @ voir!
Cela n'a rien @ voir! それは全く別の問題だ
バークさんは外の群衆と公園の中、回転木馬に乗る子供たちの
様子を比較しています
【2229】La petite fille P52〜59 リエ - 09/3/25(水) 23:51
P52
L7 s}ve(n.f.)＝樹液
L21 application(n.f.)＝熱心、専心
L23 savourer=賞味する、ゆっくり味わう
saveur(n.f.)＝味
les quatres saveurs fundamentals:
acide,amer,sal{,sucr{ だそうです
P53
バークさんは奥さんと回転木馬について語ります
P54
L5 chasser=追い払う
赤ん坊の名前が「神なし」になってしまうところに、リンさんの
人生が投影されている気がします
P55
L9 se raviser=思い直す
L10 avoir droit @=@を受け取る資格がある
P56
L1 s'entretenir=話し合う、しゃべる
L3 de temps @ autre=ときどき
L6 passager }re =一時的な
難民として船で流れ着いて仮宿舎に入れられているようですが
ずっとここにはいられない、とリンさんは言われます
L23 ancrer=しっかりと留める、記憶にとどめる
P57
L22 allouer=（手当などを）支給する
ここでは、自分の場所として与えられた、ということですね
L24 chantonner=口ずさむ
P58
L14 coul|ment=むさぼるように
L18 vermicelle(n.m.)＝バーミセリ、細いパスタ
P59
L2 {mettre=細かく砕く
L16 se chamailler=口喧嘩する
新しい国に来たので、もう少し言葉を覚えるといいのにと思って
いましたが、やっと、バークさんに言うあいさつを習いましたね。
同居の家族とは言葉が通じるのだし、もうすこし言葉を交わすのが
ふつうだと思いますが、辛い体験をしたので心をすっかり閉ざして
しまっているのかもしれません。
【2230】La petite fille P61〜66 リエ - 09/3/26(木) 0:08
P61
リンさんはタバコを一箱もらい、バークさんに
会いに出かけます
P62
L1 bosse(n.f.)＝ふくらみ
P63
L3 rembourr{(e) de=deで一杯の
L4 difforme=不格好な
L4 {charpe(n.f.)＝マフラー
L5 pull(n.m.)＝セーター
L13 bariol{(e)=雑多な
L21 pr]ter l'oreille=耳を貸す
L22 pleur(n.m.)＝（文）（多くpl）涙
P64
L6 limpide=透明な
L8 d{brusquer=(獲物を)追い回す
L13 algue(n.f.)＝海藻、藻
L14 {tuver=乾かす
P65
L5 stir{(e)=線条の
L6 @ toute allure=全速力で
タバコのふくらみが尽きぬ悲しみを生むというところに
深い落胆の様子がうかがえます。
P66
L15 entra^ner=押し流す、連れて行く
その夜、リンさんはなかなか眠れませんでした
【2232】La petite fille P67〜71 リエ - 09/3/26(木) 23:11
P67
L9 gamelle(n.f.)＝飯盒
L10 affol{(e)=度を失った
P68
L5 foncer sur=surに飛びかかる
L9 spasme(n.m.)＝痙攣
L14 ficher la paix @ qn=（話）人にかまわない、そっとしておく
le droit de jouer entre euxということろを見ると、
赤ん坊は本物ではなくて、人形のようですね。
最初にバークさんがune poup{e(P26)と言っていたのも
引っかかっていたのですが、これで泣かない理由も説明がつきます
L17 moue(n.f.)＝仏頂面
vieux fouと悪態をつかれます。
ほんとうに人形を赤ん坊と信じているのか、
むりやり自分に信じ込ませることで、かろうじて生きるエネルギーを
かき立てているのか、どちらでしょうか
L24 prostr{(e)=虚脱した
P69
L4 subitement=急に、突然
L9 apeur{(e)＝おびえた
L23 fr{n{tique=熱狂的な
P70
L1 regarder en l'air＝空を見る、ぼんやりする
L5 ballotter=ゆさぶる
L9 enrou{(e)=しゃがれた
L19 grisaille(n.f.)＝灰色、ゆううつ
P71
L4 avoir du mal @ + inf=なかなか〜できない
L8 rudement＝（話）ひどく、とても
L20 d{passer=追い越す
【2235】Re:La petite fille P67〜71 北川 - 09/3/28(土) 6:28 -
▼リエさん：
>ほんとうに人形を赤ん坊と信じているのか、
>むりやり自分に信じ込ませることで、かろうじて生きるエネルギーを
>かき立てているのか、どちらでしょうか
そうですね。どちらでしょうね。
どちらでもないような気もします。
リンさんは悲しみに覆われているけれども、心は壊れていないし、生きるエネルギーがなくてもいいほど、低いところで生きているような気がします。
【2236】Re:La petite fille P67〜71 リエ - 09/3/28(土) 10:07
食べたくないけど、食べるのはこの子のため、
そもそも国を捨てて船に乗ったのもこの子のため
という描写もありましたね。
生き続ける意味はこの子だけ、というところに深い悲しみを感じます。
【2240】Re:La petite fille P67〜71 yuka - 09/3/28(土) 19:18 -
▼リエさん：
> 赤ん坊は本物ではなくて、人形のようですね。
> 最初にバークさんがune poup{e(P26)と言っていたのも
> 引っかかっていたのですが、これで泣かない理由も説明がつきます
早く気付かれましたね。私は前回読んだとき、何か変だと思いながらも最後まで人形だとわからず読み進みました。（Linhさん同様、認めたくなかったのかもしれません。）今回、人形だと知っていて再読していると、切なくて切なくて。。。
特にP１３のLinhさんが息子一家の無残な姿を見つけ、それでも孫だけが助かったと信じ国を離れる決意をした場面などは胸が痛みました。
【2243】Re:La petite fille P67〜71 リエ - 09/3/29(日) 15:40
yukaさん
フランス語は難しくありませんが、このへんををどちらにも取れるように訳すのも
工夫がいりそうですね。
P26の最後の２行も「人形」の単語を入れつつ、赤ん坊のニュアンスを出さなくては
なりません。
「そこにいるあんたの小さなお人形さんは、別嬪さんだね」とか。
「かわいい子だね、名前は？」と言って隠してしまう手もあるかも。
【2237】La petite fille P72〜78 リエ - 09/3/28(土) 10:31
P72
L2 banquette(n.f.)＝木の腰掛け
L4 vevement=(間投詞、命令、願望を表す文の前で)早く
L20 se r{chauffer=(自分の体を)あたためる
バークさんはリンさんをカフェに誘います
P73
L5 C'est parti ! (ウェイターが客の注文に)かしこまりました
バークさんはこう言って自分でカウンターに注文に行きます
L8 pr{cipitamment=お急ぎで
L9 d{poser=(持っていた物を)置く
L11 cabosser=でこぼこにする
L13 consommation(n.f.)＝（カフェでの）飲食物
L23 r{pandre＝まきちらす
P74
リンさんは持って来たタバコを二箱、バークさんにプレゼント
します。妻を亡くして以来、ちょっとした贈り物をもらう機会の
なくなったバークさんは、これに感激します。
P75
L23 {reint{(e)=ひどく疲れた、使い古された
バークさんもリンさんも、互いに相手の言葉でわかるのは
「Bonjour」という意味の言葉だけ、という状況ですね
P76
L6 s'all{ger=軽くなる
L7 se dilater=ふくらむ
L13 se boire＝飲まれる
L18 sifflement(n.m.)＝ヒューという音
L20 quinte de toux(n.f.)＝咳の発作
L22 costaud=(酒が)強い
P77
L1 rasade(n.f.)＝満杯
L2 sous la main=手元に
L8 flottement(n.m.)＝ゆれ
L8 tanguer=縦揺れする
P78
L4 brasier(n.m.)＝（燃えさかる）火
L10 torpeur(n.f.)＝麻痺
L14 moche=(物事が)ひどい
L22 sourd(e)=（音が）こもった
【2238】La petite fille P79〜89 リエ - 09/3/28(土) 10:50
P79
L3 enrober=包む
リンさんは赤ん坊にいつも歌っている歌を歌います
P80
L11 d{rouiller=（話）しびれをとる、なまった体を働かせる
P81
リンさんはバークさんのことを思いながら眠りにつきます
P83
リンさんは毎日バークさんと会うようになります
P84
L11 cal(n.m.)＝まめ
バークさんはときどきサンデューを抱くこともあります。
それだけ、リンさんは気を許しているのですね
P85
L6 d{ambuler=ぶらつく
バークさんに案内されて、二人は町中をぶらつようになります
L24 traits(n.m.pl)＝顔立ち
P86
L3 de bon coeur=喜んで、心から
L7 langoureux(se)=憔悴した、悩ましい
ある日、カフェで、リンさんは写真を見せます
P87
その写真が若いリンさん夫妻だとわかると、バークさんも
写真を見せます
P88
それはバークさんの妻の写真でした
二人は互いの妻が亡くなっていることをなんとなく感じます
P89
バークさんは毎回リンさんの家の前まで送ってくるのが
習慣になっているようです
【2239】La petite fille P91〜99 リエ - 09/3/28(土) 16:13
P91
L4 palabrer＝長々と議論する
P92
L1 se moquer de 〜＝（話）〜を意に介さない
L10 b{ant(e)=大きく開いた
L16 s'{puiser=底をつく、からになる
L22 s'interpeller=声を掛け合う
P93
L2 goudron(n.m.)＝タール
L5 griser=陶酔する
二人は海辺に行きます
L14 odieux(se)=醜悪な、耐え難い
P94
L8 s'affaisser=崩れ落ちる、衰弱する
リンさんの国の名を聞いて、バークさんの様子が変わります
L18 d{valer=急速に落ちる
L19 s'immiscer dans =dans に介入する
P95
バークさんは、若い頃兵士としてリンさんの国に行ったことを
語ります
P96
平和を壊し、たくさんの人を殺したことを話します。
リンさんは戦争の被害者であり、バークさんはかつて加害者だった
わけですね
P97
リンさんは言葉がわからないまま、話を聞いています。そして、二人で
見に行った回転木馬の情景を思い出しています
P98
L10 boxer=なぐる
L11 bourrer de =deに詰め込む
L12 {crasser=苦しめる
L12 bile(n.m.)＝胆汁
P99
L1 s'efforcer de + inf=〜しようと努力する
L4 large(n.m.)＝沖
【2251】La petite fille P100〜107 リエ - 09/4/9(木) 23:33
P101
L3 grandiose =雄大な、堂々たる
L5 {blouir=目をくらます
L13 se r{galer=ご馳走をたべる
バークさんはリンさんをレストランに招待します
P102
L3 en faire autant=同じことをする
L9 folie(n.f.)＝莫大な出費
L10 s'assourdir=（音が）弱まる
L19 enrou{(e)=しゃがれた
P103
L2 [pret{(n.f.)＝ざらざらしていること、耳ざわり
L5 baie(n.f.)＝（窓の）開口部
L24 chauffer=あたためる
P104
L22 m{ticulosit{(n.f.)＝（文）細心
P105
L5 battre la chamade=早鐘のように打つ
P106
サンデューに服をもらったお礼にリンさんはいつもの
歌をうたいます
P107
L6 proc{dure(n.f.)＝手続き
L9 contrari{(e)=いらだった
【2252】La petite fille P108〜115 リエ - 09/4/11(土) 21:01
P108
リンさんは生まれて初めて車に乗り、医者の診察を受けます
L15 effray{(e)=おびえた、たじろいだ
P109
リンさんは自分の年齢を正確に知りません
P110
L8 diab}te(n.m.)＝糖尿病
L9 surdit{(n.f.)＝難聴
L16 b{nin, b{nigne =穏やかな、軽い
L17 malin,maligne=危険な
P111
L5 d{charn{(e)=やせ細った
リンさんはサンデューは診察しないのかと聞きます
L20 acquiescer @=＠に同意する、承諾する
P112
L3 ausculter=聴診する
L22 @ votre aise=好きなように
L23 affol{(e)=恐ろしさに度を失った
リンさんは住む場所を移ることを告げられます
P113
L18 griffer=爪で引っ掻く
P115
L11 h{b{t{(e)=茫然とした
リンさんはバークさんと会わないまま、引っ越すことになります
【2253】La petite fille P116〜123 リエ - 09/4/12(日) 21:28
P116
L1 sang(n.m.)＝血筋
L9 baraquement(n.m.)＝仮宿舎
国を船で脱出する時の様子が語られます
L20 pr{cipit{(e)=せっかちな
P117
L2 {treinte(n.f.)＝締め付けること
L3 astre(n.m.)＝天体
L8 fabuleux(se)＝伝説上の
L9 jarre(n.f.)＝大壷
L9 @ ras bord=なみなみと
L9 piastre(n.f.)＝ピアストル（レバノン、インドネシアなどの貨幣）
L11 abatter=(カードを)手から離す
L17 paquetage(n.m.)＝（兵士の）装備
faire son paquetage=装備を整える
L21 collat(n.m.)＝タイツ
P118
L23 diluer=埋める
L23 {tirer=引き延ばす
P119
L9 puvrag{(e)＝念入りに細工した
L15 emprunter=(道を）取る
L16 se trouver=(ある場所に）ある
un Ch[teau se touve au bout de ce parc
L20 se perdre＝見えなくなる
P120
L3 incr{dule=容易に信じない
リンさんは立派な建物の中に連れてこられます
L22 tant que + subj=〜であろうと
P121
L14 terne-＝とろんとした
L15 b{quille(n.f.)＝松葉杖
P122
L2 fa^te(n.m.)＝頂上、てっぺん
L8 moutonnamt(e)＝波打った
P123
L8 lassitude(n.f.)＝（体の）疲労
L13 sort(n.m.)＝身の上
【2255】La petite fille P124〜128 リエ - 09/4/13(月) 22:54
P124
L5 noueux(se)=骨張った
P125
L4 endosser=身につける
P126
L12 emp]trer=身動きできなくする
L19 uniform{ment=一様に
P127
L13 en proie @=〜のとりこになっている
L13 perp{tuel=絶え間ない
L18 {ternuement(n.m.)＝くしゃみ
P128
L2 m{lop{e(n.f.)＝単調な歌
L5 enfouissement(n.m.)＝埋葬
L8 raclement(n.m.)＝こする音
L16 {clorer=花開く
【2263】La petite fille P129〜132 リエ - 09/4/16(木) 0:38
P129
L4 r{fectoire(n.m.)＝(学校、軍隊などの)食堂
L8 se render @=@に行く
L11 vieillard(n.m.)＝年寄り
女性はvielleを使う
L12 au surplus=さらに
P130
L1 frapper=心を打つ、驚かす
L5 nul=誰も〜ない
L7 se chamailler（話）つまらぬ口喧嘩をする
L14 s' emparer de=deを奪う
L15 bosque(n.m.)＝植え込み
P131
L17 veiller @ ce que + subj.=〜するように注意を払う
L21 abr{ger son souffle=命を縮める
P132
L5 patienter=辛抱強く待つ
L8 favorable=好都合な
L11 copieusement=たっぷりと
L24 d'un bon pas＝足早に
毎日の生活には慣れましたが、リンさんは友達に会いたくて
仕方がありません。訪ねてくると言っていた通訳の女の子も
来ないので、リンさんは自分でなんとかすることにします
【2264】La petite fille P133〜136 リエ - 09/4/16(木) 21:59
P133
L5 fuser=(笑い声などが)はじける
L5 bosquet(n.m.)＝木立
L6 vers de ters(n.m.)＝ミミズ
L6 gesticuler=盛んに身振りをする
L7 sautiller=飛び跳ねる
L7 siffler=(蛇などが)しゅっという音を出す
L10 cabane(n.f.)＝小屋
L10 dimension(n.f.)＝大きさ
L11 resteint(e)=限られた
P134
L3 se planter=立ちつくす、突っ立つ
L10 laisser passer=通す、見逃す
leはリンさんです
L15 gr{siller=ざあざあ言う
L22 s'accrocher @＝ @にしがみつく
外に出ようとリンさんはがんばります
P135
L8 seringue(n.f.)＝注射器
L9 gicler=(液体が)ほとばしる
L15 s'amollir=くじける、力が抜ける
L19 cotonneux(se)=綿でおおわれた
L20 couleuve(n.f.)＝蛇
L21 {caille(n.f.)＝鱗、はく片
P136
L3 abrupte=だしぬけの
リンさんは注射を打たれて、眠ってしまいます
【2276】Re:La petite fille P129〜132 伊藤愿 - 09/4/24(金) 23:10
▼リエさん： こんばんは。
>P129
>
>L12 au surplus=さらに
ここは名詞「余分、過剰」だと思います。
P125にrobe de chambre が大きすぎると書いてあります。
布がゆったりしていることに利点を見つけた、ということだと思います。
【2287】Re:La petite fille P129〜132 リエ - 09/5/4(月) 0:22
伊藤さん
書き込み、見落としていました。
>P129
>L12 au surplus=さらに
trouvant un avantage au surplus de tissu
という構文になるということですね。
納得しました。
【2265】La petite fille P137〜139 リエ - 09/4/16(木) 22:17
P137
無理矢理眠らされた眠りの中での描写です
L3 noirceur(n.f.)＝（文）黒さ、暗さ
L3 ne + aucunement=少しも〜でない
L7 repaire(n.m.)＝隠れ家
L8 grillance(n.f.)＝輝き、つや
L8 incandescent(e)=白熱した
L12 Ses jambs le portent merveilleusement.
leはリンさんです
Ses jambs ne le portaient plus.
足がもう彼を支えてくれなかった
という例文が辞書にありました。
L14 {blouir=目をくらます
L15 percer-貫く
Les soleil perce les nuages.
雲間から日が漏れる
L9 bruir=ざわめく
P138
L3 se d{verser=流れ込む
L4 inexprimable=表現しようのない
P139
L14 sans {gale=無類の
L14 embaumer=いい香りで満たす
L15 frangipanier(n.m.)＝（植物）インドソケイ
どんな木かわかりませんね。広辞苑でソケイを引いたところ
モクセイ科の常緑小低木、ジャスミンの一種だそうです
L15 mousse(n.f.)＝苔
L16 jade(n.m.)＝翡翠
L17 bruissement(n.m.)＝さざめき
L20 susceptible de + inf=〜するかもしれない
L21 tr{bucher=つまづく
L24 lisi}re(n.f.)＝（森の）はずれ
リンさんの故郷の描写は美しいですね。美しいだけに、
こうした村が戦争によって破壊されたことの悲惨さ、
リンさんの境遇のひどさが伝わってきます。
【2266】La petite fille P140〜143 リエ - 09/4/20(月) 23:46
P140
L2 s'{pancer=あふれ出る
L3 repiquer＝（苗を）移植する
L6 m{diter=瞑想する
L7 pique-boeuf =
鳥のようです
L7 parader=いい格好をする、気取って歩く
L７{bouriffer=髪を乱す
L19 all{ger=(羽を)こする
L24 en vue de〜＝〜をめざして
P141
L2 apostropher=言葉をかける
L3 r[primander=叱る
L4 piailler=さえずる
L6 narguer=ものともしない
L7 sourire de lait(n.m.)＝乳児の微笑
L9 s}ve(n.m.)＝活力
L23 s'{pouiller=自分のシラミを取る
L24 s'{tirer=伸びをする
P142
L2 centenaire=百歳の
ここではbanianの木を指しています
L3 natte(n.f.)＝ござ
L9 ployer=たわむ
L24 aigre-doux(ce)=甘酸っぱい
P143
L4 cannelle(n.f.)＝シナモン
L5 caramel(n.m.)＝カラメル
L18 un bel unfant
ほんとうの孫は男の子のようですね
L21 repu(e)=腹一杯食べた
【2268】Re:La petite fille P140〜143 北川 - 09/4/21(火) 17:12
▼リエさん：
>P143
>L18 un bel unfant
> ほんとうの孫は男の子のようですね
ここはすっと読んでしまったのですが、やっぱり 文字通り un bel unfant は男の子でしょうか。私の気持ちとしては、お嫁さんは子供を生んでくれた、という意味で、男、女、関係なく、子供を生んだ、ととってしまったのですが。
ここまで読んで来ると、リンさんの赤ちゃんは、女の子であってほしい、という個人的感情移入がかなり入っていますので〜！！
【2269】Re:La petite fille P140〜143 リエ - 09/4/22(水) 0:40 -
▼北川さん：
一般論で、子供かもしれないですね。
人形は赤ちゃんのものと考えれば、女の子のほうが自然ですし。
別の経緯で人形を見つけたのかもしれないですけれど。
【2277】Re:La petite fille P140〜143 09/4/25(土) 10:24
▼リエさん：こんにちは。
>P140
>L24 en vue de〜＝〜をめざして
en vue de は二つの意味がありますが
◆en vue de qc./inf.
【1】…のために，…をめざして
faire sa valise en vue du voyage 旅行するために荷造りする
((en vue de+inf.))
Il pr}pare son examen en vue de devenir diplomate. 彼は外交官になるため受験勉強中である
【2】…の見えるところに
arriver en vue de la c^te 岸の見えるところに着く
『ロワイヤル仏和中辞典』
ここは(2)の …の見えるところに だと思います。
【2288】Re:La petite fille P140〜143 リエ - 09/5/4(月) 0:27
P140
>L24 en vue de〜＝〜をめざして
＞ここは…の見えるところに だと思います。
そうですね。arriverのあとなので、こちらのほうが自然ですね。
このあたりは、リンさんの村の描写がなかなか美しいですね。
【2273】La petite fille P144〜150 リエ - 09/4/23(木) 0:44
P144
L8 adoucir=和らげる、しずめる
L19 innombrable=数えきれない
P145
L5 criquet(n.m.)＝バッタ
L9 cingler=鞭などで打つ
P146
L6 d{c{ler=気づく
L6 endroir=(存在を)知らしめる
L9 une eau vive=湧き水
L16 s'{lancer=そびえる
ここでは水が湧き出る様子です
P147
L11 entailler=深い傷をつける
L12 d{vorer=苦しめる、さいなむ
L12 diluer=薄める、弱める
P148
L1 s'enlacer=まきつく、からまる
L7 foug{}re(n.f.)＝羊歯
L18 manger=覆い隠す
P149
L5 d'un bond=一跳びで
L6 tressauter=震え上がる
P150
L12 agit{(e)=動揺した
L13 paisiblement=穏やかに、静かに
L22 abattement(n.m.)＝衰弱
L22 sans bornes=果てしない
【2281】Re:La petite fille P151〜155 リエ - 09/4/28(火) 10:14
P151
L4 d{vorant(e)=むさぼり食う
L5 abattement(n.m.)＝衰弱
L6 soutenu(e)=変わることのない
絶えず注意している、ということですね
L7 raser=壁すれすれに歩く
L18 se plier @ =@に従う
L23 molleton(n.m.)＝メルトン（毛織り物）
P152
L4 contrarier=不安にさせる
L13 imposer=〜を強いる
L16 mouroir(n.m.)＝（話）養老院
P155
L15 mur d'enceinte=囲い塀
【2283】La petite fille P156〜159リエ - 09/4/30(木) 22:41
P156
L8 {boul{(e)=崩れた
L12 h{riss{(e)=刺のある
L12 picot(n.m.)＝とげ
L12 saillant(n.m.)＝ささくれ
リンさんは養老院からの脱走を試みます
P157
L5 plqu{(e)=ぴったり貼付けた
L7 de fortune=応急の、一時しのぎの
L8 fa^te(n.m.)＝頂上
L8 hisser=持ち上げる
P158
L14 art}re(n.f.)＝幹線道路
自由でいる、自由を得るためには言葉ができる（意志の疎通ができる）
ことと自分の位置を知っていることが大事ですね。
リンさんは避難所にいる時に、この両方を会得する時間があったはずですが、そうしなかったのは知恵が無かったのか、絶望が深かったのか。
P159
L3 songer @ =@を考える
会話で、「私は思う」は、je pense que 一辺倒でした。
最近、je me demande とje croisも使ってます。je songe も
使えそうですね。
L14 alignement(n.m.)＝一列に並ぶこと
L14 b[tisse(n.f.)＝ばかでかい建物
L21 s'effrayer de =deにおびえる
【2284】Re:La petite fille P156〜159 北川 - 09/5/2(土) 20:05
▼リエさん：
>そうしなかったのは知恵が無かったのか、絶望が深かったのか。
Bonjour!だけで通じ合える喜びが深かったから、十分だったのかもしれません。
美しいですね。
【2286】La petite fille P160〜162 リエ 09/5/4(月) 0:06
P160
L5 taper=（陽が）照りつける
Le soleil tape dur.
L7 f]lure(n.f.)＝ひび、割れ目
L8 s'{garer=迷う
L11 {merger=頭を出す
L12 tournoyant(e)=旋回する
L13 aigrette(n.f.)＝冠毛
L14 tournoyer=旋回する
P161
L3 obliquer=斜めに進む
L8 t]te(n.f.)＝顔、表情
L11 graisseux(se)=油で汚れた
L13 de justesse=かろうじて
L15 d{chiqu{t{(e)=縁がぎざぎざの
L16 regard(n.m.)＝マンホール
L16 {gout(n.m.)＝下水
L19 c{der=折れる、切れる
L20 gorg{(e)=deでいっぱいの
L21 catastroph{(e)=（話）弱り切った、うちのめされた
L22 essorer=水分を搾り取る
L24 d{passer=超える、はみ出る
L24 d{marche=足取り
P162
L2 boiter=びっこを引く
L2 {coeurant(e)=脂っこい、むかつくような
L3 peignoir(n.m.)＝ガウン
L4 pan(n.m.)＝裾
L5 croupie(e)=水が淀んで腐った
L6 subitement=急に
L7 complice＝ひそかに味方する
L10 menu(e)=ささやかな
L10 incidnet(n.m.)＝小事件
L24 animosit{(n.f.)＝敵意
【2297】La petite fille P163〜165リエ - 09/5/14(木) 12:34
P163
L2 propos (n.m.)＝言葉
L2 @ son {gard=彼らの目に
L19 viller=錐で刺す
L19 hanche (n.ｆ.)＝腰
L21 r{verb}re (n.m.)＝街灯
P164
L11 d{guerpir=急いで立ち退く
L11 ficher le camp=(話)立ち去る
L12 attroupement (n.m.)＝人だかり
L15 badaud(e)=野次馬
L16 pintade (n.ｆ.)＝ほろほろ鳥
L17 fumier (n.m.)＝堆肥
L17 basse-cour (n.ｆ.)＝養禽場
P165
L1 aff^t{(e)=研がれた
L2 {corcher=皮をむく
L9 hagard(e)=取り乱した
【2300】La petite fille P167〜170 リエ - 09/5/17(日) 23:12
P167
L10 s'en vouloir de =〜で自分に腹を立てる
L13 imposer qc @ qn=人に何を強いる
L13 ballottement(n.m.)＝動揺
P168
L15 meurtri(e)=心を傷つけられた
L18 s'entrechoquer=ぶつかりあう
P169
L9 aum`ne(n.f.)＝施し
faire l'aum`ne @ qn
L9 prendre A pour B=AをBとみなす
L15 immuablement=変わること無く
L20 {touffer=重苦しくさせる
L22 entra^ner=引きづられる
P170
L1 contraint(e)=強制された
L2 bagnard(n.m.)＝徒刑囚
L6 damier(n.m.)＝市松模様
ここでは水田のようです
L11 se cogner=ぶつかる
L14 propre(n.m.)＝特性
L17 tourbillon(n.m.)＝回転支軸
L19 percuter=ぶつかる
リンさんが歩き疲れている様子がよく出ています。
【2303】Re:La petite fille P167〜170 伊藤愿 - 09/5/23(土) 22:38
▼リエさん：こんばんは
>
>P167
>L10 s'en vouloir de =〜で自分に腹を立てる
「悔やむ」という訳語もあります。
【2301】La petite fille P171〜174 リエ - 09/5/21(木) 23:25
P171
L1 reprendre pied=立ち直る
L6 massif(n.m.)＝植え込み
L8 s'emballer=興奮する
L18 apparition(n.m.)＝幽霊
L21 lassitude(n.f.)＝疲労
L22 purid（e）=腐敗した
L22 an{antir=ぐったりさせる
P172
L1 Le soleil n'a jamais {t{ aussi beau.
かつて、太陽がこれほど美しかったことはなかった。
L3 {prouver=(感情を)感じる
L12 tenir @ =＠に執着する
リンさんはもう少し言葉を覚えてもいいと思いましたが、
この場面でBonjour!を効果的に使うために、作者はこの一語しか
知らないという状況にこだわったのでしょう。
P173
L2 inutile＝無益な
L15 se r{signer @ =@をあきらめて受け入れる
P174
L14 ne pas dire un tra^tre mot＝一言も言わない
L21 d{sempar{(e)=途方にくれて
話としては手がかりがないほうが出会いが劇的ですが、
住んでいた場所がわかっているのだから、住所、年格好で
調べられそうな気がします。通訳の女の子だって捜せそうだし。
Barkさんにも知恵がない気がしますね。
【2302】La petite fille P175〜178 リエ - 09/5/21(木) 23:37
P175
L24 parchemin{(e)=しわだらけの
P176
L7 fr`ler=かする
L8 radieux（se）=喜びに輝いて
L24 se figer=(恐怖で血が)凍る、硬化する
P177
L5 d{raper=(車輪が)スリップする
L11 armure(n.f.)＝甲冑
リンさんは友人を見つけた喜びで一杯で、車が行き交う通りに飛び出します
P178
幸福の瞬間に、リンさんは故郷の様々なにおいを思い出します。その時、
車がリンさんをはねます
【2304】La petite fille P179〜183 リエ - 09/5/24(日) 1:03
P179
L4 percuter=ぶつかる
L11 prostr{(e)=虚脱した
L12 fender=押し分けて進む
L12 attroupement(n.m.)＝群衆
P180
L2 corolle(n.f.)＝花冠
L18 d{clivit{(n.f.)＝傾斜
L20 {bauche(n.f.)＝下絵
手の平の形のような血の流れ、忘却の泉を思い出させますね
P181
L1 confus{ment=ぼんやりと、漠然と
L3 ]tre question de =deが問題になっている
P182
L23 f{brile=熱っぽい
sang di~を思う気持ちが、リンさんの生きる力になって
いますね。Sans Dieuと同じ音なのが、皮肉な気がします。
リンさんには、神がいなくても人形がいる、というわけです。
P183
L7 bitume(n.m.)＝アスファルト
L10 attroup{(e)=集まった
L12 assommer =うんざりさせる
L14 songer=考える
L17 saccage(n.m.)＝踏み荒らすこと
L24 invincible=不屈の
飢餓と戦争をくぐり抜けてきたリンさんは不屈です。
車には負けない、というわけですね
P183
Bonjour のくりかえし
二人が会えた喜びが、この言葉にこめられています
L15 d{pender de 〜＝〜に因る
シンプルで淡々とした語り口だっただけに、戦争の悲惨さが
身にしみる物語でした。
【2305】Re:La petite fille P179〜183 北川 - 09/5/24(日) 6:37
▼リエさん：
>シンプルで淡々とした語り口だっただけに、戦争の悲惨さが
>身にしみる物語でした。
クローデルは残忍な場面をできるだけ克明に描きたくなる作家のような気まします。この小説はそこを抑えて、静かに静かに、言葉の壁をのりこえた物語だったのが、とても心地よかったです。
「リンさんの小さな子」の後に出たフィリップ・クローデルの「ブロデックの報告書」は長編でなかなか良かったです。やはり戦争が題材です。
それではお約束の；
ツリー、２１８１の訳です。
老いも若きもただ従順に、ほんのわずかな身の回りの物だけを手に、これからどこ行くのかもわからないまま、寒空の下で待っている。
【2307】Re:La petite fille P179〜183 リエ - 09/5/24(日) 17:29
>クローデルは残忍な場面をできるだけ克明に描きたくなる作家のような気まします。
前に読んだ「灰色の魂」も、拷問シーンなどが克明で、読むのがつらかったです。
でも、こういう本を通して、戦争を知らない人たちにその悲惨さが
伝わるのは良いことだと思います。
>ツリー、２１８１の訳です。
>老いも若きもただ従順に、ほんのわずかな身の回りの物だけを手に、
これからどこ行くのかもわからないまま、寒空の下で待っている。
まだ、原文と合わせていませんが、リンさんの文体に合わせたシンプルな訳文ですね。
赤ん坊とも人形ともとれる訳し方に工夫がありそうです。
私はまわりに影響されないわがまま人間なので、病気の騒ぎは
意に介しませんが、そう言っていても、かかるときはかかるでしょうね。
実はマスクが嫌いで、子供の時からマスクをしたことがありません。
病人が増えたら、家にいる算段をします。
次回の読書会もよろしく(^_^)。
【2306】Re:La petite fille P179〜183 リエ - 09/5/24(日) 17:22
もう少しとんとんと行くとよかったのですが、
途中で映画のノベライズを引き受けたので、
夜の自由時間がなくなり、読むのに時間を取られました。
この本はこれで終わりです。
おつきあいくださったみなさん、ありがとうございました。
【2311】Re:La petite fille P179〜183 yuka - 09/5/25(月) 17:38
▼リエさん：
今回２度目だったので、最初から人形だと知っていて読んだのですが、本当に上手に描写されているなあと思いました。
戦争の悲しさはもちろんですが、言葉が通じなくても分かり合える温かさと言葉が通じさえすればこんなことにならないのにという歯がゆさを強く感じました。
「ことば」について考えさせられる本でした。
悲しい結末でなかったことが救いです。
リエさん、お疲れ様でした(^^)
皆様、また次の本でご一緒しましょう！
【2314】Re:La petite fille P179〜183リエ - 09/5/26(火) 1:11
▼北川さん：
>ツリー、２１８１の訳です。
>
>老いも若きもただ従順に、ほんのわずかな身の回りの物だけを手に、
これからどこ行くのかもわからないまま、寒空の下で待っている。
この部分読み返してみました。
attendant tel que ~
que 以下のような状態で待っていた、ということですね。
telの用法は、あまりなじみがないので難しく感じますが、これも慣れでしょう。
【2318】Re:La petite fille P179〜183伊藤愿 - 09/5/27(水) 0:50
北川さん
それではお約束の；
>ツリー、２１８１の訳です。
>
>老いも若きもただ従順に、ほんのわずかな身の回りの物だけを手に、これからどこ行くのかもわからないまま、寒空の下で待っている。
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Upしてくださってどうもありがとうございます。
実は 訳書を古本で買って、この部分をこっそり見ておりました。掟を破ってすみませんでした。(北川の姐さん、申し訳ござんせんでした)
作者は、リンさんが抱いてる女の子が人形とだと地の文ではっきりと書くまでは、読者が人間の赤ちゃんだと誤解するように、でも読み返せばちゃんと人形の描写になっていると解釈できるように書いています
題名も、作品の最後の文と同じに La petite-fille de Monsieur Linh 「リンさんの孫娘」とすると 嘘になるので La petite fille de Monsieur Linh「リンさんの小さな女の子」にしてあるんでしょうね。
地の文でサン・ディウが人形だと始めて書かれているのは、確か、事故のあと、野次馬の一人の足元に サン・ディウを見つけた時だったと思います。
それよりだいぶ先に バルクさんに
「かわいい人形をお連れだね。名前は？」と喋らせています。
このとき読者は [人形のようにかわいい女の子]を[かわいい人形]と言ったのだと勝手に誤解したのでした。人形の名前を訊くはすがないと思い込んで。
読者のミスは誘うが、嘘はつかない。こういうのを叙述トリックというのだと思います。
あと気づいた伏線として
リンさんが息子夫婦の遺体を見つけた時に、傍らにあった人形は
et plus loin la petite, les yeux grands ouverts, emmaillotee, indemne,
「それから少し離れたところに、産着でくるまれ、目をぱっちりと開けたままの無傷の赤ん坊」(高橋啓氏の訳書)と描写されていて
野次馬の足元に見つかった時の人形の描写
Ses yeux sont grands ouverts. Elle n'a rien. Aucune eraflure.
「目を大きく見開いている。無事だ。かすり傷ひとつもない」
の伏線になっています。
一つ疑問に思った点があるのですが、二人で麻雀はできるのでしょうか？
【2320】Re:La petite fille P179〜183 北川 - 09/5/27(水) 6:28
伊藤愿さん：
>実は 訳書を古本で買って、この部分をこっそり見ておりました。掟を破ってすみませんでした。(北川の姐さん、申し訳ござんせんでした)
掟やぶりですか？（笑）
あの〜、こっそりなんておっしゃらずに、どうぞ、カミングアウト、なさってくださいませ。私は、今回は訳本は買わないで頑張ることにします。
みなさんのお助けを最大限に使わせていただいて、楽しみます。
よろしくお願いいたします。
【2323】Re:La petite fille P179〜183 リエ - 09/5/27(水) 20:50
男たちはカードをやっていたと思いましたが、
そう言えば、どこかに麻雀の記述がありましたね。
ふつうは４人でやるものですよね。